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もっと身近に山を感じるために WILD-1で見つけるパタゴニア・ハイク・コレクション

もっと身近に山を感じるために WILD-1で見つける
パタゴニア・ハイク・コレクション

全国のWILD-1では、2022年秋冬のパタゴニア・ハイク・コレクションが続々と入荷し、デイハイクから縦走登山までのハイキングシーンをカバーする、さまざまなアイテムがラインナップされている。フィールドに囲まれた群馬県高崎市にある「WILD-1高崎店」で、スタッフにお店の特徴や自身のアウトドア・アクティビティ、おすすめのハイク・コレクションのアイテムについて聞いた。

文=小川郁代 写真=奥田晃司 Sponsored contents 2022.10.07

地域のフィールドに寄り添う
エリア密着型アウトドアショップ
「WILD-1」

地域のフィールドに寄り添うエリア密着型アウトドアショップ「WILD-1」

まだ日本では「アウトドア」という言葉が一般的ではなかった1984年、WILD-1は栃木県宇都宮市で誕生した。日本のアウトドアの発展とともに成長し、現在は関東を中心に全国22店舗を展開。それぞれの地域や特性に合わせた品揃えをし、周辺エリアの情報発信を積極的に行なうなど、地域に密着した店づくりを行なっている。

「人の力だけで楽しめるアクティビティ」を軸に、登山やハイキング、キャンプなど、扱う商品はアウトドア全般にわたるが、そのルーツは創業者の趣味だったフィッシング。釣りだけを楽しむところから、キャンプ泊をしながら釣りをする、魚を求めて山に登る、とアクティビティの幅が広がるように、次第に取り扱いの範囲をアウトドア全般へと広げていった。ほかの総合アウトドアショップと比較して、フィッシング関連商品が充実しているのも、なるほどといったところだ。

地域のフィールドに寄り添うエリア密着型アウトドアショップ「WILD-1」

「人間と自然の共棲」を企業理念に掲げ、自然のすばらしさを次世代へつなげることが使命であると考えるWILD-1では、創業当初から、環境保護や社会貢献への取り組みを行なってきた。今のように環境問題が広く語られるようになるずっと前から、店舗周辺やフィールドの清掃活動、簡易包装やリサイクルなどを続けてきたことになる。WILD-1がパタゴニアの製品を積極的に販売するのは、製品に対する信頼度だけでなく、アウトドア業界の先陣を切って環境問題に取り組んできた、パタゴニアの理念への共感が理由にあるのだろう。

パタゴニア・ハイク・コレクションと
WILD-1オリジナルのラインナップとは

パタゴニア・ハイク・コレクションとWILD-1オリジナルのラインナップとは

パタゴニアのハイク・コレクションは、デイハイクからテント泊の縦走まで使える製品を、シーン別に提案するコレクション。シェル、インサレーション、ベースレイヤー、パンツなどのアパレルから、バックパック、小物までをラインナップし、これからハイキングを始めようという人にも、必要なものがすぐにわかる構成になっている。

ただ、WILD-1の店頭に並ぶハイク・コレクションは、パタゴニアの基本的なパッケージとは少し違い、より日常に近い使い方を想定したアイテムを含む構成。キャンプやライフスタイルの用途でWILD-1を利用する、登山やハイキングの経験がない人に向けて、身近な山の楽しみ方を提案する、オリジナルのラインナップだ。

WILD-1高崎店
「私たちがお客様にさせていただくのは
“モノ”ではなく“コト”の提案です」

WILD-1高崎店 「私たちがお客様にさせていただくのは“モノ”ではなく“コト”の提案です」

WILD-1高崎店は、多くの登山やハイキングの起点に繋がる国道沿いに店を構える路面店。群馬県に3店舗あるWILD-1のなかではもっとも歴史が古く、キャンプ関連用品を中心に扱うほかの店舗に比べて、登山やハイキング寄りの、テクニカルな品揃えが特徴だ。

ここで展開中のパタゴニア・ハイク・コレクションを見ながら、店長の齊藤健寿さん、スタッフの本吉悦子さんに、おすすめのアイテムや店舗の特徴、自身とアウトドアとの関わりなどについて話を聞いた。

WILD-1高崎店 「私たちがお客様にさせていただくのは“モノ”ではなく“コト”の提案です」

高崎店店長:齊藤健寿さん(右)

自然が身近にある環境で育ち、当たり前のものだった登山や釣りに、28年前に仕事で関わるようになって、改めてどっぷりとハマりました。登山、釣り、テレマークスキーと四季を通して全般に楽しんでいます。

