北欧ブランド「ホグロフス」の薄手ソフトシェル「リザードジャケット」がバージョン「Ⅱ」となって復活
Monitor's Voice #01
伸縮性があり、トレイルランニングの大きな腕の振りにもストレスがない。
寒い時にはしっかり保温、暑い時は蒸れを防止し、オールシーズン通して使える。
KAZUさん(40代、男性)
登った山:焼岳(日帰り)
登山歴:3年
01
タイトなフォルムで体にフィットしながらもストレッチが抜群で、快適に動ける。
蒸れないので、頂上まで1回も脱ぐことがなく快適に登頂できる。

 7月上旬、焼岳に行きました。歩行時間は約2.5時間。登りはじめは曇りで、気温は16℃。頂上は12℃で、7m/s程度の風が吹いていました。

 私の場合はトレランスタイルの山行なので、このソフトシェルをどのようなタイミングで着用するか、が鍵でした。今回はアウターとして使用。タイトなフォルムで体にフィットしますが、「FlexAble」の4wayストレッチで快適に動ける印象を受けました。トレイルランニングでは腕振りが大きくなるのですが、これまでのソフトシェル系だと可動域が小さくて窮屈さを感じることがありました。「リザードⅡジャケット」は伸縮性があるため、ストレスなく腕振りができました。

 もともと汗を大量にかく体質なため、いつもレイヤリングに苦慮していました。脱いだり着たりを繰り返すので、手間や時間がかかっていましたが、「リザードⅡジャケット」は汗をかくものの蒸れる感覚は少なく、特に脇下は薄い生地が使ってあるため、頂上まで1回も脱ぐことがなく快適に登頂することができました。


     

頂上の吹き上げる強い風の中でも汗冷えがない。
トレイルランニング大会や3000m級の山の縦走にも適している。

 当日は前日の雨のため登山道両脇の草木からの雨水がありましたが、「リザードⅡジャケット」には撥水性もあり、まったく気になりませんでした。小雨程度であれば十分だと思います。いつもは、特に稜線に出ると吹き上げる風も強いことから、汗冷えで寒い思いをするのですが、「リザードⅡジャケット」が風を防いでくれたので、汗冷えを感じませんでした。

 オフセットシームなので、トレランザックを背負った時に違和感がありません。ポケットは内側がメッシュになっており、ベンチレーションとしても使えました。また、袖口がフィットするため、時計が袖で隠れずに見やすいのがよいですね。ただ、「リザードⅡジャケット」は少しかさばるので、収納ポーチがあると良いと思いました。

 「リザードⅡジャケット」は薄手のソフトシェルですが、寒い時にはしっかり保温、暑い時は蒸れを防止するため、オールシーズン通して使えそうです。トレイルランニングにも十分なストレッチ性があるので、長距離の大会にも良いですね。適度な撥水性は、小雨でもカッパを着る必要がありません。また、3000m級峰の稜線の冷たい強い風も防いでくれるので、3000m級の縦走にも使っていけそうです。これから良い相棒として活躍してくれると思います。

 


     


● Check Point
  • オフセットシームなので、トレランザックを背負った時に違和感がない。
  • 袖口がフィットするため、時計が袖で隠れずに見やすい。
  • ポケットは内側がメッシュになっており、ベンチレーションとして使える。

 

Monitor's Voice #02
柔らかく、シェルもしっかりしているのにまったく邪魔にならない。
守備範囲が広く、バッグにいつも入れておきたくなる1枚。
ガッキーさん(30代、男性)
登った山:谷川岳(日帰り)
登山歴:5年
02
防風性が高いので、どこでも風を感じることがない。
柔らかいのに、転んでも生地にまったく傷がつかない。

 7月2日、谷川岳に行きました。約6時間の山行でした。登り始めは17℃で霧。すぐに雨が降りそうな天気だったので、登りはじめからインナーを半そでにし、ミドルとして「リザードⅡジャケット」を着用しました。途中で小雨が降り始め、本降りに。山頂では、また霧が出ていました。

