パタゴニアのフリース「R(レギュレーター)」シリーズに
ジグザグ織りの新モデル加わる!
寒冷での激しい運動に対応する
テクニカルフリース
「R1エア」誕生
パタゴニアのフリース「R(レギュレーター)」シリーズに「R1エア」が加わった。
寒冷な状況下での激しいアクティビティに対応する保温性、通気性、速乾性を発揮するミッドレイヤー
「R1エア」の特長を、3名のトップアスリートのインプレッションとともに紹介する。 パタゴニアの「R1エア」アイテム3点
横山勝丘(よこやま・かつたか)
横山勝丘(よこやま・かつたか)
パタゴニア・クライミング・アンバサダー。国立登山研修所講師。信州大学学士山岳会所属。2011年に「ピオレドール賞」を受賞。2013年からパタゴニアのフィッツロイ・トラバースに挑んでいる。
丸山春菜(まるやま・はるな)
丸山春菜(まるやま・はるな)
パタゴニア・スノーボード・アンバサダー。16歳でスノーボードに出会い、翌年には長野へ。いつしか雪の上で過ごすことが人生の一部に。母となった現在も、美しいライディングスタイルでターンを描き続ける。
石川弘樹(いしかわ・ひろき)
石川弘樹(いしかわ・ひろき)
パタゴニア・トレイルランニング・アンバサダー。日本初プロ・トレイルランナー。国内外の競技に参戦するかたわら、トレイルランニングの普及にも力を注ぐ。イベント講師や大会プロディースも手掛ける。
ジグザグ織り生地に秘密あり

パタゴニアの「R(レギュレーター)」シリーズに加わった「R1エア」は、保温性に加え、優れた通気性や速乾性も兼ね備えた新開発のテクニカルフリース。「R1」よりも、通気性があり、より心拍数の上がる運動に適したモデルと言える。「フルジップ・フーディ」「ジップネック」「クルー」の3タイプをラインナップする。

例えば登山の場合、アプローチや休憩中には高い保温力を、行動中は吸湿発散性を活かしウェア内を快適に、急登では秀でた通気性と速乾性で、オーバーヒートや汗冷えを未然に防ぐ効果が期待できる。

一日中着ていても快適で、幅広いシーンに対応できる機能性の高さの秘密は、独自のジグザグ織りの生地にある。ストロー状の中空糸を使ったジグザグ織りの生地がロフト(嵩高)を保ち、寒冷下でも温かさを発揮する。一方、ジグザグの細い溝の部分は生地が薄くなっており、通気性があるため、効果的に熱や湿気をウェア外へ放出できるようになっている。また、ストレッチ性を織りで実現。生地自体に湿気がこもりにくく、速乾性が高い。

そんな薄手ミッドレイヤーの「R1エア」を、テスト段階から着用している横山勝丘さん、丸山春菜さん、石川弘樹さんに話を聞いた。

  • 「R1エア」を着用した横山勝丘
  • 「R1エア」を着用した横山勝丘
  • 「R1エア」を着用した横山勝丘
クライミング・アンバサダー/横山勝丘
写真/佐藤正純

 

温かく、継続して行動しても、蒸れ感がない

米国・ユタ州でのクライミング・トリップの際に、初めて「R1エア」を着用したというクライマーの横山さん。

「Rシリーズの定番モデル『R1』に比べ、『R1エア』のほうが軽く感じました。軽い着心地で、重量感がないって言ったほうが適当かもしれません。コロナ禍で残念ながら、厳冬期のクライミングでは実践できていませんが、十分に保温力は感じられました。また、(汗の)抜け感も『R1』に比べて高いですね。ジグザグ織りの溝からの汗抜けのよさのせいか、継続して行動しても、蒸れ感がない」

寒冷下での保温力、汗抜けのよさに満足の様子だが、風が吹くと、通気性のよさゆえ、若干寒く感じることもあったという。

「風が出てくると、ちょっと風が抜ける感じはありますね。ただ、これは風を遮るシェル、たとえばパタゴニアのフーディニや雨具を羽織れば、まったく問題なし。本来の保温力が得られます。『R1エア』は、薄いシェルを携行し、適宜、併用することを前提にするといいでしょう」

