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MONITOR REPORT

グレゴリー バルトロ65/ディバ60

選ばれた5名のモニターからのレポートを掲載!

ショルダーハーネスは余裕があるのにしっかりフィット
背面構造が秀逸で、「体全体でザックを背負っている」ような感覚
テント泊に最適な、ほぼ完璧なザック

ニックネーム
hiroさん
(40代、男性)
登った山
八ヶ岳の天狗岳(1泊2日、テント泊)
登山歴
8年

Check Point

  • テント泊で天狗岳。肩が痛くならないので山行が楽になる
  • 肩に負担がかからないのに、しっかりホールドされていて疲れない
  • テント泊を研究しつくした究極ともいえるザック

テント泊で天狗岳。肩が痛くならないので山行が楽になる

 6月30日から翌7月1日の1泊2日で、本沢温泉を経由して八ヶ岳の天狗岳(東天狗・西天狗)に行きました。歩行時間は、初日7時間、2日目は2時間の合計9時間でした。初日は駐車場~テン場(本沢温泉)~天狗岳~露天風呂~テン場を歩き、2日目はテン場~駐車場(本沢温泉入口)を歩きました。

 今まで背負ってきたザックと「バルトロ65」の一番の違いは、とにかく背負い心地の良さです。しっかりと腰に重さが乗って、まさに「腰で支える」状態をはっきりと認識できました。私は元来皮膚が弱いため、ショルダーハーネスの摩擦で、すぐに肩が赤くなったり、あざのようになってしまったりするのですが、「バルトロ65」の場合、それがまったくありません。実際、ショルダーハーネスの間に指が入るほどでした。それでも、「ゆるゆる」ではなく、体にはしっかりとフィットして、とても安定感があり、まさに「体全体でザックを背負っている」という感覚でした。そのおかげで、疲労感も大きく軽減されて楽になり、山行自体がとても楽しいものになりました。

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肩に負担がかからないのに、しっかりホールドされていて疲れない

 「バルトロ65」の背面構造は秀逸の一言に尽きます。どんなに重量があっても、肩に負担がかからず、それでいて左右前後に揺れることなく、しっかりとホールドしてくれていました。ショルダーハーネスやヒップベルトはパッドの厚みも十分で、痛みや違和感がありません。全体的な剛性の強化と相まって、同じ重さでもまったく疲れない(疲れ方が激減)と、痛感させられました。さらに、マトリクス換気型バックパネルは、パネルそのものが立体感のあるつくりになっていて密着感が少なかったので、ある程度の通気性が確保されていました。立ち休憩等の際、背中を少し猫背にしたり、逆に姿勢を正したりするだけで、空間が生まれて背中に風が通るのを感じられました。

 大きく開口できる逆U字ジッパーは、テント内での使い勝手の良さがピカイチです。とりあえず、テントの中にザックを放り投げて、テント内でザックを倒して、内部をゆっくりと見渡せます。必要なものを取り出したり、調理したりする場合には、これ以上の便利さはありません。スリーピングバッグコンパートメントは1枚の生地で仕切っただけですが、簡易的な2気室を作るには十分でした。登っている途中で、ジャケットを取り出しても、その上に詰めたコッヘルなどが大きな崩れることはありませんでした。また、私の場合、1気室使用が多いのですが、生地自体が簡単に取り外せるので、とても良いと感じました。

 フロントポケットは、以前に使っていたグレゴリー「Z55」よりもストレッチ性があり、使い勝手が良かったです。伸縮性が増したことによって、出し入れがスムーズになり、ハンディカメラ程度の厚みのある物でも難なく収納できます。

 雨蓋ポケットは2つに分かれており、左側に行動食、右側に携帯電話とレインカバーを入れていました。フロントのジッパーポケットも分かれており、ゴミ袋や地図、本などの小物類を分別ができたので、とても便利で使いやすかったです。雨蓋の内側には貴重品を入れることが多いので、レインカバーは、雨蓋の右側ポケットに入れ替えて使用していました。