 今回は、渋滞、雨など、決して登りやすい環境ではなく、ペースを上げるのが難しいうえ、ストップ&ゴーを繰り返しました。それでも、「リザードⅡジャケット」のおかげでどこでも風を感じることはまったくなく、快適に歩けました。透湿性が高いのでかなり早い段階から使えて、動いていてもまったく問題ありません。ポケットを開ければ十分に湿気も取り除けました。

 オリジナルのノンメンブレン素材「FlexAble」は柔らかく、突っ張りませんでした。柔らかい生地ですが、プロテクト感はしっかりあります。途中で転びましたが、全く傷もつきませんでした。撥水性があるので、小雨程度であれば十分対応できます。保温も期待でき、動きやすいうえに安心感を得られる、素敵なウェアだと思いました。


     

しっかりしたシェルなのに邪魔にならない。
夏の低山以外なら対応できそうな守備範囲の広さが良い。

 「リザードⅡジャケット」を着用した時の第一印象は、とにかく柔らかい。そして、シェルもしっかりしているのにまったく邪魔にならないということでした。フィット感としては、袖が少し長く感じますが、それ以外は問題ありません。私は162cm、62kgでかなりがっちり体型なので、今回Mサイズにしましたが、Sサイズで良かったかもしれません。

 オフセットシームについて、ザックを背負う、ハーネスを装着するなどの状況で、快適性を感じました。どこにも干渉、邪魔することなく簡単にアクセスできます。ハンドウォーマーポケットは物を入れても動きやすく、開けておけば体温が上がった時にも下げてくれます。胸ポケットにもハンドポケットにも十分な量が入ると思います。改良をしてほしい点というと、胸ポケットなどにウェア自体を収納できるようにしてほしいことくらいかな。

 「リザードⅡジャケット」は、かなり守備範囲が広いウェアだと思います。夏の高山では保温、防風を目的として利用できますし、冬もミドルウェアや、アウターとしてバランスよく使えそうです。透湿性も高いので、登りはじめから下りまで着ていられそう。バッグに1枚入れておくだけで、夏の低山以外であればどんな山行でも、必ずどこかで頼れる商品だと思っています。

 


     


● Check Point
  • 小雨程度であれば十分対応可能なほど撥水性がある。
  • ハンドウォーマーポケットは物を入れても動きやすく、体温調節にも役立つ。
  • 登りはじめから終わりまで着ていられそうなほど、透湿性が高い。

Monitor's Voice #03
夏の3,000m級峰での稜線歩きでは保温着として、
下山時には、小雨を凌ぐ雨具の替わりに活躍。
Ramujeeさん(20代、男性)
登った山:北穂高岳(1泊2日テント泊)
登山歴:5年
03
夏山登山では、あまり使うシーンがないかと思っていたが、
稜線や下山時を快適に過ごすことができた。

 7月22~23日、上高地から涸沢を経て北穂高岳に登りました。約15時間の山行でした。1日目の朝は晴れて気温15℃くらいでしたが、昼ごろから曇り空に。涸沢から北穂高岳に向かう時には雨もぱらつき、気温5℃ほど。2日目の朝も同じく曇り時々雨、気温5℃くらいで、上高地に下りてくる頃には本格的に雨が降ってきました。

 今回、「リザード Ⅱ ジャケット」をTシャツの上から着用。アウター、小雨を凌ぐレインウェアの代わりとして使用しました。夏山登山だったので正直あまり使うシーンがないかと思っていましたが、稜線歩きや下山時に着ることで、とても快適に過ごすことができました。

 北穂高岳の稜線や雪渓上では、「リザード Ⅱ ジャケット」を保温着として着ました。ウィンドシェルと同等の防風性があり、冷たい風による寒さを感じません。下山時は雨が降っていたので、「リザード Ⅱ ジャケット」を着用した状態で10㎏のザックを背負って、横尾山荘から上高地までの11kmの距離を歩行。雨が強くなるとさすがにレインウェアに切り替える必要がありましたが、小雨程度であれば問題なく水を弾いてくれました。

