DRIVE TO SNOWY MOUNTAIN
スキーのプロフェッショナルが
三菱デリカD:5&デリカミニを
徹底チェック
- 文
- 辻野 聡
- 写真
- 古瀬美穂
- デザイン
- 谷口みずも
- 協力
- 三菱自動車工業株式会社
- [PR]
- 2025.3.24
三菱デリカD:5は、
アウトドアでタフに使える車の代名詞的な存在。
デリカの弟分「デリカミニ」も、
コンパクトながらD:5譲りの優れた走行性能が光るモデルだ。
この2台の車をスキーガイドの古瀬和哉さんが徹底チェック。
雪道でも安心して走れる雪道走行性能と
積載性能を紹介しよう。
PROFILE
古瀬ふるせ和哉かずや
長野県木曽町出身。3歳でスキーを始め、中学、高校は競技スキーに打ち込む。高校卒業後、10年のスキーバム生活を経て、白馬でバックカントリースキーガイドを始める。2019年にLOCUS guide serviceを立ち上げ、現在はバックカントリースキーガイドとして、BC技術向上のためのゲレンデレッスンなどのプログラムを提供している。
PART OF MY LIFE
冬シーズンは毎日山に出かけて滑る。
車を運転することも
仕事であり生活の一部
自然を体感できるのがバックカントリースキーの魅力
一緒に運ぶので積載量の多い車が必須だ
スキーガイドでプロスキーヤーの古瀬さんは、長野県の北部、白馬村に居を構え、LOCUS guide service(ローカス ガイド サービス)という会社を経営し、冬はバックカントリースキーのガイドツアーを行なっている。バックカントリースキーとは、山の自然のままのシチュエーションでスキーを楽しむこと。大自然が相手なので、雪崩に遭遇したり、遭難したりするリスクも伴う。スキーガイドとは、バックカントリーでお客さんを引率して、安全に滑りを楽しめるようにサポートする仕事。ツアーのお客さんをピックアップしたり、スキーを運んだりするのに、車は欠かせない。
白馬で暮らしていると、仕事でスキー場に出かけるだけでなく、日常生活でも車が欠かせないという古瀬さん。運転することが仕事であり生活の一部になっている。
CHECK PERFORMANCE デリカD:5&デリカミニの 雪道走行性能チェック
デリカD:5
雪道走行で発揮される
絶対的な安心感・安定感
車でスキーに行く場合、雪道に強いかどうかは重要なポイントだ。雪道では一般的な路面に比べて滑りやすくなるので細心の注意を払いながら運転する必要があるが、車自体が雪道に強い性能をもっていると、運転がかなり楽になり、安心感も高まる。
「デリカは昔から悪路に強いというイメージがあります。今シーズン、僕の車が雪道でスタックしたときに、うちの従業員のデリカに牽引して出してもらい、頼り甲斐がありました。実際に運転しても安心感があるし、雪道走行でも絶対的な安定感を感じました。イメージ通り雪道に強い車でしたね」
デリカD:5に搭載されている4WDシステムは、AWC(All Wheel Control)で4つのタイヤに最適な駆動力を配分する電子制御4WDを採用。さらに、走行中の横滑りと発進時のタイヤの空転を抑制するASC、ブレーキ時のタイヤのロックを防ぐABSを搭載。路面状況を問わず優れた走行安定性を発揮するのが特徴だ。
さらに、ドライブモードを、燃費のいい2WD、前後輪に駆動力を最適に配分する4WDオート、後輪への駆動力を多めに配分して優れた走破性を発揮する4WDロックの3つから選択可能。路面状況に応じて変更できる。
デリカミニ
小回りが利いて視界が広く運転しやすい
デリカミニは、室内スペースの広さではデリカD:5にはかなわないが、軽自動車ならではのメリットがたくさんある。デリカD:5譲りの雪道での高い走破力も魅力だ。
「デリカD:5とデリカミニが2台あるとしたら、近くに買い物に行ったりするときには迷わずデリカミニを選びますね。お客さんがおらず、一人でスキー場に行くならデリカミニがいいです。白馬村あたりでは、雪が多いシーズンは雪を捨てる場所がなくて、駐車場や道路がどんどん狭くなります。スキー場近くの旅館街などは、もともと道路が狭い上、最近は人も多いので、小回りが利くデリカミニが運転しやすいです。乗ってみて驚いたのが、窓が大きくて視界が広く、すごく運転がしやすいこと。坂道でもぐんぐん登っていくし、走り出しの加速もいいので、ストレスはまったく感じなかったですね」
デリカミニは、デリカD:5譲りのフルタイム4WDであることに加え、トルクフルなエンジン、加速時にモーターでアシストするHYBRIDシステム、滑りやすい路面での発進時にブレーキを制御して駆動力を確保するグリップコントロールなどを装備し、圧雪路での安定した走りを提供する。
CHECK THE LOADING CAPACITY デリカD:5&デリカミニの 積載性チェック
デリカD:5
積載性は満点。
2列目シートの下にもスキーが入るのもいい
古瀬さんが車に求める性能で、走行性能同様に重視しているのが積載量の多さ。バックカントリー用のスキーは、一般的なスキーよりもサイズが長めで、より広いスペースが必要になる。さらに、夏はサーフィンやマウンテンバイクも楽しんでいる古瀬さんにとって、荷物がたくさん積める車が理想だ。
デリカ D:5は、サードシートを跳ね上げれば、最大1200㎜の荷室長の積載空間が確保できる。2列目がキャプテンシートなら両席の間には空間があり、長いものを積むときに好都合だ。
「デリカD:5ですごくいいなと思ったのが、2列目の左右のシートの間にスキーが置けるのと、2列目のシートの下にもスキーを入れることができること。シートの下に板が入らないと、いくら車が大きくても本数が積めなくなるので、すごくいいなと思いました」
