マーモットが掲げる秋冬登山時の快適なウェア内環境、温度32℃±1℃、湿度50%±10%という
「快適ストライクゾーン」へと向かう道「ROUTE 32 50」。このゾーンへ近づけるインサレーション
「ウールラップ コンパクト ジャケット(WOOLWRAP Compact Jacket)」を徹底チェック!
構成・文=佐藤慶典 デザイン=a-pexdesign 協力=デサントジャパン
WOOLWRAP
Compact
Jacket

 ウールラップ コンパクト ジャケットを紹介する前に、「ROUTE 32 50(ルート・サン・ニー・ゴー・ゼロ)」について説明しよう。ROUTE 32 50は、マーモットの2018年秋冬コレクションのプロダクトテーマだ。

 秋冬登山時に人間が快適に感じるウェア内の温度と湿度は、32℃±1℃、50%±10%だという。マーモットは、この暑くも寒くもなく、蒸れのないウェア内の温度&湿度の範囲を「快適ストライクゾーン」と名付けた。このゾーンへ向かう道(ルート)こそがROUTE 32 50なのだ。いかにして快適な温度と湿度にアプローチするのか。ROUTE 32 50をテーマに、ウェア内の環境をコントロールして快適ストライクゾーンへ近づけるウェアづくりが行われている。

WOOLWRAP
Compact
Jacket

 ウェア内の温度と湿度をコントロールして快適ストライクゾーンへ近づけるウェアの研究・開発から生まれた素材が、ウールを20%、キュプラ20%、ポリエステル60%を使用した、ダウンでも化繊でもない第3のインサレーション素材「ウールラップ(woolwrap)」。

 シート状になった中わたは、ウールならではの「湿気を吸って熱に変える」「湿気を適度に吸放出し、蒸れを防ぎ、長時間衣類内を快適に保つ」「濡れても温かい」という特長に加え、圧縮されてもかさ高をキープするキュプラの採用で「わたがヘタらず、高い保温力が維持でき、型崩れしない」という長所も持つ。さらに、ポリエステルの「濡れに対する強さや高い耐久性」も持ち合わせている。

 吸放湿性があり、温かくて汗抜けのいい保温素材、ウールラップは、汗冷えや低体温症を防ぐため、保温性と同様に優れた調温&調湿性が求められる秋冬の登山に最適な中わたと言えるのだ。

WOOLWRAP
Compact
Jacket

 この秋、呼吸するインサレーション素材、ウールラップの保温力の高さと優れた吸放湿性を生かしたウェア「ウールラップ コンパクト ジャケット(WOOLWRAP Compack Jacket)」がマーモットからリリースされた。

 身頃や袖、襟など、すべての部位にウールラップを封入。封入量は40g、ジャケット自体の重量も260gと軽量だ。羽織ってみると、ふんわりした感覚で、とても着心地がいい。着た瞬間から「即、完全保温!」というのではなく、「さりげなく保温する」といった印象だ。これは、透湿性と保温性を有するウールラップの特性に他ならない。秋冬の登山では寒さ対策と汗冷え対策はつきもの。このジャケットを着用すれば、登山開始時は体を保温し、体が温まってきたら、オーバーヒートしないよう、放湿・放熱を行ってくれるため、衣類内が常に快適に保たれる。また、生地には防風・はっ水性があるため、多少の雨や雪なら問題なし。稜線に出て風に吹かれて、慌ててハードシェルを着る必要もない。保温しすぎない保温着、ずっと着続けられるいインサレーションウェア、それが、ウールラップ コンパクト ジャケットなのだ。

 ちなみに、カタログ上ではストレッチ性についての言及はないが、立体裁断と、生地に若干のストレッチ性が見られるため、腕を高く上げるような動作をしてもストレスはない。左胸には内ポケットが付いており、ひっくり返して本体を収納できるポケッタブル仕様となっている。また、2 in 1モデルとなっており、マーモットの2 in 1システムに対応したジャケットのインナーとして、ジッパーで固定することも可能となっている。

 温かさと透湿性、また、軽さやコンパクト性、防風、はっ水性など、秋冬の登山に必要な要素を高次元でバランスさせ、快適ストライクゾーンへと導くウールラップ コンパクト ジャケット。今シーズンの登山にぜひ!

Athlete Voice

角幡唯介
YUSUKE KAKUHATA
探検家、ノンフィクション作家。著書に『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)など多数。

沢登でキャンプ地の防寒衣として使ったのが最初でしたが、軽いわりには暖かく、蒸れが気にならないことに驚きました。ウールというと温かいけど重くて乾きにくいというイメージが強く、アウトドアの現場ではあまり使用したことはありませんでしたが、そのイメージが覆りました。厳冬期の冬山登山や極地での長期徒歩旅行など寒さの厳しい現場でも使えそうなアイテムです。
 


林恭子
KYOKO HAYASHI
日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ。単身ヒマラヤ登山に出かけ、ピサンピーク(6,091m)にシェルパとともに登頂。2018年K2(8,611m)登頂。

肌触りが柔らかくて着心地がいい。ダウンを着るほどではないかな、という気温のときに、また、少し動き回るときに適度に体を温めてくれます。また、ダウンほどのかさばり感がないので動きやすい。小さくなるのでコンパクトに収納できて、ザックに携帯しやすい点も、使いやすいです。小屋泊まりで寒かったときに柔らかい素材で寝やすそうだったので、着たまま寝たら暖かく寝られました。吸湿発熱については、振り返ってみると、寝るときは結構からだが水分を出すので、それが熱になってくれたのかもしれないです。
 


竹尾雄宇
YU TAKEO
バックカントリー、登山ガイド 。バックカントリーツアーを専門とするガイドクラブ『番亭 Bamboo tail』を設立。代表チーフガイドを務める。

登りは真冬といえど暑くなり、汗もかいてしまうことがありますが、ウールが蒸れをしっかりと吸収して発熱してくれるので、ハイクアップが終わっても寒くならず、常に快適な状態を保ってくれます。ポリエステルにより、見た目以上に保温性があるアイテムと感じました。ジャケットの内部が細かく仕切られているので、わたのヨレがなく、常に均一に上半身を包む感じで、着心地がとても良かったですね。多少暑いと感じるくらいから、風が強く寒いときまで、幅広いシチュエーションで活躍しそうです。

男性2種、女性3種をラインナップ

for Men

マーモット
ウールラップ コンパクト ジャケット

価格:19,800円+税
サイズ:S~XL
重量:260g
カラー:4色

マーモットのウェブサイトで詳しく見る

マーモット
ウールラップ クラフツマン ジャケット

価格:23,800円+税
サイズ:S~XL
重量:398g
カラー:4色

マーモットのウェブサイトで詳しく見る
 

for Women

マーモット
W’s ウールラップ コンパクト ジャケット

価格:19,800円+税
サイズ:S~XL
重量:206g
カラー:4色

マーモットのウェブサイトで詳しく見る

マーモット
W’s ウールラップ クラフツマン ジャケット

価格:23,800円+税
サイズ:S~XL
重量:364g
カラー:4色

マーモットのウェブサイトで詳しく見る

マーモット
W’s ウールラップ クラフツマン ベスト

価格:18,000円+税
サイズ:S~XL
重量:194g
カラー:4色

マーモットのウェブサイトで詳しく見る
 

■お問い合わせ先:デサントジャパン お客様相談室   0120-46-0310  http://www.marmot.jp/