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MONITOR REPORT

カリマー リッジ 30 / 40

選ばれた5名のモニターからのレポートを掲載!

初代から驚くほどの進化をとげた「リッジ」
雪道でもバランスを崩さずに歩けるフィット感
冬山からハイキングまでこなせる懐の深さ

ニックネーム
ba@さん
(40代、男性)
登った山
氷ノ山(日帰り)、二上山(日帰り)
登山歴
12年

Check Point

  • 氷ノ山の雪山登山でも、バランスを崩すことなく通過できるフィット感
  • 実際より軽く感じるので疲労感が少なく、膝の痛みがない
  • 冬山登山からカメラ装備のハイキングまで、何でもこなす懐の深さ
※写真はいずれも氷ノ山
※写真はいずれも氷ノ山
※写真はいずれも氷ノ山
※写真はいずれも氷ノ山

氷ノ山の雪山登山でも、バランスを崩すことなく通過できるフィット感

私は初代「リッジ」40Lも所有しており、山行だけでなく旅行やキャンプツーリングなどに愛用して来ましたので、今回の山行を通して新しくなった「リッジ」の進化も感じてみたいと思っていました。

新しい「リッジ40」を相棒にして、4月6日に氷ノ山で雪山登山、4月8日に二上山で桜を撮影しに行ってきました。両日とも終始快晴で、氷ノ山では気温11℃のなか、雪山を7.5時間歩き、二上山では気温19℃のなか、2.5時間ほど歩いてきました。

氷ノ山では、念のため冬山装備を一式揃え、二上山ではカメラや交換レンズ、三脚をパッキング。「リッジ40」はザックの材質がしなやかなので収納しやすく、コンプレッションベルトを締めるとスッと位置が決まってくれる感じで、山行中に荷物を出し入れしても、素早くパッキングできると思いました。

今回の山行中、大きめの石の上に残雪が被った箇所や、急斜面を上っている際に残雪を踏み抜くことが何回かありましたが、体にフィットした「リッジ40」のお陰でバランスを崩すことなく無事に通過することができました。また、ザック横に3脚を括り付けて歩いた際もフィット感は変わらず、それだけ各ハーネスの剛性やバランスが高いのだと感心しました。

氷ノ山では麓と山頂で積雪量が大きく違う状況であったので、危険な場所ではアイゼンを取り出し、雪原などではフロントポケットに収納するなど、メイン気室を開けることなくアイゼンを収納することができるフロントポケットは大活躍でした。また、ザック表面に縛り付けることもないのでバランスが崩れることがなく、疲労軽減に役立ったと思います。両日とも気温が高く、途中汗ばんだりしてショルダーハーネスや背面パッドもしっとり濡れるような状況がありましたが、ちょっとした休憩でもすぐ乾くようで、再度背負った際に不快な感じはありませんでした。

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※写真はいずれも二上山
※写真はいずれも二上山
※写真はいずれも二上山
※写真はいずれも二上山

実際より軽く感じるので疲労感が少なく、膝の痛みがない

背負ってみた第一印象は「しなやかに体にフィット」。3Dパネルの形状の良さと、腰回りのクッション変更によるものだと思いますが、背中から腰までぴったりと吸いつくようです。歩行中も重い荷物を背負った時に感じるザックがワンテンポ遅れる感がなく、疲労なく快適に歩けます。体にフィットするので、積雪斜面のトラバースや沢渡りなどバランスが崩れやすいシーンでもザックがブレることなく安定した動作をすることができました。また、重量も実際より軽く感じ、下山後も初代「リッジ」と比べて疲労感が少なく、下山時に感じる膝の痛みなどが皆無でした。

コンフォートインナーパネルは背中全体にフィットして入る感じが好印象でした。今まで使用していた初代に比べ、ヒップベルトとポケットが分離しているため、ベルトを引いてフィッティングした際により腰回りに密着しやすくなっています。また、ベルトを操作した際に、他のメーカーなどに比べて手ごたえと言うか感触が良かったです。

