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日本一のさくらんぼの里、ブランド米「つや姫」の里 便利で田舎な山形県寒河江市のアウトドアライフ

憧れの山を毎日眺めながら暮らしたい…山好きなら誰でも憧れる夢の暮らしを紹介する「山の麓に住む」。
今回紹介するのは、山形県のほぼ中央に位置する寒河江(さがえ)市。県庁所在地の山形市から車で30分、月山や朝日連峰に近く、山形県を代表する河川、最上川がゆったりと流れる街。そんな寒河江の山や川などの自然の魅力、暮らしの魅力を紹介していきます。
移住相談会や寒河江市での暮らし体験会も行われますので、そちらの情報もチェックしてください。
体験会・説明会のご案内 

寒河江市ってこんなところ

寒河江市は大きく3つの地域に分けられるーー。街の施設が整っている平野部、田代地区に代表される中山間部、かつて出羽三山のひとつに数えられ月山の眺めも良い市民の山「葉山」のある山間部だ。山からの水を集める最上川が、肥沃な平野部を作り出している。また月山や葉山からの伏流水が湧き出ていて水が豊か。市場で評価の高い「つや姫」の生産地として、平野部は田んぼが広がる。お米が採れて、水が綺麗となると、お酒づくりにも適していて、市内には180年の歴史を持つ酒蔵も存在する。

図:東北における寒河江市の位置を示した地図

しかし、寒河江の名を最も世に知らしめているのは「さくらん ぼ」だ。市内には300箇所以上の観光さくらんぼ園があり、6月中旬から7月上旬までは、さくらんぼ狩りの観光客で賑わっている。国産さくらんぼの最高品種「佐藤錦」が日本中に出荷され、「日本一のさくらんぼの里」として名高い。ほかに、ぶどう、ラ・フランス、柿、りんご、もも、いちご、ブルーベリーなど四季折々の果物も、特産品となっている。

寒河江の良さについて、市役所の方の言葉を借りれば、「便利で田舎なところ」とか。県庁所在地の山形市まで車で30分、仙台まででも高速道で70分とアクセスが良い。そして「市街地から車で5分も走れば、一面、緑の田園地帯、15分走れば自然に囲まれた葉山の中腹にアクセスできるところが最大の売り」とのこと。

葉山について

写真:葉山のイメージ

寒河江市民の山、葉山は標高1,462m、ブナ林を抜け稜線に出ると、月山が目の前に。山頂のさらに奥にある「奥の院」からは、山形県内の日本百名山、月山、大朝日岳、鳥海山、蔵王山、飯豊山、吾妻山の6座すべてを一望することができる。
出羽三山の一座であったこともあるといわれ、かつては修験の山として信仰を集め、麓の大円院には宿坊もあったという。

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登山は、駐車場のある「葉山市民荘」から、畑コースを登り、稜線から葉山山頂を経て、展望の良い奥の院までは約3時間。葉山市民荘前には、湧水・長命水がコンコンと湧き出ている。岩野コースには「百万ドルのドウタン」と命名されたドウタンツツジの巨木があり、畑コースから登り、岩野コースを下って葉山市民荘に周回できる。

写真:葉山のイメージ

葉山のもっと詳しい情報は、寒河江市を含む山形県西村山地域の登山と観光の情報サイト「山形のやま旅」または「ヤマケイオンライン」でどうぞ。

寒河江で実現する
自然に近い
アウトドアライフスタイル

寒河江市役所「さくらんぼ観光課」の武田さんは日常的に野遊びを楽しんでいる。小さな頃は、森でクワガタ、カブトムシを獲ったり、川や田んぼで魚や水生昆虫を獲ったり、四季を通じて自然の遊びを楽しんでいたそうで、今でも休みの日は「その日の天気を見て、ちょっと森に入ったり、山を登ったり」。コシアブラ、タラの芽、ワラビ、コゴミなどは山に入らなくても採れ、ネマガリタケは「葉山筍」と呼ばれて有名。山菜には事欠かない。
日本海にも太平洋にも車で1時間ちょっとと交通の便がよいことを活かして、海釣りも楽しんでいるそうだ。