 これまでサングラスを帽子のつばの上に掛けていたのですが、帽子を外した時に、そのままサングラスが地面に落ちるが何度かありました。ショルダーハーネスに引っ掛けておける「サングラス収納用ストウ」なら、そうした失敗もなくなるので、あってよかったと思います。また、斜めにつけられたボトルホルスターは使い勝手がとてもよいです。

 ハイドレーションポケット兼サブザックはテン場からのアタックザックとして必要十分な容量、使い勝手だと思います。ベンチがあるテン場であれば、そこまで調理器具と食材を運ぶためのザックとしても十分に機能すると思いました。贅沢な話ですが、これで防水性能が高ければ文句なしだったと思います。

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テント泊を研究しつくした、究極ともいえるザック

 「バルトロ」は、テント泊が基本の私の山行には、うってつけのザックだと思います。  まさにテント泊を研究しつくした、究極のザックと言ってもいいですね。他のザックを使用した経験から、「バルトロ」の良さがより実感できました。

  「バルトロ」は、ほぼ完璧と言っていいほどテント泊に適したザックで、弱点らしい弱点はありません。今回、知人もまったく同じ「バルトロ65」を使用していましたが、やはり私と同じく「とても良いザックだ」と評価していました。私には、「バルトロ」以上に魅力のあるザックは、他にないように思います。

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背面に吸いつくような抜群の背負い心地
急斜面や悪路でも体がぶれず、安定感がある
荷物の出し入れがしやすい逆U字ジッパー、オープンポケットが便利

ニックネーム
soraさん
(30代、女性)
登った山
白馬岳(1泊2日、山小屋泊)
登山歴
1年

Check Point

  • 白馬岳の急な雪の斜面でも「ディバ60」なら軽快に歩ける
  • 逆U字ジッパーで出し入れ簡単。ポケットも使いやすい
  • フィット感があり、体がぶれないので、アクティブな山行にお勧め

白馬岳の急な雪斜面でも「ディバ60」なら軽快に歩ける

6月29日~7月1日、白馬岳へ行ってきました。「ディバ60」には、大雪渓ルートで使うアイゼンやヘルメット、帰りのお風呂セットに着替えを詰め込みました。まだまだ入る余裕の収納力でした。おかげで荷物を押し込むことなく、荷物をポンポン入れることができ、準備がスムーズにできました。

29日の早朝、猿倉に到着。天気は曇り、気温は20℃ほど。半袖Tシャツに薄手のシェルを着て登りはじめましたが、15分ほどで暑くなったため、シェルを脱ぎ、オープンポケットにしまいました。いつもは雨蓋に収納していたのですが、オープンポケットがこんなにラクだとは…。また、晴れたり曇ったりしたため、サングラスの着脱が多かったのですが、そこで「サングラス収納用ストウ」が大活躍しました。以前、帽子の上にサングラスを掛けていて、落とした経験があるため、こういうちょっとした工夫が嬉しいです。

「ディバ60」の背面に吸いつくような抜群の背負い心地もあって、今回の核心部、大雪渓も、足取り軽く登ることができました。晴れの予報だったのですが、雨がパラつき始め、しばらくすると大雪渓の向かって右側の斜面から雪崩が発生! 破裂音のような大きな音がなったあとに雪煙りが上がり、大きな岩や土砂も巻き込み地面が滑り落ちてくるのを目の当たりにしました。距離は遠かったのですが、万が一に備え、山の急斜面を全力で駆け上がりました。幸い巻き込まれた方はいませんでしたが、自然の恐ろしさを再認識した瞬間でした。

