着心地も耐久性もUP!
パタゴニアの全天候型定番レインウェア
トレントシェル 3L
山岳ガイド佐藤勇介が試す
今春アップデートされ、より進化したパタゴニアのレインウェア「トレントシェル3L」シリーズ。
なかでも人気のジャケットとパンツを山岳ガイドの佐藤勇介氏がインプレッション。
海の見える低山ハイキングでわかったトレントシェル3Lの着心地や機能性とは!
佐藤勇介(さとう・ゆうすけ)
日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド(ステージⅡ)。1979年生まれ、山形県出身。大学ワンダーフォーゲル部への入部以来、山へのめり込み、26歳で山岳ガイドとして独立。2012年、東京都立川市にクライミングジム「カメロパルダリス」を開業。監修書に『ヤマケイ登山学校 登山入門』(山と溪谷社)がある。
ウェブサイトhttps://essential-line.com/

「山へ入ったら、レインウェアは最後の砦」

「レインウェアって、悪天時に身を守る最後の砦なんです。だから、レインウェア選びは慎重に行いたいですね」と語るのは、山岳ガイドの佐藤勇介さん。

「まず重要なのは防水性。濡れは体温を奪うため危険です。防水性のしっかりしたものを選ぶ必要があります。同じく、汗をかきすぎてウェア内が濡れてしまうのもよくないので、透湿性も必須です。また、山では、気温が低くなったり、強い風が吹き荒れたりすることも。そんなときのため、防寒性や防風性も重視します」

さらに、ストレスのない着心地もレインウェアには大切だという。ひとたび雨が降れば、長時間着続けることも珍しくないレインウェア。体の動きに追従しない、自身の体にフィットしない、あるいはパーツや構造に不具合があると、心的、肉体的ストレスになってしまうのだ。

加えて、佐藤さんは、山岳ガイドならではのレインウェア選びの要素として、耐久性を挙げる。「ガイドは頻繁に山へ入りますから、すぐにヘタったり、破れたりするものはNGです。山岳ガイドにとっては高耐久であることも重要な要素です」

一般ユーザーのレインウェア選びにおいても同様のことが言えるという。

「山岳ガイドであろうと、一般ユーザーであろうと、程度の差はあれど、最後の砦たるレインウェアに求めるものは変わりません。防水透湿性、防寒性、防風性、着心地のよさは欠かせませんし、耐久性に関しても、各人の登山スタイルや使用頻度に応じた性能が求められます」

ガイド業がオフの日、インプレッションのため三浦半島の低山を歩いた
まだ肌寒いなかハイキングをスタート。早速トレントシェル3Lジャケットを着用
試しにパンツを着用。ファスナーが膝上まで開くので登山靴を履いたままでも足を通しやすい
軽量化のため、フロントファスナー部の前立ては必要最小限に設計されている

「新トレントシェルはサラっとした着心地で汎用性が高い」

パタゴニアの新しいトレントシェル3Lは、レインウェアに必要な要素を高い次元でバランスよく取り入れたモデルだと佐藤さんは分析する。

「優れた防水透湿性能を誇る生地を採用しているので信頼性があります。また、生地が2.5層から3層になり、肌触りが滑らかな裏地が加わったことで、サラっとして、着心地がよくなりました。少し汗ばんでもベタベタしないですし、防風、防寒、耐久性の面もアップしていると思います。

シルエットは、わりとゆったりめ。クライミング用などに特化したアウターだと、とてもタイトで中に着込めないことがありますが、トレントシェルは、ゆとりがあるので、残雪期や晩秋の登山、冬場の低山ハイキングなどで中に着込んだ状態でも着用できる。シーズンを問わず使える汎用性の高いモデルですね」

2.5層から3層生地に。裏地がついて滑らかな着心地を手に入れた
立体裁断のため、腕を上げるような動きにも追従する
見晴らし台に到着。風が強いが、防風性が高く、安心感がある
左ポケットを裏返して収納するパッカブル仕様。収納時はコンパクトでかさばらない

「フードを含め、細部まで作り込まれている」

シンプルに見えるトレントシェル3Lだが、細部まで作り込まれている点も見逃せないという。

「ポケットの数は最小限で、一見、シンプルに見えますが、レインウェアとしての機能は作り込まれています。例えばフードです。フードのフィット感が悪いと、雨風が侵入し、また、視界が悪くなり危険です。特に高所では滑落の危険が増します。トレントシェル3Lのフードはしっかり調節ができるので顔にフィットします。また、フォームの入ったツバが庇(ひさし)となり、クリアな視界が確保できるようになっています。さらに、最近ではヘルメットを被る機会も多いですから、ヘルメットを被っていてもフード生地が突っ張らず、顔を左右上下に振れるかをチェックするのもポイントです。メーカーはヘルメット対応とはしていませんが、ヘルメットの大きさや形状によっては、このジャケットのフードでも着用可能でしょう。

