体にフィットする斬新なデザイン。新機軸のバックパック
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毎年たくさんの新製品が登場するバックパックのなかでも、かなり斬新なタイプだろう。フロントは全面的に伸縮性素材のポケットになっており、各部ハーネスのポケットとともに収納性は抜群だ。各部のストラップやコード類は非常に細く、背中のパッドも必要部分のみと、軽量さを重視。そして全体的に柔軟で、体へのフィット感を考慮している印象だ。肩や腰への当たりも柔らかく、歩行中のストレスはほとんど感じない。それどころか、今回はテスト中に岩の上を跳びはねたり、トレイルを走るようにして移動したりもしてみたが、荷物の揺れが気になることはなく、「自分と荷物との一体感」を強く意識させられた。さすが、アドベンチャーレースやトレイルランに強いメーカーだけのことはある。容量20ℓなのに見た目が少々大きいのは、厚みを抑える代わりに高さを加えた結果だろう。これもまた、行動中に荷物が揺れ動くのを抑えるのに貢献している。
背面のパッドは、必要な部分のみ。しかし背中へのフィット感は申し分なく、軽量化の面でも大きなメリットがある。
一般的なモデルのような雨蓋はなく、簡易的に覆うのみ。だが内部の荷物は安定し、コンプレッションもしっかり効く。
ショルダーハーネスには大きめのポケット。行動中に口にするジェルなどが入れられる。スマートフォンの収納にも便利。
チェストハーネスは特殊な形状で、簡単に取り外せるだけではなく、スライドさせて位置の微調整が可能。地味だがうれしい工夫である。
フロントの大型ポケットは、すべて伸縮性素材。どんなものでもしっかりと固定でき、荷物が揺れ動いて歩きにくくなる問題が発生しない。

    
    
    
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