気を取り直して大雪渓を登り、お花畑へ。高山植物の宝庫と予習していたので、すかさずカメラを取り出します。重いザックを背負ってのしゃがみはなかなかツライ…はずが、しゃがみこんでも苦になりません。急斜面も足場の悪い岩場もスイスイ進み、ようやく登頂!と記念撮影をしたら、またしても最も本降り。すぐさまオープンポケットにしまってあったレインカバーを再度引っ張り出しました。雨の中、急いで山小屋へ下山。すると、ガスった眼の先に動くものが。ライチョウです! ガスが濃くシルエットのみでしたが、初めて見られたライチョウに感動し、ズブ濡れになりながらも上機嫌で初日の山行を終えました。

7月1日、3時半に起床して、付属されているアタックザックにダウンと水とカメラを詰め、ご来光を見に山頂へ。徐々に色づく空とたっぷりの雲海。最高の景色を拝み、朝食もいただき、心とお腹を満たして栂池方面へ下山しました。

前日とは大違いの快晴に恵まれ、気温が高くなり、額に汗が伝います。白馬大池でザックを下し休憩をはさみましたが、汗で濡れたザックを背負う時にありがちな「ヒヤっと感」がありません。登山道にはところどころ雪が残り、栂池の木道に下りるやや急な斜面は完全に雪に覆われていたので、アイゼンをスリーピングバッグコンパートメントから取り出し再び着けました。アクセスが簡単なので、面倒くさがらずに判断できました。

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逆U字ジッパーで出し入れ簡単。ポケットも使いやすい。

今回の山行は急斜面や岩場がありましたが、まったくブレを感じることなく、快適に歩くことができました。また、植物を撮影するためにしゃがむ時にもしっかりと腰と背面で支えられているので、安定感がありました。ヒップベルトは以前のものに比べ、フィット感が増したように感じます。腰でしっかり支えられて、肩への負担がほぼありません。ショルダーハーネスでしっかり腰の位置が調整できるのでフィット感が素晴らしいです。

逆U字ジッパーは気軽に荷物の出し入れができて、とても良かったです。下のほうまでしっかり開くので、どこに入れた荷物でも出し入れが簡単にできました。

フロントポケットはストレッチニットのオープンポケットで、とても便利でした。暑がりかつ寒がりで、いつも頻繁にシェルの脱ぎ着をしてしまうので、ザックの上蓋を開けることなく気軽にシェルの出し入れができ、重宝しました。また、1日目は雨が降ったり止んだりの天気だったため、レインウェアとレインカバーも収納し、降雨時にザックを開けることなく取り出せて便利でした。「密閉式ヒップベルトポケット」はポケットが大きくて使いやすいです。雨蓋のダブルポケットは、片側に行動食やアミノ酸などの食品、もう一方はヘッドライトや応急処置の道具など分けられて良かったです。

ザックをデポした後のピークハントや、バスの中ではサブザックを利用。大きさもちょうど良く便利でした。また前面にあるファスナー付きポケットには、すぐに取り出したいスマホや小銭入れを入れることができ、使い勝手が良いですね。

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フィット感があり、体がぶれないので、アクティブな山行にお勧め

テン泊に比べ、荷物の少ない山小屋泊でしたが、アイゼン・ヘルメットなどかさばる荷物があったので、収納力抜群の「ディバ60」で快適でした。また、フィット感が最高だったので、長時間の歩行でも重さを感じることなく、安定して背負うことができ、急斜面や足場の悪い山でも体がぶれずに安定感があるので、1泊2日以上のアクティブな山行をしたい方におすすめです。

今までは大型ザックでの山行を苦手に思っていましたが、今度は新しい相棒に荷物を詰め込んで、テン泊縦走に出かけたいと思います。山の可能性を広げてくれるザックに出会えて感謝です。

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どんな場面でも肩や腰にストレスがない
細部へのこだわりと利便性が光る逸品
さすが「ザック界のロールスロイス」!

