体に負担がかからず、
とても軽量!
軽やかに歩ける一足
近年、シューズの世界にも“軽量化”の大きな波が訪れている。登山装備がどれも軽くなったために以前ほど足にかかる負担が減り、重厚なシューズに頼る必要が薄れてきたこともあるだろうが、なによりシューズ自体の軽さは、そのまま体にかかる負担を抑えることに直結するからだ。
そんな視点から見ると、「ネクシス エヴォ ミッド ウォータープルーフ」は、まさに現代的なシューズである。キーンの大人気モデル「ターギー」を踏襲する幅広い足型と心地よいフィット感に加え、分厚いミッドソールや滑りにくいアウトソール、そして軽量で強靭なアッパーを兼ね備え、なんと418g(27cm片足)を実現しているのだ。
シューズ作りを通して、地球環境をより良く変える努力を続けているキーンは、シューズの製造工程でも地球環境負荷の低減を推進している。例えば、アウトドアギアに欠かすことのできない撥水加工では、自然界での分解が遅く、発がん性を持つともいわれている過フッ素化合物(PFC)を一般的に使用しているが、キーンはこれを排除。アッパーメッシュや耐久性を高めるTPU素材にはリサイクルPET(PET=ポリエチレンテレフタレートの略)を取り入れている他、防臭加工では天然由来のプロバイオティックスを採用することにより、毎年7トン以上の殺生物剤を削減している。山という自然のなかを歩くためのシューズだけに、このような製品製造工程での地球環境配慮はもっと評価すべきであろう。
もちろん環境への取り組みはシューズの機能性を下げるわけではない。ひとたびネクシス エヴォ ミッド ウォータープルーフに足を入れれば、その履き心地のすばらしさがすぐにわかるはずだ。誰もが快適に、軽快に歩ける一足なのである。
続きを読む高機能なアッパーと
フィット感を高める
2つのシステム
アッパーは軽量でいて速乾性にも優れるパフォーマンスメッシュ。つま先付近や側部は強靭なTPU素材で補強し、さらに耐久性を高めている。そのアッパーの内側にはキーンが独自に開発した防水透湿性素材「KEEN.DRY」が使われている。防水性の靴下が入っているかのようにシューズ内部にぐるりと配され、雨の日でも快適な履き心地だ。つま先先端はキーン創業のきっかけにもなったデザイン上の特徴でもある、ラバーを使ったトゥ・プロテクションで保護され、岩などにぶつかったときに衝撃を緩和し、足先を保護するのに役立っている。
また、注目してほしいのは、アッパーの足首の部分に配置されたV字型のパネルの部分だ。これは“コネクト・フィット”という独自のシステムで、シューレースを締め上げるとパネル上の2本のコードが連動し、かかとのフィット感が高まるというユニークな工夫である。足首を覆うアッパーの内側には、アキレス腱部分にかかとのズレを抑える“コンフォートヒールコントロール”という5mm近いふくらみを持った小さなパッドも設けられており、歩行中のかかとの浮き上がりを抑える効果を発揮。“コネクト・フィット”とのコンビネーションで、フィット感の向上に大いに役立っている。
このアッパーのくるぶし部分には三角形のパッドも内蔵。関節の凸部を保護し、怪我の防止に貢献している。
続きを読む地面からの衝撃を緩和する
ミッドソールと
滑りにくさを考えたアウトソール
クッション性が非常に高いEVA素材のミッドソールは一目でわかるほど肉厚で、とても柔らかな履き心地。弾力性の高いフットベッドの力も相まって弾むような歩行感とすばらしい衝撃吸収性を得られ、膝や足腰へのダメージを防ぐ効果が非常に高い。このミッドソールはかかとの左右が立ち上がった立体的な構造で歩行中に中側部~かかとが左右に揺れる動きを抑え、疲労を緩和する効果も大いに期待できる。
地面と接するアウトソールも注目したいポイントのひとつだ。ソールのパターンは4㎜のU字型ブロック。シューズの前後で反対向きに配置してあり、その効果で前後左右、全方向へのグリップ力を向上させている。一方、アウトソールのつま先とかかとだけはU字型ではなく、横方向のラグパターンを採用。これは地面に強く接する部分の接地面積を広くすることでアウトソールの摩耗を抑え、グリップ力を長くキープするためのアイデアである。
このアウトソールは大きく3つのブロックに分かれていて、その隙間には柔らかなミッドソールが露出するような構造だ。そのために地面の傾斜や凹凸に合わせて柔軟に地面へ接地し、シューズの滑りにくさをますます向上している。
続きを読む製品情報
今後のキーンを担うモデルとして今期から本格的に展開される「ネクシス」シリーズ。そのなかでもネクシス エヴォ ミッド ウォータープルーフは、足首まで保護するミッドカットで優れた防水性を持ち、もっとも汎用性が高い製品だ。ほかにローカットや防水性を省く代わりに通気性を高めたタイプなどもあり、好みに応じてセレクトすることができる。
キーン/NXIS EVO MID WP(Men’s)
- 価格
- 19,800円(税込)
- サイズ
- 25.0〜28.0、29.0cm
- 重量
- 418g(片足27.0cm)
- カラー
- 3色
キーン/NXIS EVO MID WP(Women’s)
- 価格
- 19,800円(税込)
- サイズ
- 22.5〜25.5cm
- 重量
- 332g(片足24.0cm)
- カラー
- 3色
モニター募集は締め切りました
モニターレポートを見るブランドヒストリー
「サンダルは、つま先を守ることができるのだろうか?」
2003年、創業者ローリー・ファーストのシンプルな疑問をきっかけに、キーンの歴史は幕を開けた。つま先を衝撃から守るトゥ・プロテクション機能を搭載した、記念すべき創業モデル「NEWPORT(ニューポート)」がその答えだ。革新的なアイデアが搭載されたハイブリッド・フットウェア*の登場はスポーツシューズの世界に革命をもたらし、キーンの名を瞬く間に世界中に広めた。
以来、出自や性別、世代を超えて「誰もがいつでもソトを楽しめ、やりたいことを実現できる世界」を目指し、より良い暮らしとソトの冒険へいざなう、オリジナルかつ汎用性あるハイブリッド・フットウェアを提案しつづけている。その機能性・快適性・デザイン性を業界最高水準でアップデートし続ける革新的な製品は、有害物質の排除やリサイクル素材の採用など、環境負荷の低減を推進する<Detox the Planet>のもと製造。また、環境保護、気候正義、そして災害支援、ジェンダー平等など社会正義への取り組みを「キーン・エフェクト」と呼び、この活動の推進にコミットしている。