細かいことですが、鼻下まで覆う襟も秀逸ですね。顎までのものに比べれば2〜3cm長いだけですが、防風、防寒性に格段の差が生じます。裾にはドローコードがあり、腰回りからの寒気をシャットアウト。脇下には大きく換気できるピットジップも備えています。

パンツは、膝上まで開くサイドファスナー付きで、登山靴を履いたままでも着脱が容易です。ダブルスライダーになっているので、上側からファスナーを下げればベンチレーターとしても使えます。裾部分はスナップボタンで2段階の調整ができる仕様。紐のものよりも素早く調整でき、また、枝などに引っ掛かる危険がないというメリットがあります。よくできているなと思います」

快晴だったため、ペットボトルシャワーで雨を再現。防水・撥水性の高さがわかる
鼻の下まで覆う襟。防風・防寒性の高さがうかがえる
脇下には大きく開いて効果的に換気できるピットジップを搭載
膝上まで開くサイドファスナー付き。ダブルスライダー式で膝上部のベンチレーターとして使える
スナップボタンで2段階に調節可能。絞ると足元の視界が確保でき、足さばきも容易に

「初心者だからこそ、いいものを」

トレントシェル3Lの使用シーンについて佐藤さんは次のように話す。

「トレントシェル3Lは、デザイン的にも優れていて、街に馴染みます。機能的には登山で使えるしっかりしたものですから、タウンユースでもまったく問題なし。雨の日の自転車でのお買い物や犬の散歩などが、より快適になるでしょう。コーディネートしやすいので、普段着のアウターやウィンドブレーカーとして使ってもいいと思います。価格がリーズナブルなのもうれしいですね」

仲間内でもトレントシェルシリーズの愛用者がいるという佐藤さん。

「登山ガイドや仲間でも使っている人がいます。それだけいいものってことなのでしょう。レインウェアは登山初心者だろうと、熟達者であろうと、信頼のおけるものを使うべきです。むしろ初心者だからこそ、いいものを使いたい。そういった意味で、トレントシェル3Lは、おすすめできるレインウェアのひとつです」

バス停の待合室でのひとコマ。タイト過ぎないシルエットのため、リラックスできる
Point
Point 1
2.5から3レイヤーになって
着心地がアップ
採用する生地がこれまでの2.5レイヤーから裏地の付いた3レイヤーへと刷新された。これにより、袖通しが滑らかになり、着心地がアップした
Point 2
高い防水透湿性を
長期間キープ
表地は耐久性撥水加工済み。またH2Noパフォーマンス・スタンダードを採用し、優れた防水透湿性を発揮。メンブレン改良で耐久性もアップ
Point 3
環境に配慮し、リサイクルナイロン100%を使用。
また、フェアトレードで社会や環境保護に貢献
表面素材には環境に配慮したリサイクルナイロン100%を採用する。ブランドの社会的責任として、バージン原料への依存を制限し、再生原料の比率を上げることで、二酸化炭素の排出量削減に努めている。また、衣料の製造に携わる労働者をサポートする「フェアトレード・サーティファイド」などを行い、社会や環境保護に貢献している
Lineup
メンズ トレントシェル3L ジャケット
  • 価格=20,000円(税別)
  • カラー=アンデスブルー(写真)ほか8色
  • サイズ=XS〜XXL
  • 重量=394g
ウィメンズ トレントシェル3L ジャケット
  • 価格=20,000円(税別)
  • カラー=ローマ—レッド(写真)ほか7色
  • サイズ=XXS〜XL
  • 重量=354g
メンズ トレントシェル3L パンツ
  • 価格=16,000円(税別)
  • カラー=ブラックのみ
  • サイズ=XS〜XXL
  • 重量=335g(レギュラー)、320g(ショート)
ウィメンズ トレントシェル3L パンツ
  • 価格=16,000円(税別)
  • カラー=ブラックのみ
  • サイズ=XXS〜XL
  • 重量=309g(レギュラー)、301g(ショート)
■ 問い合わせ先 パタゴニア日本支社

0800-8887-447(フリーコール・通話料無料)
10:00~17:00 (日曜・年末年始は休業)