2気室仕様なので一見すると初代に比べ容量が少なくなった印象がありましたが、必要なものを入れるに十分な容量があったのでびっくりしました。新しく装備されたフロントポケットにはストレッチ性はないですが、5点のハーネスを調整する事で大きく開くことができ、締め上げると収納物にぴったりフィット。ポケット上部とサイド側上部の3点はワンタッチで取り外せるので、今回の山行途中でアイゼンが必要になった時もサッと取り出せ非常に便利でした。

雨蓋にはライトや緊急セットなどを入れましたが、容量や形状が良く必要なものをしっかり収納することができました。サイドポケットには、行動食の予備や休憩時に飲むコーヒーの材料などを入れるのに丁度良かったです。ヒップベルトのポケットは、ジッパー形状が良く操作しやすくなっていますが、もう少し容量があったらと感じました。

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冬山登山からカメラ装備のハイキングまで、何でもこなす懐の深さ

氷ノ山では雪山での装備、二上山ではカメラで撮影目的の山行でしたが、それぞれ必要なものを収納でき、1日担いでいても疲労が少なく快適に歩けました。新しくなった「リッジ40」は、冬山登山からカメラ装備のハイキングまで、何でもこなす懐の深さを持った良いザックだと思いました。

背負った際のバランスが良く、ザックの存在を忘れるほどのフィット感は快適な山行の助けになり、追加されたフロントポケットは使い勝手を良く考えられて作られています。それでいて一貫した安全への拘りも感じられ、初代「リッジ」から進化していると共に、やはり「リッジ」はザックの王道だなと改めて実感しました。「リッジ40」は、初めてこのクラスのザックを購入される方へ安心して勧められる1品だと思います。これからも頼れる相棒として愛用していきたいです。

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ザックが振られたり、引っかかったりがない
気温が上がっても、背中もベルトも湿気や熱感を感じない
背負い心地や密着感、荷重のバランスの良さが山行の質を高める

ニックネーム
Graceさん
(女性)
登った山
両神山塊・二子山西岳縦走(日帰り)
登山歴
15年

Check Point

  • 急峻な二子山でも、ザックが振られたりぶれたりしないのでストレスなし
  • 立体的で、背中に密着する感じが心地よい
  • 「装備の成否が命を分ける」雪山でも、「リッジ」の信頼感は大きい

急峻な二子山でも、ザックが振られたりぶれたりしないのでストレスなし

4月6日、二子山縦走ツアーに行ってきました。午前11時登山開始から午後16時下山まで快晴、気温15℃位。歩行時間約3.5時間の山行でした。

二子山は峻険で、左右が切れ落ちたやせた岩稜帯が続き、フリーで行くと鎖が整備された剱岳別山尾根よりも緊張を強いられる山です。それ故、不安定な稜線でザックが振られたり、狭いチムニーの通過でザックが引っかかったり、覗き込んでスタンスを探す時に頭の方へブレたりすると、大きなストレスになります。「リッジ」は、体にぴたりと密着し、そのようなストレスを感じることは一度もありませんでした。

雪山用のザックに装備されているフロントポケットが付いたことにより、登りで暑くなって脱いだ上着を入れて、休憩時や山頂ですぐに取り出せるのは便利でした。衣類調整する際に素早く、そして落とす心配もなく脱ぎ着できるのはよいですね。

好天で気温も上昇し、急登では汗ばむような陽気でしたが、背中もベルト部分も湿気や熱感を感じることはありませんでした。今回の山行は日帰りで、ギアもヘルメット程度で容量も十分すぎるほどでした。

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立体的で、背中に密着する感じが心地よい

背面のスカピュラ・パッドは「肩甲骨への当たりを最小限にとどめ、背中に密着して荷重を腰と肩に分散する」と謳われていますが、立体的で、まさに背中に密着する感じが心地よく、頼もしいです。荷重が重くなり、厳しい条件になると一層その威力を発揮すると思われます。ヒップベルトはV字になっているため、腰骨を挟み込む感じで、フィット感がとても良いです。調整もしやすかったです。「リッジ」は背面の立体的なパッドが肩甲骨と腰へ、まるで指圧のようなフィット感を生み出し、心地よい密着感がありました。定評のあるヒップベルトが頼もしく、まさに「腰で背負う」という感覚。重い荷物でも安定して背負えそうです。それが山行中の疲労や負担感を軽減し、長時間の歩行を支えてくれると感じました。また、登山後の疲れ方も違うと思います。