寒冷下での発汗を伴うアクティビティに最適な「R1エア」は、冬期の登山やハイキングなどにもぴったりなのは言うまでもないが、プロのアルパインクライマーである横山さんは、最適なクライミングシーンについて次のように言及する。

「通気性や汗抜けのよさを、より活かすのであれば、『R1エア』単体、あるいは、薄いシェルを羽織る程度でクライミングできる時期や場所で使用するのがいいでしょう。例えば、ヒマラヤやパタゴニアなどでは『R1エア』だけで行動するには寒く、上に着込むことになり、『R1エア』の機能性を活かせません。また、冬期の北アルプスなどで本チャンの壁をクライミングする際は、それほど大量に汗をかきませんし、ビレイもあるので同様です。国内であれば、晩秋や残雪期といった、それほど寒くない時期に、瑞牆山などでのマルチピッチクライミングで着用すれば、一日中、快適に行動できると思います」

「R1エア」と「R1」との使い分けについても聞いてみた。

「動き続ける、または発汗を多く伴うアクティビティや人に『R1エア』は向いていますね。抜けのよさとシェルを併用することを考えると、『R1エア』のほうが対応するシーンは多いでしょう」

気温や登山スタイル、襟やファスナーのある・なしによって異なるので一概には言えないが、ゆっくりと行動して発汗が少ない、あるいはストップ&ゴーが多い場合などは「R1」を。行動し続ける、急登やハイクアップなどで汗処理を必要とする、寒暖差が激しい場合や、暑がりの人は「R1エア」をチョイスするといいだろう。

「フィッティングは、わりとスリムです。自分はいつもMサイズですが、『R1エア』だと、前腕と肩の辺りがちょっとタイト。これは、自分の体形のせいかもしれませんが・・・。購入の際は試着することを勧めますね」

  • 「R1エア」を着用した丸山春菜
  • 「R1エア」を着用した丸山春菜
  • 「R1エア」を着用した丸山春菜
  • 「R1エア」を着用した丸山春菜
スノーボード・アンバサダー/丸山春菜
写真/藤生克秀

 

着心地、デザイン、防臭・耐久性もお気に入り

「R1エア」の第一印象は、「軽くて、肌触りがいい・・・でも、ちょっと通気性がよすぎそう」だったというスノーボーダーの丸山さん。

「フィールドで着てみると、軽くて着心地がよくて温かい。ただ、思ったほど風が抜けるわけではありませんが、風が強いと少し寒さを感じました。でも、フィールドに出るときに、『R1エア』のみということはないと思いますので、上にシェルを重ね着すれば事足ります。逆に通気性のよさから、心拍数が上がる運動をしても、ウェア内が蒸れずにとても快適でした。また、汗をかいても、速乾性が高いので、汗冷えしにくかったです」

シーズン中、フィールドで過ごす時間が増えるという丸山さんは、「R1エア」の着心地やデザイン、防臭性、耐久性もお気に入りのポイントだという。

「長い時間着用するので、着心地がいいことが前提です。その点、『R1エア』はストレスがありません。着丈が長めで、滑走中に背中が出ることもありませんでした。クルータイプをよく使っていますが、見た目もかわいいですし、普通のセーターみたいでどんな服にも合わせやすい。滑ってから一旦宿へ戻って、ボトムだけ着替えて、そのまま街や温泉へ出かけられます。防臭効果も高いので、ぜんぜん臭くならない。汚れたら、洗濯して、翌朝には乾いてますから、ずっと着ていられます。もう、遠征や旅では、手放せません! 耐久性があるのもいいですね。子どもの抱っこなどをしても毛玉になりにくく、シーズンを通して着てもヘタりません」