 汗をかきやすい体質の私ですが、横尾山荘から上高地まで歩いても、蒸れずに、さほど汗をかくことなく快適に歩くことができました。透湿性がかなり高く、風通しがよいと感じます。また、生地が柔らかく、オフセットシームなので、ザックのウェストベルトのバックルとの干渉や、インナーとの擦れ感はありません。不快感はなく、快適に歩くことができました。


    

少しタイトだが伸縮性があり、生地の張りは感じない。
夏山の稜線ではアウター、秋、冬はミドルレイヤーとして使える。

 177cm・65㎏の体型の私には、Mサイズでピッタリでした。少しタイトなため、中にフリースなどを着込むには向いていないと思います。もう少し身幅、胸囲は余裕があっても良いかもしれませんね。タイトですが、伸縮性はあります。4wayストレッチが効いており快適に腕を伸ばすことができるので、北穂高岳の鎖場でも生地の張りを感じることがなかったです。また、ファスナー付き胸ポケットは、スマートフォンを入れるのにちょうどいいサイズで便利でした。

 夏の3,000m級峰での稜線歩きでは、「リザード Ⅱ ジャケット」をTシャツの上に1枚羽織るだけで防寒することができ、レイヤリングが楽だったので、今回の山行に適していたと感じました。また、肌触りがよく、蒸れないので、夏山の稜線でのアウターから、秋、冬のミドルレイヤーなど使い勝手がよいと思います。

 


     


● Check Point
  • 小雨程度であれば問題なく水を弾く。
  • 生地が柔らかいので、インナーとの擦れ感がない。
  • 4wayストレッチにより、快適に腕を伸ばすことができる。

 

Monitor's Voice #04
ガスや強風の山頂でも、体が冷えることはなかった。
高い機能を持つウェアの有用性を改めて実感。
s3214さん(30代、女性)
登った山:苗場山(日帰り)
登山歴:5年
04
山頂で強風・ガスで真っ白、
「夏なのに寒い!」状況でも木道歩きを満喫できた。

 海の日の連休中に、室堂から黒部五郎岳を経て、読売新道を歩こうと考えていましたが、天候が悪く、プランを変更。7月17日に苗場山へ行きました。山行時間は約8時間でした。登り始めはガスが出ていましたが、山頂では晴れ間がのぞく時も。下山中に再び曇りましたが、標高が下がるにつれ晴れてきました。

 この日の苗場山の山頂は強風・ガスで真っ白。「夏なのに寒い!」という状況で、インナーシャツ・半袖のTシャツでは肌寒かったです。今までは、こういう状況になったらレインウェアを着て、“プチサウナ”状態での山歩きをしていましたが、今回は「リザード Ⅱ ジャケット」をウィンドシェルの代わりに着用。悪天候の中での1時間半ほどの着用となりましたが、不快感はなく、ワタスゲの木道歩きを満喫することができました。

 風速は体感で10m/s程度だったかと思いますが、強風で体が冷えることはありませんでした。ガスで生地が濡れて重くなるような感覚もなかったです。レインウェアを着る時は、脇、ひじの内側、背中の熱や汗のこもりが非常に気になっていました。「リザード Ⅱ ジャケット」は脇下の生地に透湿性があるので、脇の熱のこもりはあまり感じず、比較的、熱や汗のこもりによる違和感が軽減されたと思います。

春・秋はオールラウンドに、
初冬は八ヶ岳などで活躍してくれそう。

 「リザード Ⅱ ジャケット」はストレッチが効いている素材で、着心地がよいです。山頂の散策で、しゃがんで高山植物の写真撮影をしましたが、全くといっていいほど生地のツッパリなどの違和感は感じませんでした。また、オフセットシームなので、チェストハーネスや、ショルダーベルトとの干渉や違和感はありませんでした。ザックを背負った状態でも、ポケットはアクセスしやすかったです。ただ、片手でのドローコード調節は、事前に練習してからじゃないと実践は難しいですね。

 改良してほしいのは重量です。355gだと、軽量レインウェア2着分ほどの重さになります。着心地と性能の良さを鑑みると、長期縦走・高山山行に向いていると思う一方で、軽量 ・コンパクトさを求める場合は、優先度を下げなければならない悩ましさがあります。