雪山用のザックにはフロントポケットがあり、雪が凍り付いたアイゼンやワカンを入れられて便利で、無雪期のザックにも欲しい機能だと思っていたので、採用されて嬉しいです。以前、雨蓋にウェアを挟んでいて途中で失くしたことがあるのですが、その心配もないので良いです。レインウェアの着脱が必要な場合ならば、濡れたままザックに入れることもなく、また直ぐ取り出せてなおさらでしょう。ワカンも入る容量なので、多様な用途に活用できると思います。

ヒップベルトのポケットは大型で、コンパクトカメラや携行食、日焼け止めのリップクリームや汗拭き用のハンカチ、ティッシュなどを入れました。スマホも十分入ります。ファスナーも全開ではないので、中身を落としにくいです。背面のポケットには、レジャーシートやゴミ袋などを入れた。左右両方にあるので、使い分けができます。

メイン気室にアクセスできるサイドアクセスジッパーについては秀逸かつ重要。雪山用ザックも1気室ですが、サイドアクセスジッパーがないためザックを開けないと物が出し入れできません。厳しい気象条件下で立ち止まる時間を考えるとこの機能は欲しいと思っていました。雪山でなくても、土砂降りの雨や強風でザックを開けずに荷物を取り出したい時はあると思うので、この機能は重要です。また、随所に工夫が凝らされ、上を見上げた時にヘルメットと干渉せず、視界を確保できるように雨蓋がずらせる構造(ヘッド・クリアランス)は、登攀をする私にはとてもありがたいです。

先行モデルの鮮やかなパープルやマゼンダも綺麗でしたが、今回の抑え気味なトーンのヘザー・ピンクは柔らかな印象で、甘すぎず、紫系統やパステルカラーが好きな私にも、しっくりと馴染みました。ギアが好みのカラーだと気持ちも上がるので、これからも一緒に楽しい山行を分かち合えそうです。

今回唯一気になったのが、チェストベルトの調整のしづらさでした。新しいせいもあると思いますが、固定式かと思うほど硬かったです。先行モデルは外して調整ができるクリップ式だったけれども、その方が良いように思います。

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「装備の成否が命を分ける」雪山でも、「リッジ」の信頼感は大きい

3年前に二子山を縦走した時は他社のザックで特に支障もなかったし、十分と思っていたのですが、「リッジ」を使ってみてザックの背負い心地や密着感、荷重のバランスの良さが安定感を与えてくれ、山行の質を高めるということを実感しました。今回「リッジ」を背負った瞬間、「やはり、違う!」という感触を得ました。一度は試してみたかった、しっかりとしたヒップベルトの頼もしさと、背中にじんわりとまるで指圧のように密着する背面パッドがなんとも心地よく、山行の快適さを予感させてくれたのです。

荷物が増えても、雨蓋の内側にヘルメット・ループがあり、外付けできるループも備えられ、細かい配慮が行き届いています。ヘルメットの他にハーネス、カラビナ、PASSやビレイ器、チェーンアイゼン、仕事の後で前泊するための洗面用具、着替えを入れても十分な容量でした。また、ピッケル・ループもあり、登山の形態が変わってもそれに対応できる構造になっているので、様々な登山シーンで活躍してくれることと思います。

この後は、霞沢岳、立山、劔岳長次郎谷と残雪期の北アルプスへの山行が続きます。雪山では、「装備の成否が命を分ける」とも言われますが、どのような形態の登山であれ、ギアとの相性は重要だと感じます。その意味でも、「リッジ」を背負って感じた信頼感は、登山の質を高めてくれるのに十分だと確信しました。メッシュ構造なので、降雪やラッセルが見込まれる厳冬期の雪山には不向きですが、気候が安定した時期の残雪期の雪山や、夏でも雪渓を通過してバリエーションルートに挑む時など、装備に柔軟に対応してくれそうです。これからも「リッジ」と共に、いろいろな山で、いろいろな登り方を楽しみたいと心待ちにしています。

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特筆すべきは「背面のクッション部分の通気性・速乾性」
想像以上に大きな収納が気持ちの余裕になる
サイドアクセスジッパーは山だけでなく、旅行でも便利