タイプやサイズ感について聞いてみた。

「スノーボードでは、ベースレイヤーの上に『R1エア』、その上にマイクロ・パフとジャケットを着るので、首回りがかさばらないよう『クルー』を着用しています。普段使いや重ね着しないときは、『フルジップ・フーディ』が使いやすいですね。『R1エア』は、タイトフィットなフォルムのせいか、私の場合は、やや前腕が細めに感じます。いつもはSかMを着ていますが、『R1エア』はMを着ています。購入の際は、『R1エア』の下や上に何を着るのか、レイヤリングを考えてタイプやサイズを選ぶといいでしょう」

「R1エア」を着用した石川弘樹
トレイルランニング・アンバサダー/石川弘樹

 

機能性の高さと着心地のよさから、手放せない

トレイルランナーの石川さんは、初めて『R1エア』を着用した際、その肌触りと着心地のよさを実感したという。

「『R1』とは肌触りが違いましたね。まったくカサカサせず、コットンのような肌触り。滑らかで、なにより着心地がいい。また軽くて、負担にならない」

ミッドレイヤーに分類される「R1エア」は、ベースレイヤーを着た上に重ね着するのが一般的だが、石川さんは、ちょっと変わった着用の仕方を実践している。

「『R1エア』は、素肌の上に直接着ています。トレイルランニングでは汗が出続けます。もし、ベースレイヤーの上にミッドレイヤーを着ていると、汗処理が追いつかず、ベースレイヤーが保水して重くなりますし、汗冷えの原因にもなります。『R1エア』は、自分の中では、抜けがよく、速乾性があり、幅広く使えるトレイルランニング用の最も保温力のあるベースレイヤー、という位置づけです」

使用して以来、冬期のトレイルランニングの必須アイテムになっているという石川さん。

「その年の気候や走るエリアにもよりますが、9月頃なら、『キャプリーン・サーマルウェイト』を、10月、11月に少し肌寒くなってきたら、『R1エア』を使います。12月以降、さらに寒い場合は、スタート時に、『R1エア』の上に『フーディニ』などを着て走りはじめ、体が温まったら脱ぐというスタイルです。『R1エア』は、走ると適度に風が抜けて、オーバーヒートを防いでくれ、速乾性もあって、ザックを背負った背中以外はドライです。仮に汗で濡れても、べたつきませんし、保水しにくいせいか、生地をつまんで弾くだけで汗が飛ぶので、汗冷えもしにくい。機能性の高さと着心地のよさから、手放せないアイテムになっています。できれば、同素材でタイツも作ってほしいですね」

サイズやタイプ選びも独特だ。

「普段はSサイズですが、より肌にピッタリしているほうが温かく、汗処理も効果的なので、トレイルランニングではXSを着用します。XSだと、よりタイトフィットになりますが。ストレッチ性に関しても不満はありません。個人的には、シンプルな丸首が好きなので、『クルー』タイプ、もしくは、ベンチレーション効果がある『ジップネック』を使用することが多いです。『フルジップ・フーディ』は、ネックゲーターいらずですし、フルジップだからベンチレーション効果が高くていいのだけれど、自分は肌の上に直接着るので、フルジップだとちょっと見た目が・・・。フーディの下が素肌って、あまり見ませんからね(笑)」

プロ・トレイルランナーとしての「R1エア」の使い方には驚かされるが、「R1エア」は一般的な登山でも有効だという。

「寒冷下での保温性の高さ、それでいて通気性や速乾性もあるので、ドライで汗冷えしにくい。これは、ジワーっと汗をかく一般的な登山でも有効です。本来のミッドレイヤー的な使い方をするのなら、素材の機能性を活かすために、ファーストレイヤーや肌のドライを目的とした極薄のレイヤーを『R1エア』の下に着る程度がいいかと思います。いずれにしても、あまり重ね着し過ぎないことが重要です」

★     ★     ★

アルパインクライマー、トレイルランナー、スノーボーダーといったトップアスリートにとって満足のいく仕上がりの「R1エア」は、多くの登山者にとっても、使えるウェア、であることは間違いない。独自のジグザグ織り生地による高い保温性と、これに相反する通気性、また速乾性を持つ「R1エア」を使用すれば、寒冷下でも温かく、かつオーバーヒートを防いだ快適な山行が可能だ。幅広いシーンに対応し、着心地がよく、ストレスなく一日中着ていられ、汗冷えのしにくい「R1エア」なら、冬期の登山やハイキングはもちろん、縦走やファストパッキング、無雪期の高峰登山も、より快適に、より安全に行うことができるだろう。