写真:ネマガリダケ

「葉山筍」こと、ネマガリダケ

写真:ウォータージェットで遊ぶ様子。背後には月山。

「グリバーさがえ」のウォーターアクティビティ

市内の山としては葉山があるほか、月山や朝日連峰へは、車で1時間程度。もちろん県内のたいていのところには1時間半もあれば行けるというので、ほかの山へのアプローチもよい。登山が好きなら、四季を通じて、山歩きを満喫できるだろう。
かつてはカジカ、カワマスも捕れたほどの清流が流れ、今も寒河江川では鮎釣りができるほか、山を遡れば、釣り好きには攻め入りたい渓流がたくさんある。
最上川に沿って作られた水上公園「グリバーさがえ」では、カヌー、水上スキーなど、ウォーターアクティビティも楽しめる。

写真:大きな鍋にたっぷりの芋煮

山形と言えば大きな鍋で作る「芋煮」

写真:寒河江市内の温泉施設

寒河江市内の日帰り温泉施設

山形の秋の楽しみは「芋煮」だ。家族、友人、地域の人と、芋煮会が行われている。道の駅「チェリーランド」に隣接の河川敷公園には、無料で使える芋煮広場がある。
山形県内は「どの自治体にも温泉がある」というとおり、寒河江市内にも温泉があるので、公共・民間の施設の違いはあるが、安く利用できる。
こんな寒河江市に飛び込んで、アウトドアライフを送りたいという方、移住支援策についても知っておきたい。

写真:高橋庄太郎さん

山岳ライター・高橋庄太郎さんが見た 葉山と寒河江

7月中旬に、初めて葉山に登り、寒河江の街にも泊まりました。
葉山には、市民荘から畑コースを登り、稜線を伝って山頂経由で奥の院まで進み、岩野コースで下山する周回コースを歩きました。
この日は気持ちよく晴れていました。ただ、月山の方角には雲がかかっていて、かろうじて山容が見える程度。
しかし葉山の稜線はとても見晴らしがよく、ゆったりとした時間を満喫しました。
葉山は「寒河江の裏山」という感じでありながら、なだらかな起伏のある稜線歩きには「縦走感」があり、歩き進むにつれて次々に変わっていく景色が一番の魅力と言ってよいでしょう。

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個人的には、山でテント泊がしたいので、市民荘の上のキャンプ場が使えるようになると嬉しいなと思いました。
今回は葉山のほかに月山や朝日連峰の以東岳の方にも行き、寒河江の街を何度か通りましたが、寒河江の街には、ひと通りなんでも揃って不便はない、と感じました。
今度、寒河江の山について、暮しについて説明会が行われますが、そこでは私が見てきた葉山や寒河江のことを、写真を交えてお話したいと思います。

写真:寒河江市役所の武田さん

アウトドアライフを実践する 寒河江市役所の武田さん

上流部にダムがなかった昔の寒河江川は本当に清流で、朝日連峰と月山の雪解け水が入るため真夏でも長く入っていられないくらいでした。田んぼにはU字溝ではなく素掘りの用水路だったので、ドジョウやフナがいるのが当たり前でした。
私自身は山登りが好きで、葉山、蔵王、月山には数えきれないくらい登っています。スキーはゲレンデだけでなく、バックカントリーできるエリアも広く、スノーシューも楽しんでいます。

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海釣りにもよく出かけます。寒河江市は山形のど真ん中で、海も近いんですよ。仙台湾の釣りでは35cm超のカレイを100枚くらい釣ったこともありますし、日本海ではタイ、ソイ、イナダ、キジハタ、スズキなどを季節の旬な魚を釣り分けています。
秋には寒河江特産の子姫芋、山形牛、地元のこんにゃく、地元の醤油を使った「芋煮」が最高です。山菜についてもどこにも負けないと思っています。

住みやすい街・寒河江
「便利で田舎な」暮らしの充実

寒河江市は、葉山のある山間部から、中山間部を経て、市街地のある平野部まで広がる「便利で田舎なところ」
市の機能は平野部に集中し、平野部には暮らしに必要なものはなんでも揃う。ロードサイドには、生鮮スーパー、飲食店、ホームセンター、ドラッグストア、家電量販店などのお店がひと通り揃っていて、買い物の不便はない。
県庁所在地の山形市までは車で30分。東北の中心となる都市・仙台までは70分。県内のだいたいの場所に1時間半ほど。日本海や太平洋へ1時間から1時間半。東京へは車で4時間半、新幹線を使えば3時間15分で行ける。