ニックネーム
pikawaさん
(20代、女性)
登った山
丹沢山域・塔ノ岳(日帰り)
登山歴
2年

Check Point

  • 暑い丹沢でも背中のクッションは汗で湿らず快適
  • ザックのぶれがないので、ショルダーハーネスで肩が擦れない
  • 山だけではなく、ファッションの一部としても使用したいザック

暑い丹沢でも背中のクッションは汗で湿らず快適

丹沢山域の塔ノ岳に行きました。早朝、登り始めから下山まで常に雲のない快晴で、最高20℃のとても暖かい日でした。今回の山行は私にとって久しぶりの7時間超えの長時間歩行で、初めて使用するザックは少し不安もあったのですが、もともと以前の「リッジ40」を使用していたので背負った瞬間に「大丈夫だ」という安心感に変わりました。

当日は半袖でもよかったくらいとても暑い日でした。背面のクッション部分の通気性には助けられたと思います。休憩時に、同行した友人がザックのクッション部分が汗で湿っていると話していたので、私も今までのザックの感覚で同感しようとクッション部分を触ってみたところ、ほとんど水気がありませんでした。いつも汗で湿っているのでとても驚きでした。

フロントポケットは防寒着の出し入れをするために使用しました。特に役立った場面が山頂でお昼ご飯を作っている時です。とても暖かかったので山頂に着いてすぐ防寒着は羽織りませんでしたが、バーナーを出してお湯を沸かしているときにやはり寒さを感じました。フロントポケットですので今欲しいという時に取り出せ、煩わしさゼロでとても便利でした。また、収納が想像以上に多かったためお昼ご飯は一から食材を持っていき山頂で山ご飯を作りました。やはり収納に余裕があると気持ちにも余裕ができ、食事も美味しく、満足度の高い山行にすることができたと思います。

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ザックのぶれがないので、ショルダーハーネスで肩が擦れない

はじめて背負い、ベルトや各種紐を自分に合わせ調整をすると、ピタっとザックが身体にはまり、まるでザックが自分の身体の一部になったかのようでした。その時は軽く物を入れていただけでしたが、何かを背負っているという感覚が少なく、これなら長時間背負っていても疲れにくいと感じました。

以前の「リッジ40」から信頼のある安定感は今回も健在でした。今までは山行を終えた後、ショルダーハーネスが擦れているのか肩にあざができていたのですが、今回の「リッジ30」は自分の身体に吸い付くようなフィット感がありザックのぶれが少なかったため、ショルダーハーネスが擦れることがなく快適な歩行ができました。またウエスト、ショルダー、背中の3点のクッションにより荷重や振動が分散されていたので、久しぶりの山行でもザックを背負っていた負担は少なく感じました。がっちりとしたコンフォートインナーパネルは以前のモデル同様にやはり安定性が高い「リッジ」の基盤です。軽量のザックもたくさん出ている中、「リッジ」はここを変えずに重さ・安定性・疲れにくさのバランスが最高のザックだと思います。2世代連続で「リッジ」を使用している私にとって、長時間背負うザックにはこれが必要不可欠と言っても過言ではありません。

今までの「リッジ」のチェストベルトは、上下の位置を調整するのにわざわざ外してつけなければ調整できませんでした。今回新しくなって上下にスライドできるようになったので微調整ができるようになりました。紐も太くなり、安定性という意味ではやはりさらに向上したのだと思います。ただ、旧「リッジ40」のチェストベルトは、片手で引っ張るだけで取り外せたので、取り外すのに手間がかかると感じてしまいました。ヒップベルトの調整は以前の物と変わらず快適です。V字になっていて、かつ太目に作られているので、食い込みの不愉快さがなく、安定の良さがあるヒップベルトだと思います。

荷物のパッキングをして感じたのが「これが30L!?」と驚くくらい収納力があることです。ヒップベルトポケットには、重みのあるデジカメを入れてみましたが、さすがの安定性で違和感なく使用できました。雨蓋はいつも休憩時に食べる行動食とゴミ袋を入れています。サイドアクセスジッパーを開けたところにレインカバーが標準装備されており、急な雨の時にすぐ取り出せる位置だと感じました。レインカバーと一緒にレインウェアや折り畳み傘など緊急を要するものをアクセスジッパーの近くに収納しました。