ニックネーム
芳須 隆弘さん
(30代、男性)
登った山
日光白根山(日帰り)、塩見岳(1泊2日、テント泊)
登山歴
8年

Check Point

  • バルトロ65を背負って、日光白根山と塩見岳へ
  • レスポンスA3サスペンションで、肩・腰にストレスなく背負える
  • グレゴリーの細部へのこだわりと利便性を実感

バルトロ65を背負って、日光白根山と塩見岳へ

今回、私は6月24日に日光白根山、6月30日~7月1日に塩見岳に登りました。日光白根山では、登り始めから下山まで終始快晴。体感温度は10~15℃で、歩行時間は約5時間の山行でした。塩見岳では、初日は登り始めからテント場まで終始ガス、気温は10~15℃くらい。2日目は、行動開始から下山まで終始快晴となりました。早朝、稜線に出るまでの体感気温は10℃、稜線に出てからは日差しが強く、体感気温は15℃前後となりました。2日間の歩行は累計で15時間でした。

塩見岳には前モデルの「バルトロ65」を背負っている仲間と登ったため、色々と比較ができました。背面メッシュ、ウエストポケットの大きさ、メッシュのフロントポケット、フロントの左右に分割されたポケットなど…。前モデルの良い部分を残しつつ改良されている部分が多く見られました。

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レスポンスA3サスペンションで、肩・腰にストレスなく背負える

背面のレスポンスA3サスペンションによって、どんな場面でも肩部分・腰部分にストレスなく背負うことができたと感じました。マトリクス換気型バックパネルは、背中に密着するタイプのバックパネルに比べて、より快適です。 ショルダーハーネスやヒップベルトの厚さに守られている感じが心地よく、疲れにくく、また安心感があります。

大きく開口できる逆U字ジッパーは、雨蓋を開けることなく直接ザックの中身にアクセスでき、とても使い勝手が良かったです。下部までしっかり開くので、パッキングで奥に入れてしまったものでも簡単に取り出せて、どんな場面でも便利です。ただ、逆U字ジッパーのアクセスがあるため、上下を2気室にして利用する場面は少ないように感じたので、上下を分ける簡易的な仕切りは、今回は外して使用しました。

フロントポケットは伸びる素材なので、ヘルメットも格納できるくらいの収納力はあると思います。ソフトシェルなどの上着もサッと入れることができるので便利です。「密閉式ヒップベルトポケット」はスマートフォンをヒップベルトポケットに入れたい方も多いと思うので、密閉式はありがたいです。しかも前作より大きさが増し、スマートフォンが余裕で入ります。もう片方のポケットは密閉型ではないので、用途によって使い分けられるのも良いですね。2つに分かれた雨蓋ポケットも整理がしやすく便利ですね。

今まではサングラスをキャップにかけていたのですが、キャップを脱いで汗をぬぐいたい時などに、サングラスが落下しないように気を使っていました。「サングラス収納用ストウ」のおかげで、その気遣いも無用となりました。また、ボトルホルスターが斜めについているので、ザックを背負いながらペットボトルに手が届くうえに深さもあるので、落下の心配がなく、相当便利です。ショルダーハーネスにペットボトルホルダーを付けていたのですが不要になりました。

ハイドレーション用のスリーブ兼サブザックは片道1時間程度のアタックザックにちょうどいいです。雨具・ソフトシェル・ペットボトル1本・ジェットボイル・行動食程度なら入るくらいの容量です。

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グレゴリーの細部へのこだわりと利便性を実感

「バルトロ65」は細かいところに気が利く機能がたくさんあり、初めてグレゴリーの大型ザックを使用した私は、グレゴリーの細部へのこだわりを感じずにはいられませんでした。一緒に登った仲間からも、「ザック界のロールスロイス」と言われるだけのことはあると絶賛でした。

「バルトロ65」は、テント泊で1泊以上する山行に最適です。テントやシュラフなどの大きい荷物は逆U字ジッパーアクセスで取り出せばいいし、小さい荷物は、ポケットで整理すればいい。ショルダーハーネスやヒップベルトには厚みがあり、縦走しても疲れにくいと感じました。ほとんど欠点らしい欠点はなく、安心感があるので、これからも使っていきます。