写真:広大な田んぼのある風景

一面にひろがる田んぼ

写真:JR寒河江駅前の様子

JR寒河江駅

具体的な暮らしの支援として、子育て世代がまず気になるのが育児の負担軽減。乳幼児の予防接種の費用負担、小中学生の医療費の自己負担額が無料(今年から高校生まで)など、子育て支援が充実している。子育て世代の移住には新居建築・購入の費用、賃借料の一部が支援されるなど手厚い。大都市では社会問題となっている「保育園の待機児童」はゼロという。教育面では市内に小学校9校 中学校3校 高校2校がある。山形市に大学があり、不便はないだろう。子育て世代向けの施設として、最上川ふるさと総合公園内にある「さがえっこ冒険ファンタジーランド」は各種の大型屋外遊具が充実しており、多くの家族に利用されている。

仕事面の支援もある。市の主要産業である農業には就農者を支援する制度がいくつかあるほか、創業を目指している方には空き店舗を活用した新規事業へのサポートも行われている。
そして、前述の武田さんからはもうひとつアドバイス。
「寒河江は災害が少ないです。昨今、台風・豪雨による水害、大地震・津波などの災禍が起こり、報道を見ると心が痛みますが、寒河江はほとんど天災に遭いません。多少雪は多いですが、災害の少なさで考えたら、住みやすい街と言ってよいと思います」。

ポイント1

子育て支援が充実

写真:芋煮会に参加する子供たち

定期予防接種の全額補助、任意予防接種(一部)の一部補助、第3子以降の保育料無料、小中学校の給食費の支援、高校生までの医療費無料など、保護者の負担を軽減している。

ポイント2

就職サポートが充実

写真:相談窓口のある寒河江市役所

農地賃借料の助成、施設整備、機械購入などの支援、海外研修費や就農者の住居の一部助成など、就農者へのサポートが手厚い。ほかの職種では、ハローワークと連携した就職情報の提供なども行われている。

ポイント3

移住支援が充実

写真:寒河江の町が一望できるつつじ公園からの景色

子育て世代の場合、住宅の建築・購入・リフォームに最大200万円の助成をはじめ、Uターンの若者夫婦や子育て世帯には賃貸住宅の家賃を最長3年まで一部助成。新婚世帯の市内への移住引越し費用の一部を補助している

写真:佐藤政人さん

先輩Uターン移住者の声

NPO法人運営 佐藤政人さん

NPO法人では「空間と時間の創造」を目指し、楽しい時間を提供し、人の流れ作り出すことを目的にして活動し、寒河江市指定管理者として「グリバーさがえ」「葉山市民荘」の2施設の管理運営を行っています。
また、四季がはっきりし、山、川、食、自然、歴史など多くの宝がある寒河江の良さを活かした地域づくりを目指しています。

私自身は、スキーやモータースポーツが好きだったので、Uターン転職した会社でマリンレジャー事業に携った経験があります。NPOの仲間は、カヌー愛好者と最上川で出会い、交流を深めていくうちに「グリバーさがえ」の指定管理者として活動を始めることになりました。現在は登山、トレッキングなど、地元の資源を活用した様々な遊びを提案しています。

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寒河江はアクセスがよく、飛行場まで30分、新幹線駅まで20分、高速バスは仙台、東京と直通があり、高速道路を使えば、仙台まで70分、鶴岡まで1時間、秋田、福島、新潟県境まで1時間30分と、寒河江は山形の東西南北の交差点です。四季を通じて魅力が満載、おまけに自然災害もほとんどなく、安心して住める街です。

東京で移住説明会
現地で寒河江暮らし体験会を開催

山形県寒河江市の、山、川、自然の魅力、アウトドアライフを満喫している先輩達の声や、具体的な暮らしの支援を紹介してきました。「さがえ」ってどこ? と思っていた人も、少しずつ興味を持ってもらえたことでしょう。
寒河江市では、この秋、下記の2つの説明会を開催します。興味を持った方、ぜひ話だけでも聞きに来てください。

99日(日)13:00~16:00

東京・神保町

山岳ライター高橋庄太郎さんも登壇。寒河江市在住者・市役所担当者も上京しての移住説明会

※終了しました

106日(土)~ 7日(日)

山形・寒河江市

市内の施設見学、葉山市民登山にも参加できる1泊2日の寒河江体験会

※定員に達したため、後日キャンセル待ちで受付けます

お問い合わせ

山形県寒河江市 企画創成課

電話:0237-86-2111(代)

URL:http://www.city.sagae.yamagata.jp/