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山だけではなく、ファッションの一部としても使用したいザック

特に驚いたのが「背面のクッション部分の通気性・速乾性」。ただ一新したという情報だけでは伝わりづらいと感じ、このモニターを通して生の驚きの声を届けたいと感じた一番のポイントです。クッション部分の通気性だけで快適さも全然違います。1世代前の「リッジ40」とクッション部分を比較してみたところ、クッションの厚みが大きくなっているのがわかりました。厚みがあるので背中とザックの間に隙間ができ、汗や湿気を逃がしてくれているのを目に見えて実感することができました。

また、早朝山へ向かうときの満員電車内が暑かったので、帽子をしまったのですが、サイドアクセスジッパーの便利さを実感しました。今回は山行での使用でしたが、荷物を広げられない公共の乗り物を使用するような旅行にも最適だと思います。

ザックは長く使用する物ですので、自分の気に入る色であることはとても大事だと考えております。今回の新しいカラートーンは登山ではもちろん、ちょっとした旅行の時にでも合わせやすいカラー展開だと感じました。登山では「遭難時に目立つ色」という色決めの中でも大事なことが1つあります。その目立つ色というのを絶妙にタウンユース向けに近づけたのが今回のカラートーンなのかなと考えました。目立つ派手な色が得意でない方でも手に取りやすい、今回のくすみ系の色はどの世代にも人気が出そうだと思います。

収納に余裕がまだまだあったため、この「リッジ30」を最大限に使える山行に連れて行きたいと感じました。また折角自分の気に入る色ですので、是非山だけではなくファッションの一部として旅行の場面でも使用したいと感じました。

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背面パネルの形状が秀逸で背中の熱のこもりが少ない
背面パッドやショルダーハーネス、ヒップベルトのクッションが肉厚
収納スペースの種類が豊富で便利

ニックネーム
くつほしいさん
(20代、男性)
登った山
丹沢のヤビツ峠~三ノ塔(日帰り)、丹沢のヤビツ峠~塔ノ岳(日帰り)
登山歴
1年

Check Point

  • ヤビツ峠で初めての40Lザック挑戦も、重さを感じない
  • 顔を垂れる程の汗をかいても背中のムレは気にならない
  • 収納スペースが豊富で、自分のスタイルや山行の行程に合わせた使い方ができる

ヤビツ峠で初めての40Lザック挑戦も、重さを感じない

4月7日に丹沢のヤビツ峠~三ノ塔をテント泊装備で、4月14日に丹沢のヤビツ峠~塔ノ岳を日帰り装備で登ってきました。7日は約4時間、14日は約7時間の山行でした。天気は朝から昼すぎまで晴れ、風も弱く、気温は10℃程度でした。昼から雲が増え、風も出てきたため稜線上では少し寒い場面もありました。

40Lクラスのザックを背負って初めての山行となりましたが、「リッジ40」の体へのフィット感により容量ほどの大きさ、重さを感じることなく楽しむことかできました。背面パッドやショルダーハーネス、ヒップベルトのクッションが肉厚で頼もしい感じです。テントやシュラフ等で約10㎏の荷物を入れて背負ったときはかなり重さを感じました。でも、体にフィットして左右に振られる感じはほとんどなかったです。特に、クサリ場や走ったりしたときもザックが振られることがなく不快感はありませんでした。

登山中、徐々に気温が上がってきて汗をかくシーンも多かったですが、背面パネルの形状が秀逸で背中の熱のこもりが少なく、体温調整もしやすかったように思います。肩甲骨付近と腰の中間はパネルの湾曲によって接触しないため熱がこもりにくくてよいです。また、腰部はパネルの幅が狭くなってかつ体側に向かって反っているため腰のフィット感が心地よかったです。

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顔を垂れる程の汗をかいても背中のムレは気にならない

ショルダーハーネスやヒップベルトなどのクッション部分にエアメッシュ素材を採用しているため、顔を垂れる程の汗をかいても背中のムレは気にならなかったです。背中部で湾曲しており腰の少し上でザックと背中の間に余裕(隙間)があるため熱がこもりにくいと感じました。