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背負い心地がしっかりしていて、安心できる「登山の友」
十分な容量と工夫されたポケットで収納しやすい
テント泊登山から縦走登山まで懐深くサポートしてくれる

ニックネーム
ひろすけさん
(30代、男性)
登った山
雲取山(1泊2日、テント泊)、 八ヶ岳・赤岳( 1泊2日、山小屋泊)
登山歴
5年

Check Point

  • 雲取山で初めてのテント泊。重い荷物も重さが軽減される
  • 逆U字ジッパーや2気室で、荷物へのアクセスや配置替えが簡単
  • 積載量が変わっても違和感がなく、収納も細部まで考えられている

雲取山で初めてのテント泊。重い荷物も重さが軽減される

今年の目標は、やったことのないテント泊をやってみること。7月7日~8日に、八ヶ岳・赤岳鉱泉でテント泊を予定していましたが、強い風と雨の予報が出ていました。 当日の早朝まで予報とにらめっこしましたが、予報は変わらず、しかし雨はおさまったので、近場でテント泊ができる場所を探し、雲取山で初めてのテント泊を行いました。

初めての大型ザックにテントやシュラフ類。手でザックを持ち上げたときにあまりに重くて、最初は心配になりました。しかし、ザックを背負うと、重さが軽減されているように感じます。「これが噂のバルトロの背負い心地なのか」と実感しました。初めてのテント泊だったので、いろいろと詰め込み、結果的に3泊くらいできそうな荷物になってしまいましたが、十分な容量と工夫されたポケットがあり、収納に困ることはありませんでした。

行程は鴨沢バス停から七ツ石山経由ピストンで、往復約8時間。早朝は曇り、登山途中は晴れて、山頂は霧が出ていました。慣れない重量のあるザックを背負ってウェストベルトをキツく締めすぎたせいか、はじめは腰骨にガッチリしたベルトが当たって痛かったのですが、調整をすると痛みはなくなりました。

「バルトロ65」は、あらゆる面ではじめてのテント泊をサポートしてくれました。テントを張るのも慣れていないので設営に時間がかかりましたが、準備をする時にも、逆U字型に開くザックに道具を置いておけるので、作業がしやすかったです。

また、15日~16日には、八ヶ岳・赤岳でも「バルトロ65」を使いました。登りは観音平~編笠山~権現岳~赤岳のルートで約8時間、下りは赤岳~権現岳~三ツ頭~観音平のルートで約6時間の山行でした。

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逆U字ジッパーや2気室で、荷物へのアクセスや配置替えが簡単

「バルトロ65」を背負って腰のベルトを腰骨の上できちんとロックすると、背負っている実際の重量よりも軽量化されたような気がしました。背面部や肩部も立体的に作られているため、しっかりした印象です。背面長の微調整やランバーチューン調整パッドはこのザックの背負いやすさのポイントになると思います。立体的な構造になっているので、これをきちんと合わせると、背負い心地がまるで違うものになります。購入する際は、荷物を積めた上で店員さんに見てもらった方が、よりよいフィットするポジションが早く見つけられると思いました。

揺れを防止したいので身体に密着させていたのですが、ベンチレーション機能を活かすために、上部と肩の部分を少し調整して緩めてみました。赤岳に行った際には、ウェストベルトを少し緩めにして、ショルダーも少し緩めにすると、荷重も分散され、通気も良くなりました。

フロントポケットには、ウィンドシェルを入れました。肌寒い時にサッと取り出せて、暑くなったら脱いで、すぐにしまえるくらい伸縮性がありました。 上下の雨具が入ってしまうぐらいのスペースがあるので、よく使うものはここに入れると便利です。雨蓋ポケットにはザックを降ろさずに片手でアクセスができて、使いやすかったです。それを想定したジッパー形状になっているようで、開け締めがしやすかったです。