古瀬さんのスキーは186㎝と長いが、2列目のシートをたたまなくても楽に載せることができる。4人でスキーに行く時でも、車の中にスキーが積めて、スキーギアを詰め込んだ大型バックも含めて4人分の荷物をラクラク積むことができる。これはデリカD:5の圧倒的な利点だ。
車内の広い空間は、積載性だけでなく、居住性も高めている。スキー場では車内でウェアを着替えたり、準備をすることも多いが、室内が広いとストレスを感じることが少なく、快適性が高い。
デリカミニ
想像以上に広い室内。
助手席を倒せばスキーを車内に積める
軽自動車のデリカミニは、デリカD:5に比べると積載スペースが小さいのは言うまでもないが、なにかと多くなりがちなスキーの荷物を積むことは可能だ。さすがに車内にスキーを載せられないかと思いきや、助手席側の後席を分割スライドさせて倒し、助手席を後ろに倒してフラットにすると、車内にスキーを積むことができた。
「僕がデリカミニをスキーで使うとしたら、常に助手席は倒しておいて、人を乗せるときだけシートを起こす。助手席を倒せばスキーは何本でも載せられそう。10本ぐらいはいけそうですね(笑)。160㎝未満のスキーなら助手席を倒さなくても載せられるし、スノーボードならもっと余裕ですね」
スペースに限りがある軽自動車だが、デリカミニの積載性には驚くばかり。さらに、後席はスライドさせることができ、最大320㎜のスライド量を実現。想像以上にたくさん荷物を積むことができる。スキーキャリアを付けてスキー板を外付けにすると、2~3名乗車でスキーに行くことも可能だ。
CHECK OUT THE VARIOUS FUNCTIONS デリカD:5&デリカミニの 多彩な機能をチェック!
凍えた手や体を温めてくれる
ステアリングヒーター&シートヒーター
冬のハイシーズンでは、スキー場に出発する休日の冷え込んだ朝や、滑り終えて車で移動する際、手や体が凍えてしまうのはよくあること。そんなときにありがたいのがステアリングヒーターとシートヒーターだ。特にステアリングヒーターは、ハンドルに手を添えているだけで凍えた手を温めてくれるので、ハンドルから手を離さずに運転に集中できるのがいい。
「フィールドではずっとグローブをしていますが、お客さんのスキーを積む時や荷物をしまう時とか、どうしても素手になります。運転しようとする時に、手が冷たくて“ハァー”と息を吹きかけることや温風が出るところに手をかざすことが多かった。今乗っている車には、シートヒーターは付いていますが、ステアリングヒーターは付いてない。今回使ってみて、すごくいい機能だと思いました。次に買う車には付いていないとダメですね」
- *デリカD:5のステアリングヒーター、シートヒーターは、BLACK Edition、P、G-Power Package、URBAN GEAR G-Power Packageに標準装備、G、URBAN GEAR Gにメーカーオプション
- *デリカミニのシートヒーターは標準装備。ステアリングヒーターはT Premium、G Premiumに標準装備
雪が車内に入っても安心な撥水シート
撥水機能付き専用コンビネーション生地を採用
スキー場では、車に積もった雪がドアを開けた際に車内に入ったり、ウェアに付いた雪で車内が濡れてしまうのはよくあること。撥水シートなら水が染み込みにくく、タオルなどで濡れたところを拭くだけでOK。シートが濡れて不快に思うことがない。
「車に乗る前に、ルーフに降り積もった雪を落としてからドアを開けるのですが、必ず雪が車内に入ってしまう。撥水シートはよく考えられていて、いいなと思いました。汚れも付きにくいと思うので。冬だけでなく夏のサーフィンに行くときにもいいですよね」
電動スライドドアで開け閉めが簡単
デリカD:5は電動スライドドアが標準装備。キーレスオペレーションキーを携帯していれば、電動スライドドアをワンタッチで開閉できる。デリカミニは、助手席側電動スライドドアを標準装備。キーレスオペレーションキーを携帯していれば、助手席側の電動スライドドアの下に足先を入れるだけで自動で開閉可能だ。
さらに、デリカD:5には、エレクトリックテールゲートを搭載。オープン/クローズスイッチを押すだけで開閉するので力いらず。自動的に絁錠するクローズ&ロック機構、開閉時に障害物に当たると反転するセーフティ機構も付いている。
- *デリカD:5のワンタッチ電動スライドドアは、Mは助手席側のみ標準装備
- *デリカD:5のエレクトリックテールゲートは、BLACK Edition、P、G-Power Package、URBAN GEAR G-Power Packageに標準装備
- *デリカミニの運転席側電動スライドドアは、T Premium、G Premiumに標準装備
IDEAL CAR FOR WINTER ACTIVITY
スキー、スノーボードに
最適な機能が詰まった理想的な車
デリカD:5&デリカミニ
スキー場に行くと必ず見かけるデリカ。デリカD:5とデリカミニは、雪道の走行性能だけでなく、ウインタースポーツを楽しむための機能がそろった、まさにスキー&スノーボードのために生まれた車だと言える。デリカD:5とデリカミニなら、スキー、スノーボードに行くのがより楽しくなるに違いない。
「車は四輪駆動がマストです。道路に雪が積もると、坂が急で四駆でないと行けないスキー場や宿があります。雪が降れば国道はきれいに除雪されますが、村道や脇道は雪が残っていたり段差ができたりするので、四駆でないとふだんの生活にも支障が出ます。あとは、スキーだけでなくサーフィンやマウンテンバイクもやるので、荷物がたくさん積めることも必須ですね」