フロントポケットには行動中に脱いでいたシェルジャケットを入れました。マチがあるのでしっかりたたまなくても入っていきますが、トップポケットのバックルとフロントポケットのフック、サイドのバックルを外さないといけないため若干手間に感じます。フロントポケット外側の薄いポケットには紙(地図等)を入れましたが。くしゃくしゃにならないのが良かったです。

ヒップベルトのポケットには、おやつ、タオルなどを入れました。ジッパーの開け閉めがしやすく、容量もそこそこあるので使い勝手がよかったです。ただし腰のちょうど横にくるので大きいスマホ(私のは長辺で15cm)は入れると折れそうで不安です。雨蓋上部には一眼レフ(登山開始前の移動中やクサリ場など両手を使うとき)、手袋・ネックウォーマーなど小物衣類など。雨蓋下部にはヘッドライト、財布、カメラ予備バッテリー、鍵などを入れました。雨蓋の上下どちらからも両方のポケットにアクセス可能なため便利です。ただ、フロントポケット下部のベルトを締めすぎるとファスナーが開けにくい時がありました。下側はメッシュになっていてものが探しやすいです(サイドポケット)。わりと薄型のポケットなのでボトル類は出し入れしにくかったです。ポケット上部に抑えベルトがあるので三脚や折りたたみ座布団など、長尺のものや薄手のものが適すると感じました。

2気室仕様で、上部にテント、エアマット、ホットサンドメーカー、ガス缶の重量物、衝撃を与えたくないもの、下部にレインカバーが収納されているのでレインウエア、防寒着、グランドシート、シュラフ等の緩衝材になるものを入れました。ほしいものがほしい時にアクセスでき、ザック内がぐちゃぐちゃにならないのでよかったです。

フィッテング・調整についてヒップベルトは締め付け時に左右外側から中央かつ少し上に向かって引っ張るようベルトが配置されており引っ張りやすいです。ただし、ベルトを留めるループなどがないので歩行時にベルトがぷらぷらしていて少し気になりました。

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収納スペースが豊富で、自分のスタイルや山行の行程に合わせた使い方ができる

「カリマー リッジ」は、収納スペースの種類が豊富なので、自分のスタイルや山行の行程(日帰り・一泊)に合わせた使い方ができるのがよいと思いました。ザックの老舗メーカーということで、各所収納の出し入れやファスナーやドローコードの開け閉めのしやすさはよく考えられているなあと感心しました。カラーはsea grayのモデルでしたが、派手過ぎず地味すぎず落ち着いたトーンでよいと思います。

各所のクッションと背面パネルの湾曲のおかげで汗をかきにくく、フィット感がよい点が特に気に入りました。これからも使っていきたいと思います。

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テレマークスキー山行でも振られないザックのバランスのよさ
「リッジ」1つあれば他はいらないと思えるほど完成度が高い
収納が多いうえに体の負担が少ないザック

ニックネーム
ヨッシーミューラーさん
(40代、男性)
登った山
岩木山(日帰り)、八甲田山(日帰り)
登山歴
15年

Check Point

  • 岩木山や八甲田山でのテレマークスキー山行でも体が振られないバランスのよさ
  • 背中全体で背負えるので、ストレスがなく、快適
  • 完成された、まさに「使用者の立場に立って考えられている」ザック

岩木山や八甲田山でのテレマークスキー山行でも体が振られないバランスのよさ

4月7日に岩木山嶽コース、13日に八甲田山大岳環状コースに、両日ともにテレマークスキーを使用して行ってきました。両日とも4時間の山行でした。4月7日は昼頃から登山、登りはじめ小雪、気温0℃くらい、その後徐々に晴れて9合目では晴れ時々曇り、風が強く、気温-6℃くらい。13日は午前10時頃から登山、登りはじめ曇り、気温は10℃くらい、その後晴れて八甲田大岳頂上は晴れで気温2℃くらいでした。

「リッジ」を背負うと、腰にあたる部分がちょうどフィットして、ザック背面部分を背中全体で背負っている感じで良かったです。大きさの割に軽い感じ、また、軽いのにしっかりした感じがあります。今回、ザックには水1.5リットル、昼食(おにぎり、果物、カップラーメン)、ジェットボイル(バーナー、コッヘル)休憩用のダウンジャケット、アイゼン、スコップ、手袋2、カメラ、非常用小物などを背負ってそれなりに重量がありましたが、登山中はもちろん下山時のテレマークスキーでの滑走時(特にターンしている時)など特に体が振られることもなく自然に滑ることができたので、ザックの体へのバランスは素晴らしいと思います。