DETAIL of R1 AIR
細部の特長

保温と通気を両立する
独自のジグザグ織り生地
ストロー状の中空糸を使ったジグザグ織りの生地が激しい運動中も保温性と通気性、速乾性を発揮し、ウェア内の快適性を保つ。
「R1エア」細部の特長

縫い目を位置を後方へずらし
着心地をアップ
肩部分の縫い目を後方へずらすことで、バックパックのショルダーハーネスとの干渉を防ぐ。ストレスなく、快適に背負える。
「R1エア」細部の特長

ソフトな着心地を実現する
カフと裾
裾の背中側と、袖口に施された速乾性と伸縮性を備えた縁取りが、フィット感を向上し、ソフトな着心地を実現する。
「R1エア」細部の特長

小物を入れるのに
便利なポケット
小物の収納に便利なジッパー付きポケット。写真は男性用フルジップ・フーディ。女性用クルーとジップネックはポケット位置が工夫されている。
「R1エア」細部の特長

ハンドウォーマーにもなる
ジッパー付きサイドポケット※
フルジップフーディには、寒冷時にハンドを―マ―として使えるポケットを装備。ジッパー付きで、収納物の落下を防げる。
「R1エア」細部の特長

しっかり顔を覆う
すっきりフィットのフード※
ヘルメットの下にも着用しやすい、頭部によくフィットするフード。鼻下まで覆うので、ネックゲーターやビーニー要らず。
「R1エア」細部の特長
リサイクル・ポリエステル
100%素材
ジグザグ織りのメイン生地には、5.7オンスのリサイクル・ポリエステル・ジャガード・フリース100%を使用。
ハイキュ・フレッシュ
耐久性抗菌防臭加工
吸湿発散性に優れるジグザグ織りの生地には、独自のハイキュ・フレッシュ耐久性抗菌防臭加工済み。
フェアトレード・サーティ
ファイドの縫製を採用
フェアトレード認証の縫製を採用し、社会的かつ環境的遵守と、労働者の健康と安全を促進している。
※は、R1エア・フルジップ・フーディ(男女)のみの装備です。

LINEUP of R1 AIR
ラインナップ
patagonia メンズ・R1エア・フルジップ・フーディ
patagonia
メンズ・R1エア・フルジップ・フーディ
  • 価格=20,000円(税別)
  • サイズ=XS~XL
  • カラー=クレーターブルー、他2色
  • 重量=366g(M)
patagonia ウィメンズ・R1エア・フルジップ・フーディ
patagonia
ウィメンズ・R1エア・フルジップ・フーディ
  • 価格=20,000円(税別)
  • サイズ=XXS~L
  • カラー=レーゲングリーン、他2色
  • 重量=309g(M)
patagonia メンズ・R1エア・ジップネック
patagonia
メンズ・R1エア・ジップネック
  • 価格=14,500円(税別)
  • サイズ=XS~XL
  • カラー=パープル、他3色
  • 重量=289g(M)
patagonia ウィメンズ・R1エア・ジップネック
patagonia
ウィメンズ・R1エア・ジップネック
  • 価格=14,500円(税別)
  • サイズ=XXS~L
  • カラー=レーゲングリーン、他1色
  • 重量=252g(M)
patagonia メンズ・R1エア・フルジップ・フーディ
patagonia
メンズ・R1エア・クルー
  • 価格=12,000円(税別)
  • サイズ=XS~XL
  • カラー=マルチブラウン、他3色
  • 重量=275g(M)
patagonia ウィメンズ・R1エア・クルー
patagonia
ウィメンズ・R1エア・クルー
  • 価格=12,000円(税別)
  • サイズ=XXS~L
  • カラー=スパニッシュレッド、他2色
  • 重量=238g(M)
パタゴニアロゴ
問い合わせ先
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
https://www.patagonia.jp/contact/