スタッフ:本吉悦子さん(左)

農家に生まれ花や草木に囲まれて育ちましたが、見たことのない景色が見たくて、冬はスノボ、夏は海にと日本中を駆け回る20代を過ごしました。地元に戻り、会社の理念に共感して入社。最近釣りも始めました。

入口のドアを開けると広がる、天井の高い広々とした空間。メタルとウッドのコントラストが落ち着いた印象の店内に、さまざまな商品が整然と並んでいるのが見渡せる。
柱に導かれるように足を進めた先が、パタゴニアのエリア。その一角にあるテーブルの周りが、ハイク・コレクションのコーナーだ。

最初に、高崎店や、店を訪れる方の特徴や傾向について2人に聞いた。

高崎店店長:齊藤健寿さん
齊藤さん

歴史のある店だということもありますが、長く足を運び続けてくれるお客様が多いのが特徴です。一時的に趣味を休んだりほかの店に行ったりして、しばらく見かけなかったお客様がそのうちにまた戻ってきてくださると、本当にうれしいと感じます。ほかの店舗に比べてテクニカルなものを多く扱っているので、目的をもって必要なものを探しに来る方が多い印象ですね。このあたりは山や川、湖など、とにかくフィールドがたくさんあるので、アウトドアで遊ぶ方がとても多いのはありがたいです。

スタッフ:本吉悦子さん
本吉さん

女性も多いですし、キッズの商品を扱っているので、年齢層も幅広いと思います。場所柄、山や川の行き帰りに立ち寄られる方も多く、「今日足が痛かったからインソールが欲しい」などという相談や、「この間ここで買ったのを今日使ってみた」と、フィードバックしてくれる方も多いです。

  • WILD-1高崎店 「私たちがお客様にさせていただくのは“モノ”ではなく“コト”の提案です」
  • WILD-1高崎店 「私たちがお客様にさせていただくのは“モノ”ではなく“コト”の提案です」
  • WILD-1高崎店 「私たちがお客様にさせていただくのは“モノ”ではなく“コト”の提案です」
  • WILD-1高崎店 「私たちがお客様にさせていただくのは“モノ”ではなく“コト”の提案です」
  • WILD-1高崎店 「私たちがお客様にさせていただくのは“モノ”ではなく“コト”の提案です」

ショッピングセンターなどに併設される都市型の店舗と違い、フィールドに密接に関わる郊外型店舗だからこそ、生の声が集まる、地域の情報交換の場となっているようだ。それゆえに、接客や商品知識など、スタッフに求められるものも大きいのではないだろうか。

高崎店店長:齊藤健寿さん
齊藤さん

まさにその通りですね。知識や経験が豊富なお客様もいらっしゃいますし、これから始めるから必要なものを揃えたいという方もいて、私たちスタッフは、それぞれに合った情報を提供して、お客様に喜んでいただく努力をしています。商品について深く知り、お客様の要望をしっかりと理解することが必要ですが、そのためにも私たちは、できるかぎり自らが体験した情報をもとに、ご提案ができるよう努めています。これはWILD-1全体で、大切にしていることです。

スタッフ:本吉悦子さん
本吉さん

商品を毎日見ていても、使って初めて気づくことは少なくありません。もちろんすべての商品を使えるわけではありませんが、経験が積み重なると、使ったことのない商品でも理解や判断をする力になって、それが確実にお客様のお役に立っていると自負しています。小さなパーツの使い勝手や、これはいつどの場所で快適に使えたとか、具体的なことが聞けるとわかりやすいと言っていただくことも多いです。
また、私たちの仕事は、ひとつの商品を売ることではなく、それを買っていただくことで体験できる「コト」を伝えることだと思っています。私がご紹介した商品をきっかけに、新しいアウトドアライフの喜びを体験していただけたら、そんなにうれしいことはありません。

つぎに、アウトドア専門店のスタッフとして、パタゴニアの企業や商品について、どのように感じているかを聞いてみた。

patagonia
高崎店店長:齊藤健寿さん
齊藤さん

今はどのブランドも環境に配慮した製品を作っていますが、パタゴニアはそれを、堂々と前面に打ち出しているところがすばらしいと思います。私たちWILD-1も、自分たちのフィールドを健全に保つことが、自分たちの仕事を成り立たせるために絶対に必要だと、かなり早い時期から意識していて、うちに通ってくださるお客様が、その考えに共感してくれているのも感じます。表現が正しいかはわかりませんが、環境に配慮することを表面的に行なっていると感じるブランドもありますが、パタゴニアはそれ自体が本質的な取り組みであり、確実にブランディングにしていると感じます。