気温が低い環境下で使用していることもありますが、ショルダーハーネスやヒップベルトなどのクッション部分に活性炭加工を施したエアメッシュ素材のためか、汗をほとんどかくこともなくストレスなく使用することができました。

4月7日の山行では、フロントポケットにアウターかミドルレイヤーのどちらかを入れていたのですが、フロントポケットが盛り上がり少し格好が悪くなってしまうのが気になりました。フロントポケットの横幅をもう少し広かったらいいと思いました。13日の山行では、フロントポケットにはスコップとテレマークスキーのスキン収納袋を入れました。スコップの収納場所はいつもどこかいい場所がないかなぁと思っていましたが、「リッジ」のフロントポケットがちょうどよかったです。

フロントポケットについているファスナー式ポケットには予備の手袋を入れるのに便利でした。ちょっと出し入れしたい物を入れるのに便利だと思います。汗ふきタオルを首にかけて歩きたくない人や、トイレットペーパーとかあまり嵩張らないものを入れるのにちょうどいいと思いました。

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背中全体で背負えるので、ストレスがなく、快適

「リッジ」は、コンフォートインナーパネルで、背中全体で背負えるようになっており、快適でした。山行中にストレスを感じることがなくザックを背負えました。フィッティングについて、背中腰全体で背負っている感じがしてとても良かったです。1回目は荷物を軽め、2回目は若干重めに持っていきました。好みになると思いますが、自分はザックの荷重を腰寄りにする方なので、重い荷物になるほど腰に荷重を掛けるので、腰ベルトの厚みがもう少しあった方が好きです。

ヒップベルトの調整の仕方は前に引く方法は、簡単にちょうどよく調整できるのでとても良かったです。ショルダーハーネスの調整ベルトの長さは、自分には若干短かったので、もう少し(コブシ一つ分くらい)長いともっと楽に調整できるのではと思いました。

ヒップベルトポケットには、終始スマホ、コンデジを入れていました。ポケットが大きいので、スマホで地図を確認する時やコンデジで写真を撮るときの出し入れ時、引っかかることもなくものすごくストレスフリーでした。雨蓋には350mlの水筒、行動食、地図及び車のカギを入れていました。雨蓋の中が2つに仕切られているので、頻繁に出し入れする方に水筒、行動食、地図を入れて、車のカギをもう1つの方に入れられるので、山行途中に落とす心配がなくて便利でした。背面パネルのポケットには、プラティパスに予備用の水を約1.5リットル入れるのにちょうど良かったです。このポケットがあるおかげで、予備の水の重みがしっかりと背中寄りになって重宝しました。また、行動中にザックの下に片寄ることなく収納できるのがいいです。今後ハイドレーションを使用するときにもいいと思いました。

ザックのメインコンパートメント上部を開く際に、クリップ側とは反対側につかむベルトがついているのに感動しました。クリップとベルトを両手で左右に開きやすくなっているので、山行に疲れている時にでも無意識に両手で掴める位置にあるので、大きく開くので便利でした。とても使用者側に立って細かく考えられてついていると思いました。

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完成された、まさに「使用者の立場に立って考えられている」ザック

今まで使用していたザックは、背負い心地が良いのですが、収納には不便な点が多々ありました。「カリマー リッジ」は、今までのザックに比べてポケットが多く付いているので、収納する場所が分けられているのがこんなにも便利なものだとびっくりしました。今までのザックが、購入後にいかに自分仕様にしていくかを考えながら使い勝手を良くしていくザックであるのに対して、「リッジ」は完成されているザックなんだなぁと感じました。外付けのカメラケースとかサコッシュなど必要ない、1つで完結できるような収納が多いザックだと思います。

使い勝手、背負い心地、ビジュアル全てが高い水準で作られており、誰が使用しても失敗がないザックです。「使用者の立場に立って」考えられ、かゆい所に手が届くザックだと思いました。ポケットなどの収納が多く、山行の体の負担も少ないと思うので、これからも使っていきたいと思います。

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