雨蓋を開けなくても中にアクセスできる逆U字ジッパーは、使い勝手が非常によいです。特に軽めのものは、自分はザックの中央部に入れておくので、それを取り出したい時に重宝します。 また、上からのアクセスだけのザックよりも入れた物の位置を変えやすいから、背負い心地がよくなるように、あとから物の配置を変更しやすいです。 登山に慣れていない方は、これがあることでより楽に登山を楽しめると思います。また、2気室のうちの1気室を、テントや山頂などで過ごす時に使う衣類を入れて使いました。そうすることで、登山中に他のものを取り出したい時のアクセスがしやすく、使いやすかったです。

ショルダーハーネスやヒップベルトは背負っている最中は汗でびっしょりになりましたが、メッシュ構造のおかげで、休憩しているとすぐに乾き、快適でした。「密閉式ヒップベルトポケット」はデジカメや携帯電話など、雨に弱いものをしまうのに使い勝手がよいです。ただ、もう少し大きく作って欲しいとも思いました。ボトルホルスターは斜めにつけられていて、アクセスしやすく、ボトルの取り出しも簡単にできました。 ザックを降ろさなくても片手で取り出せるので、使いやすかったです。ハイドレーションポケット兼サブザックはザックを山小屋やテントに置いて、少しハイキングをするときによいと思います。山小屋やテント場から、気軽に脚を運ぶきっかけになるサブザックは使い勝手がよいです。

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積載量が変わっても違和感がなく、収納も細部まで考えられている

「バルトロ65」は積載量が変わっても、違和感なく対応してくれるザックです。例えばパートナーや脚力に自信がない人の荷物を入れたとしても背負い心地があまり変わらないので、互いに無理することなく登山できます。2泊以上のテント泊でも十分対応する、懐が深いザックです。ただ、ファストハイクをする方には、ザックを重く感じたり、動きづらさがあるかもしれません。

「バルトロ」は、背負い心地がしっかりしていて、安心できる「登山の友」という感じ。 安定感があるし、各部にあるポケットが細部まで考えられて作っているなと感じるほどアクセスがしやすいので、余計なストレスがかからないです。初心者、上級者にかかわらず、テント泊登山から縦走登山までを懐深くサポートしてくれるザックだと感じました。「バルトロ」を通して、行ったことのない山にチャレンジさせていただき、登山の楽しみ方のバリエーションが増えました。

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「包み込まれる」背負い心地で、荷物を軽く感じる
テント泊の荷物を背負ってもコースタイムより早く歩ける
かゆいところに手が届くような収納性の高さ

ニックネーム
山﨑佳与さん
(40代、女性)
登った山
雲取山(1泊2日、テント泊)、八ヶ岳・赤岳( 1泊2日、テント泊)
登山歴
22年

Check Point

  • 雨の雲取山でも赤岳でも、ザックが動きに追従して疲れを感じない
  • 30ℓのザックを背負っているような軽さを感じる
  • 素晴らしい背負い心地の「本当によくできたザック」

雨の雲取山でも赤岳でも、ザックが動きに追従して疲れを感じない

「ディバ60」を雲取山と赤岳で試してみました。雲取山では1日目は曇り、時々雨、時々晴れ、2日目は雨時々曇りの中、合計9時間半の山行でした。赤岳では、1日目は曇り、夕方には小雨、2日目は明け方から雨、5時ごろいったん止んで7時くらいからまた雨で、10時過ぎには曇りという天気。合計9時間の山行でした。

今回は雨が多くて、レインウェアを着ての山行が多かったのですが、行動中のザックによるストレスがありませんでした。背負うときはヨイショっという感じですが、背負ってしまうと軽く思えて、山行中もザックの重みを感じませんでした。形がスリムになっているので、手を使って登るような場面でも周りにぶつからず、自分の動きに追従して疲れを感じません。雲取山でも赤岳でもテントを背負っているのに、コースタイムより早く歩くことができました。それも、このザックのおかげかなと思います。