 「リザード Ⅱ ジャケット」は、夏の日帰り高山(富士山、北アルプス、中央アルプス、南アルプスなど)によさそうですね。春・秋はオールラウンドに活用できると思います。特に早朝の空気が冷えた時間帯、山頂での日の出待ち、長時間の休憩で重宝しそうです。冬では初冬の八ヶ岳、厳冬期の奥秩父・丹沢などで活躍してくれそうです。

 山行において、不快感は最優先で対処したいものと考えていました。 「リザード Ⅱ ジャケット」で、透湿性や伸縮性など、高い機能を持つウェアの有用性について、改めて実感することができました。

 


     


● Check Point
  • 悪天候の中でも、ウィンドシェルの代わりとして使える。
  • 脇下の生地に透湿性があるので、脇の熱のこもりを感じない。
  • オフセットシームで、チェストハーネスや、ショルダーベルトとの干渉や違和感がない。

Monitor's Voice #05
クライミングや沢登りの激しい動きでも邪魔することなく、ストレスがない。
使い心地がよく、汎用性が高いので、幅広い山行に対応できる。
taka さん(20代、男性)
登った山:小樽・赤岩山(日帰り)、手稲山の琴似発寒川(日帰り)
登山歴:5年
05
沢での泳ぎやシャワークライムでも体温を奪われない。
水のキレが速く、柔軟性が高い。

 7月22日に小樽の赤岩山にクライミング、29日に手稲山の琴似発寒川に沢登りに行きました。22日は早朝降った雨の影響で朝は湿度が高く、気温は20~25℃くらい。10時頃からは晴れ、日なたではかなり暑くなりました。29日は、朝は曇っていて20℃くらいと肌寒く感じましたが、8時以降は晴れ、日が昇るにつれてどんどん気温が上がっていきました。歩行時間は、22日はだいたい1時間(滞在時間は6時間程度)、29日は9時間でした。

 両日とも、「リザード Ⅱ ジャケット」をアウターとして常時使用。クライミングや沢登りは激しい動きが多いですが、「FlexAble」の4wayストレッチで、動きを一切邪魔せず、ストレスなく着用できました。

 29日の琴似発寒川では釜を泳いで取りつき、滝を登る場面がありました。晴れていたとはいえ、水温は常に冷たく、普段は水流のせいで一気に体温を持っていかれるのですが、「リザード Ⅱ ジャケット」は生地がしっかりしているのでほとんど気になりません。これまでソフトシェルをほとんど使ったことがなく、「沢登りには使いにくい」という印象がありましたが、高い柔軟性のおかげでとても動きやすいと感じました。また、一度濡れてしまうと乾燥するのにやや時間がかかるのですが、水のキレは速いと思います。


     

生地はしっかりしているのに、とても柔らかい。
それぞれのポケットが大きく、使いやすい。

 「リザード Ⅱ ジャケット」はかなり細身で、やや袖が長いですが、167cm50kgのやせ型の自分でもしっかりフィットしていました。生地はしっかりしているのに、とても柔らかいです。また、それぞれのポケットが大きいので、使いやすかったです。特に胸ポケットはスマホやコンデジなどを入れるのに最適でした。改良してほしい点としては、私は腕が細いので、袖が調整できるといいと感じました。今回Sサイズを着用しましたが、XSサイズでもよかったかもしれません。

 「リザード Ⅱ ジャケット」はクライミングやサイクリングのアウター、長期山行のインナーなど、幅広い山行に対応できる「万能な1着」という印象で、どんな山行でも持っていきたいと思えるウェアです。

 あとは、コンパクトに畳めてパッキングが楽なのも良いですね。これまでに使っていたアウター、インナーのどれよりも使い心地がよく、汎用性も高いため、これからも使っていこうと思います。

 


     


● Check Point
  • 濡れた後の水のキレが速い。
  • 胸ポケットはスマホやコンデジなどを入れるのに最適。
  • コンパクトに畳めるので、パッキングが楽。
モニター募集商品

ホグロフス/
リザードⅡジャケットの
モニターを、男女合計5名
募集します


リザードⅡジャケット