【シリオ】P.F.330 本革でこの価格!本格トレッキングシューズ - モニタープレゼント企画 Yamakei Online / 山と渓谷社
日本人専用の足型を使う登山ブランド「シリオ」

 1993年、「甲高で幅の広い日本人の足にフィットする登山靴をつくりたい」と、日本で誕生した登山靴の専門ブランド「シリオ(SIRIO)」。

 有名な海外登山靴ブランドの靴を履いてみて、「幅が狭い」「小指が当たる」と感じたことがある人も多いだろう。これは欧米人の細い足型に合わせてつくられているため。たとえ幅広な足型を採用しても、既存の幅の狭いソールと組み合わせているため、頭でっかちのバランスの悪い仕上がりに。

 シリオの登山靴は幅広な日本人の足に合うよう、日本で企画・開発され、高い製造ノウハウを持つイタリアの技術が生かされ生産されている。このため、アッパーとソールのバランスがよく、また、細かなところまで丁寧につくり込まれており、履き心地がよく、堅牢なのが特長だ。

 また、シリオは日本人専用のラスト(木型)を採用している。足の長さと幅の比率が10:4の「3E+」を基準とし(欧米人は10:3.5が多い)、さらに広い「4E+」、狭い「3E」の3つのワイズを提供している。 新しい登山靴を買う際は、ぜひシリオの靴を試してみてほしい。他ブランドとの違いが感じられるはずだ。



ハイキングから岩稜まで使える硬牢登山靴「P.F.330」

 今シーズン加わった「P.F.330」は、シリオの中では「ライトトレッキング」カテゴリーに類する。‟ライト”とついてはいるが、そこは登山靴専門のシリオのこと。要所を押さえたしっかりしたつくりで、ハードなコースにも耐えるカテゴリーだ。

 P.F.330は本革仕様で、堅牢性に優れ、岩場にも対応するソールの硬さを持つため、低山ハイキングから岩稜まで、幅広く使えるモデルとなっている。しかも、オールレザーでありながら、2万円半ばという価格はうれしい(一般的に、オールレザータイプの本格的登山靴は3~4万円代)。

 ちなみにモデル名の「P.F.」は「プリウス・フォルマ(ラテン語で先進のフォルム)」の略。足に合った幅、楽な姿勢で歩けるかかとの高さ、歩きを支えるソールの硬さ。この3つの要素を調和させ、歩きやすさを達成するシリオ独自の理論だ。この理論が設計に生かされていることを示している。


 P.F.330のアッパーには、1.6~1.8mm厚のスウェードレザーが贅沢に使用されている。上位モデルの530や630は2.2mm厚なのを考えると、薄いと感じるかもしれない。だが、ともすれば重くなりがちな本革製の登山靴にあって、十分な頑丈さを保ちつつ、ナイロンや合成皮革に負けない軽量性を達成したバランスのいい選択と言える。

 堅牢性のほかにもメリットはある。ナイロンと本革を組み合わせたモデルでは、パーツの切り返しや縫い目が多く、部分的に硬くなるなど、均一なフィット感が得られないことも。一方、P.F.330はオールレザーなので、全体が均等に柔らかく足にフィットする。足全体をやさしく包み込むような高いフィット感が生まれるのだ。

 加えて、くるぶし部分には独自の「アナトミックパッド」を装備する。岩場で立ち込めた際のかかと浮きを抑制するなど、高いホールド感も実現されている。

 爪先とかかとには、アッパーの保護と型崩れを防ぐトゥーラバーとヒールラバー。内足(土踏まず側)にもラバー補強がなされている。また、上から3番目の靴紐のフックには、ロック機能があり、締め上げやすい。下りは履き口まできつく、登りでは履き口だけを緩めに、といった使い方も可能だ。

 インナーには、防水透湿のゴアテックスファブリクスを採用する。

 アッパーだけでなく、ソールのつくりも秀逸だ。ミッドソールにはEVAをチョイス。ポリウレタンに比べ、劣化が少ないので長く使える。また、剛性を高めるため、グラスファイバーをレイヤードした新しいシャンク(靴底の芯材)を導入した。専用のインソールとも相まって、フラットな登山道から、岩場やガレ場まで、快適で安定した歩行が可能だ。

 アウトソールには、ビブラム社と共同開発した「シリオ・ビブラム・アイベックスソール(SIRIO VIBRAM IBEX sole)」を採用する。専用設計のため、アッパーとの相性もよく、また、角度を変えたブロックパターンで、不整地やザレ場などでも高いグリップ力を発揮する。泥落ちのいいセルフクリーニング設計となっている。

シリオの登山靴のほとんどはソールの張り替えが可能

 シリオのほとんどのブーツは、アッパーさえ傷んでいなければ、ソールの張り替えが可能だ。足に馴染んだ登山靴を長く履けるうえ、愛着もわく。ソールの溝が5mm以下になったら、購入した販売店へ一度相談してみるといい。

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P.F.330

 日本人に合ったラストとオールレザーで、抜群の履き心地と堅牢性を手に入れた登山靴「P.F.330」。低山からアルプスまで、また、春から秋まで。ストラップ式アイゼンが着用できる剛性があるので、残雪期でもOK。スタイルや季節を問わずに使えるオールラウンダーだ。

シリオ/P.F.330
価格:26,460円(本体24,500円+税)
サイズ:22.5~29cm
重量:600g(26cm)
ワイズ:3E+
カラー:1色

Brand History

 シリオの創業は1993年。それまでイタリアの靴ブランド「アゾロ」の代理店業務を行なってきた「アゾロスポーツ・販売株式会社」が、オリジナルのブランドを立ち上げたことに始まる。イタリア製のハイキングブーツの輸入に30年以上携わってきた社長、花香昌男氏が「欧米人のための靴を日本向けにアレンジしたものではなく、幅広で甲高の日本人に最適な‟日本人専用設計の”ハイキングブーツを作りたい」と、日本とイタリアで登山靴を共同開発。苦難を乗り越え、「270-GTX」「250-GTX」など」 を発売するに至った。

 現在ではウォーキングから冬期用の登山靴までランナップする登山靴の専門ブランドとして広く知られている。

公式サイト ≫ http://www.sirio.co.jp

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シリオ「P.F.330」