アウトドアに強いビデオカメラとして人気のハイビジョンメモリームービー、JVC「エブリオR」シリーズがフルモデルチェンジした。

　新発売の「GZ-RX670」は、従来の軽量コンパクト性を維持しながら、基本性能アップと使い勝手を追求。精密機器が苦手とする、雨、汚れ、落下などのアウトドアにありがちなアクシデントに強い「クアッドプルーフ（QUAD PROOF）」も健在。また、アウトドア系のギアやウェアと同調したカラーとデザイン性を取り入れるなど、さらに“アウトドアで使える”ビデオカメラに進化を遂げている。無雪期の登山はもちろん、雪山登山やB.C.スキー、スノーボードなどにもおすすめだ。

　GZ-RX670は、アウトドアでの使用を研究し、開発されたハイビジョンメモリームービー、エブリオRのハイエンドモデル。軽量コンパクトなボディに、クアッドプルーフ（防水性5m、防塵性、耐衝撃性、耐低温性の4つ）を備えている。だから、風雨の中で撮影しても問題がなく、沢登りの様子を水中から撮影することもできる。水で洗えるので、泥汚れも大丈夫。山行中は誤ってカメラを落とすこともありえるが、1.5mの耐衝撃性があるから心配はいらない。耐低温性は-10℃と、寒さにも強くできている。つまり、登山はもちろん、クライミングや沢登り、雪山登山やB.C.スキー、スノーボードなど、あらゆるシーンで気兼ねなくガンガン使えるのだ。

　アウトドアではバッテリーの持ちもカギとなる。エブリオR GZ-RX670は、約4.5時間の連続撮影ができる大容量の内蔵バッテリーを搭載している。このため、日帰り程度ならバッテリー切れの心配はいらない。内蔵メモリーは余裕の64GB。さらにSDカードでメモリーの増設も可能だ。また、スマホやタブレット用のモバイルバッテリーからの充電にも対応しているため、縦走やロングトレイルなど、途中で電源を確保できない山行でも撮影に支障はない。逆に、別売り専用ケーブルを使えば、内蔵バッテリーをスマホの充電用電源にするといった、万一のときの予備バッテリーとしても活用可能だ。

　抜群の耐久性に加え、ストレスフリーな操作性もエブリオR GZ-RX670の特長だ。

　グリップベルトは、3点支持できるY字グリップに進化し、前モデルよりもホールド性がよくなっている。また、高精細液晶モニターの視野角がさらに広くなった。その日の山行の様子を山小屋でみんなで観賞したり、B.C.スキーの滑りをその場でチェックしたり、といったときにストレスがない。

　液晶モニターの開閉だけで電源がオン／オフされる好評の機能「クイックパワーオン／オフ」を搭載。モニターを開いて録画ボタンを押すだけなので、撮りたい瞬間を逃さない。また、液晶モニターを閉じたままでも、撮影が継続できる「液晶モニタークローズド撮影」機能は、アクションカムのような使い方や、稜線などで風雨にさらされるようなハードなシチュエーションで威力を発揮する。

　ズーム機能は光学40倍、ダイナミックズームでは60倍をカバーする。グローブをしていても操作しやすく、滑らかにズーミングできるよう、ズームレバーには「シーソーズーム」を備える。

　モニターは16：9、3インチフラットワイドの液晶モニターを搭載。視認性と操作性を向上させた「デカ文字表示」を採用するため、日中や雪山でも、見やすく、グローブをしていても快適な操作が可能となっている。