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30ℓのザックを背負っているような軽さを感じる

「ディバ60」は背面長がしっかり合っていて、背負った瞬間に「軽い!」と思いました。ザックの自重が2kg以上とは信じられません。ヒップベルトの形状も自分にぴったりで、ちゃんと腰に分散されている感じがします。「包み込まれるような」という言葉がぴったりです。感覚としては30ℓのザックに荷物をぎっしり入れたときと似ているかなと思いました。それくらい軽く感じました。インターネットで、グレゴリーオフィシャルサイトの調整方法の動画を見て、背面長を微調整してみると、さらにぴったりフィットしました。また、登っている時に汗をかいたのですが、バックパネルがすぐ乾燥して冷っとする感じはなかったです。

フロントポケットには、さっと羽織れるフリースを入れました。休憩中や、テントサイトに着いて汗をかいたシャツのままテントを張っているときに、羽織るものがすぐ出せました。ストレッチニットなので、入れるときにギュッと入れられて、ストレスがありません。ザックカバーをかけているときも、フロントポケットにフリースをしまいっぱなしだったのですが、濡れていませんでした。

全部パッキングしたあと、替えの靴下を入れ忘れたことに気づいて、逆U字ジッパーを開けて入れました。パッキングし直す手間がなくてよかったです。下山後お風呂に入る際、取り出し忘れたものがあり、ガバッと開けて取れたので便利でした。レインウェアを出したりしまったりすることが多かったので、2気室にしておいて、下の気室にスタッフバッグに入れたシュラフと一緒に入れておき、そこから出し入れしました。撤収時が荒天で、ザックの一番上は濡れたテントを入れていたので、下に入れましたが、出し入れしやすくてよかったです。

「密閉式ヒップベルトポケット」にカメラを入れておきました。わたしのカメラがサイズぴったりで、写真を撮るときストレスがなかったです。雨に降られた時も、濡れずにすんでいたので、効果がよくわかりました。「ダブル・バレル設計」の2つに分かれた雨蓋ポケットは、それぞれに入れるものを決めておくといいと思います。私は携帯電話やお財布などの貴重品、地図と筆記用具と右左決めて入れたので、さっと出せてよかったです。 2つあって容量も十分で、500mℓのペットボトルが入ったのでびっくりしました。地図、筆記用具、ケータイ、お財布、ケータイの充電器、カメラの予備バッテリ、ティッシュ、日焼け止めを入れましたが、まだ空きがありました。

サブザックは山小屋のお風呂に行くときや、頂上アタックに使いました。小さいポケットがついていたり、ペラペラの生地でないところがよかったです。小さいポケットには貴重品(お財布、携帯電話)を入れ、本体には、温泉のときは着替えを、アタックのときは行動食や水を入れました。取り外しも簡単です。今まではサブザックを別に持っていっていましたが、その必要がなくなりました。

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素晴らしい背負い心地の「本当によくできたザック」

「ディバ」はアルプスや八ヶ岳のテント泊に向いていると思います。サブザックがついているので、テントをデポして山行するのにもいいかもしれません。今回、赤岳は行者小屋にテントを置いて山頂を往復しました。自分の動きに追従するので、鎖場やはしご場でも安定すると思います。今回は試せませんでしたが、長期間歩く縦走にも向いていると思います。

「ディバ」は「本当によくできたザック」というイメージです。今まで使っていた大型ザックもグレゴリーのものでしたので、正直あまり変わらないのでは…と思っていましたが、テクノロジーが進化して、見た目も背負い心地も全く違ってよくなりました。なにしろ背負い心地が素晴らしいです。背負うとき持ち上げると「重いなあ!」と思っても、しっかり荷重を分散していて軽く感じます。各種のポケットなどもユーザーのかゆい所に手が届く感じで、とても使いやすかったです。今後もテント泊のときはぜひ使っていきたいと思います。

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