リペアパッチで修理したジャケット リペアパッチで修理したジャケット
リペアパッチで修理したジャケット
スタッフ:本吉悦子さん
本吉さん

古いものを修理して長く使う姿勢には、とても共感します。自分が遊ばせてもらう自然を大切にするのは、当然のことだということを、アウトドアをやる人にも、やらない人にも知ってもらいたいと思っています。
パタゴニアの商品はたくさん持っていますが、Worn Wearのリペア・パッチを使って、古くなったものも修理して使っています。『あのときに破っちゃったな』という思い出にもなりますし、自分だけのオリジナルに仕上がっていくのも楽しみ。壊れたり汚れたりするからと安いものを使い捨てるのではなく、いいものを修理しながら使うことが、当たり前になればいいと思います。

高崎店店長:齊藤健寿さん
齊藤さん

パタゴニアの商品は、とにかく長持ちしますよね。私の夏の仕事着は、ほとんどパタゴニアのシャツで過ごします。今日着ているACシャツは、なんと25年ものなんですが、だんだんと味や愛着が増して、手放せません。

ほかにパタゴニアの製品で愛用品やお気に入りは?

高崎店店長:齊藤健寿さん
齊藤さん

レギュレーターシリーズのR1という薄手のフリースがとてもお気に入りで、何枚も持っていてオンにオフに使いまくっています。伸縮性はいいしレイヤリングもしやすいし、着心地もよくて重宝します。キャプリーンの長袖シャツも3枚ほどあって、暖かい時期のハイキングから冬のバックカントリーまで、ほぼそれで過ごしますね。

スタッフ:本吉悦子さん
本吉さん

私もたくさんあるのですが、あえて選ぶなら、フーディニ・ジャケットですね。軽量でコンパクトなのでいつもバッグに忍ばせていて、仕事もアウトドアやちょっとしたお出かけなど、どこに行くのも一緒です。アルプライト・ダウン・プルオーバーも大好きです。とても軽くて、しかも手の平サイズにコンパクトになるのがお気に入り。バックカントリーのお供に手放せません。

最近はテンカラも始めたそう
最近はテンカラも始めたそう

最後に、読者やお客様に向けて一言。

高崎店店長:齊藤健寿さん
齊藤さん

コロナ禍以降、お客様と一緒に楽しめるイベントがなかなか自由にできていませんが、状況を見ながらまた企画していきたいと思っています。今はネットでものを買う方も多いですが、実物を見て、試して、相談できるのが実店舗のいいところです。買い物をする場所としてだけでなく、初心者の方がアウトドアに出会う機会を作ったり、地域のアウトドア相談所や情報交換の場として活動していきますので、ぜひみなさん、気軽にお店に足を運んでください。

スタッフ:本吉悦子さん
本吉さん

お店に行ったら買わなきゃいけないとか、その場ですぐに決めなきゃいけないということはありません。アウトドアをこれから始めようと考えている方はもちろん、迷っていること、相談したいことがあったら、気軽にどんどん声をかけてください。実際にアクティビティを楽しむスタッフが、商品だけでなく、楽しみ方やおすすめのフィールドもアドバイスします。

高崎店スタッフおすすめ
ハイク・コレクション注目のアイテム

高崎店スタッフおすすめ ハイク・コレクション注目のアイテム
  • 齊藤さんのおすすめ

    メンズ・ダウン・セーター

    メンズ・ダウン・セーター

    今シーズンから、生地がリサイクルポリエステル100%素材に変わった、定番のダウンセーターがイチオシです。軽量で人間にも地球にも優しく、幅広いシーンで使えるので持っていて間違いのない商品です。貼るだけで破れを簡単に補修できるリペア・パッチも付属します。

  • 本吉さんのおすすめ

    ウィメンズ・R1エア・ジップネック

    ウィメンズ・R1エア・ジップネック

    じっとしていると暖かく、行動中は通気性がいい、アクティブスポーツのためのフリースがおすすめです。とても軽くて、ストレッチが効いていて動きやすいのもお気に入り。動いたり止まったりを繰り返すときもずっと快適な状態が保てるので、バックカントリーにもぴったりです。

パタゴニア
ハイク・コレクション PICK UP

WILD-1高崎店

WILD-1高崎店
TEL
027-363-7511
営業時間
平日 11:00~20:00
土日祝 10:00~20:00
※最新の情報はHPでご確認ください

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