汗をかいてもドライに保つ
卓越した吸汗・速乾性能の
秘密
暑い時期の登山や、ファストパッキングやトレイルランなど、スピーディに行動するときはとにかく汗をかく。そんなときに重要なのが、肌面に触れるベースレイヤーの吸汗速乾性だ。汗が肌面にまとわりつき、べたつくときの不快感といったら・・・。汗で濡れたウェアの乾きが遅く、いつまでも不快に濡れたままのウェアを着ていて、夏でもぶるっと寒さを感じることはないだろうか。こうした汗冷えの原因にもなるだけではない。稜線上で冷たい風にさらされ続ければ低体温症の原因にもなりえるだろう。
しかし、こんな汗の問題を解消してくれる機能を備えているのがドラウトクアッドだ。その秘密は独自開発の3層構造生地「ドラウト構造」にある。
生地の1層目にあたる肌面は凹凸形状になっていて、これが素早く汗を吸い上げ、肌面のべたつきを抑えてくれる。吸い上げた汗は中間層を抜け、外側面にあたる3層目へ。ここで一気に水分が拡散される。ひたすら行動し続け、汗をかき続けるトレイルランなどのアクティビティでも、汗をかいたそばから、ウェアがどんどん乾いていくのだ。
生地の厚みを極薄手にすればもっと乾きは早くなるが、この吸汗速乾機能を活かしながらも春~夏にかけて長い期間着用できるように、あえて厚みをもたせた生地に仕上げている。ほどよい厚みのため、春山から夏の高山まで、あらゆる山で快適に着用できるだろう。
また、繊維の表面が水分を吸収しやすい特殊なポリエステル繊維を採用し、繊維自体に吸汗性を備えているので、繰り返しの使用で機能が低下しにくいのもポイント。半永久的に吸汗性が持続するから、長期的に使用でき、コストパフォーマンスも抜群。地球にもやさしいウェアだといえるだろう。
生地には抗菌防臭加工が施され、汗のにおいのもととなる菌の発生・増殖を抑えてくれる※。化繊素材なのに、においにくいのもうれしい。夏山の縦走登山での連日着用も、これなら安心だ。
※全ての菌を抑えるわけではありません。
続きを読む熱がこもりにくく、
春・夏・秋を快適化。
すぐれた通気性による
体温調節機能
生地にほどよい厚みをもたせているため、真夏の時期だとさすがに暑いのでは? と思われるかもしれないが、夏こそドラウトクアッドが本領を発揮する季節。
ニットの生地表面に目をこらしてみると、編み目部分がドット状になっている。光に透かしてみると、このドットがよくわかる。この形状こそが優れた通気性をつくり出すための独自構造だ。ドット状の編み目からはすうっと風が通り抜けるため、真夏の樹林帯でも微風をしっかり取り込み、蒸れにくい。ドラウトクアッドが涼しく過ごせる秘密は、ここにある。素早い汗処理も相まって、衣服内はべたつきにくく、常に快適な着心地をキープ。肌にまとわりつかない、サラリとした着心地だから、暑い時期も最適なのだ。
ジップネックモデルの場合は、ジップを全開にすることで通気性はさらにアップする。休憩せずに動き続けたいときには発汗量がより増えるけれど、そんな時でも体温調節がしやすいのがジップネックだ。
また、発汗量の少ない春や秋の登山でも、ほどよい生地厚で適度に体温を保ってくれる。これ一枚でも寒くなく、暑くなりすぎない“ちょうどいいウェア”だといえる。
ドラウトクアッドは一枚でも快適に着続けられるが、さらに「ドライレイヤー」などの汗冷え対策アンダーウェアを組み合わせることで、汗処理機能や体温調節機能がグンとアップする。
続きを読む岩もヤブも気にしない。
タフな素材だから
シーンを選ばない
岩稜帯でもハードなヤブこぎのある山であっても、衣服の破れを気にせず活動を続けたい。登山用のウェアにはそんな機能性も望みたいところだが、ドラウトクアッドは耐摩耗性にも優れている点も押さえておきたいポイントだ。
ニット編みの生地と聞くと、ニットの編み目部分を枝などで引っかけてしまい生地に穴を開けてしまわないかと心配になるかもしれないが、ストレッチ性のあるPBTポリエステル素材を密に編み上げることで、ニット編みと思えないほど生地表面を非常に滑らかに仕上げている。そのため引っかかりを起こしにくく、岩などによる擦れにも強い。「スナッグ試験」という耐摩耗試験のなかでも、金ノコ(ノコギリ)を使った厳しい条件である「D-3法」試験で、最大5級中4級という評価も獲得しているため耐摩耗性は折り紙付きだ。
薄手で軽量な生地でありながら、タフに扱え、さらにはストレッチ性も備えるベースレイヤー。ヤブ山から高山まで、一枚でアクティブに活動するには最良のウェアといえるだろう。
続きを読む製品情報
独自開発の「ドラウト構造」により、衣服内を常にドライに快適に保つ吸汗速乾性を備えたベースレイヤー。ニット編み構造の生地により通気性にも優れ、発汗量が高くなる夏山でも素早く汗を吸収して拡散させ、ずっとサラサラの着心地を提供する。ほどよい厚みをもった生地により、春先や秋口、夏の高山帯の稜線でも着用可能。生地には抗菌防臭加工が施されているので夏場の長期縦走で着続けてもにおいを抑え、快適さが続く。滑らかな表面生地により、引っかかりを軽減し、耐摩耗性も優秀。シーンを選ばず、あらゆる山行で活躍する一着だ。
※モニター募集は締め切りました
ブランドヒストリー
2004年、神戸の一軒家で創業。「遊び手が創り手」をテーマに、アウトドアスポーツでほんとうに使えるモノを追求。創り手たちは国内外のフィールドに精力的に出掛け、そこで得た気付きをより使いやすく、快適で安全なウェアやギアに落とし込んでいく。「ドライレイヤー」という新ジャンルの先駆けであり、独自の5レイヤリングというシステムを考案するなど、常に革新的なアイデアを発信。沢登りに特化したアイテムなどで、幾度となくコアなユーザーをうならせてきた。
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