北アルプス山麓の町、
信濃大町に暮らす

北アルプス山麓町、信濃大町らす

[PR] 2025.7.14

地元では「信濃大町」の愛称で呼ばれる長野県大町市は、
北アルプスの自然と隣り合わせの豊かな生活環境に恵まれ、
また、その自然を活かしたアウトドアスポーツが盛んな
長野県を代表する山岳観光都市です。
この特設ページでは山の見える緑豊かな大町市で、
新しい人生の一歩を踏み出そうと考えている人たちに
信濃大町への移住を実現するための情報を提供します。

大町市へのアクセス

  • 面積:565.15 km2
  • 人口:25,684人(2024年1月)
  • 標高:726m(大町市役所)
  • 地勢:北の五竜岳から南の槍ヶ岳頂上までを市域とし、その面積は長野県内第5位

電車で

● 新宿駅から

信濃大町駅へは、新宿駅から「特急あずさ」で松本駅へ。松本駅で大糸線に乗り換え信濃大町駅。なお、一日一往復だが「特急あずさ」の信濃大町への直通運行(新宿⇔南小谷)がある。また、夏季には新宿⇔白馬間をつなぐ夜行列車「特急アルプス号」が運行する。

● 東京駅から

東京駅から北陸新幹線で長野駅へ。長野駅からは信濃大町駅行き特急バスを利用する。

● 名古屋駅・関西方面から

JR名古屋駅から「特急しなの」に乗りJR松本駅へ。JR松本駅で大糸線に乗り換えて信濃大町駅へ。

マイカーで

マイカーでは長野自動車道の「安曇野IC」または「長野IC」で降りて大町市へ向かう。安曇野ICから信濃大町駅へは北アルプスパノラマロードなどを経て約40分。長野ICから信濃大町駅へは県道394経由で約70分。なお、冬期の走行は冬用タイヤの装着が必須。

飛行機で

各地からFDAとJALが運行する信州まつもと空港へ。信州まつもと空港から信濃大町駅、大町温泉郷へ、信州まつもと空港の航空機利用者専用のシャトル便(バス)を利用する。

大町市ってこんなところ

「今日の山の表情は?」。家の窓から望む北アルプスの山並み。大町市の暮らしのなかには、いつもそこに山があります。大町市は長野県の北西部に位置し、眼前に北アルプスの3000メートル級の山々が連なる山岳観光都市です。市街地の標高は約700メートルで、北は白馬村、西は長野市、南は松本市や安曇野市に隣接し、自然ゆたかな環境と四季折々の美しい風景が広がっています。市の中央には信濃川水系の高瀬川が流れ、北には3つの湖が連なる仁科三湖(にしなさんこ)。すぐ近くに自然があり、自然とともに暮らしがある。大町市はそんな魅力にあふれた町です。

Focus!1

日帰りでアウトドアを
満喫するぜいたく

多彩なアウトドアアクティビティを楽しめる大町市。後立山連峰や黒部立山アルペンルートへの玄関口として、夏山シーズンには全国から登山者や観光客が訪れ、扇沢(おうぎざわ)を起点に憧れの名峰を目指します。木崎(きざき)湖、中綱(なかつな)湖、青木(あおき)湖から成る仁科三湖はそれぞれ異なる個性を持ち、釣り、カヌー、SUP、キャンプなどのアクティビティが満載。ウィンターシーズンには、市内の2つのスキー場でウィンタースポーツを楽しむことができ、思いっきり滑った後は日帰り温泉でほっこり。その日の天気を見て、日帰りでアウトドアを満喫できるぜいたくさ。大町市に住んでいれば、そんな暮らしが可能です。

SUP体験が人気の木崎湖
Focus!2

北アルプスと豊かな
自然環境がつくる風土

都会では味わえないおいしい空気と水。そんな大町市の風土をつくるのは、北アルプスの山々と豊かな自然環境です。寒暖差が大きく降水量が少ない内陸性の気候で、カラッとした空気が特徴。夏の日中は30度を超えますが、夜になるとぐっと気温が下がります。冬は高地らしい寒さで、最低気温がマイナス10度を下回る日も。山間部は積雪量が多く、市街地などの平地でも降雪があります。こうした気候や風土が、米やそば、リンゴ、ブドウなどのおいしい農産物を育み、近年ではワイナリーやブルワリーなど、地域資源を活かした新しい産業も生まれています。

信濃川水系の高瀬川にある大町ダム
Focus!3

伝統と現代文化が
共存する町、大町市

大町市は古くから交通の要所として栄え、糸魚川と松本を結ぶ千国街道(塩の道)の宿場として発展しました。その名残りとして、今でも歴史的な建造物や街並みが残っており、歴史散策を楽しめます。地元の祭りやイベントも盛んで、夏の風物詩である「若一王子(にゃくいちおうじ)祭り」では、日本国内でも珍しい「子ども流鏑馬(やぶさめ)」が見どころです。市内の「山岳博物館」は日本初の「山岳」をテーマとした博物館で、北アルプスを中心とした自然や登山の歴史を学べます。また、国内外のアーティストによるアートの祭典「北アルプス国際芸術祭」が3年に1度開かれるなど、世界の芸術にも触れることができます。

市内の自然や風土を生かしたアート作品

理想のライフスタイルで選ぶ、
6つの地区

大町市では地域の概況や特性に合わせた町づくりをめざし、「地区別構想」として6つの地区を設定している。6地区それぞれの地域特性を知り、気になる地区があれば移住検討段階で実際に現地を訪れてみよう。

大町地区Omachi

生活利便性抜群の町の中心地

気軽に山や湖にもアクセスできて、同時に暮らしやすさも求めたい。大町地区はそんな人におすすめのエリアです。市の中心地区で、信濃大町駅の徒歩圏内には、大型スーパー、総合病院、銀行など、生活に必要な施設が集まっています。交通の便も良く、公共交通機関や主要道路が整備されているため、他の地域へのアクセスも便利。市内の南北を通るJR大糸線は、信濃大町駅から松本駅までを約1時間、白馬駅までを約40分で結び、通勤や通学もしやすい環境です。

常盤地区Tokiwa

田園風景と北アルプスの展望

目の前に雄大な北アルプスと田園風景が広がるエリア。自然が身近にありながらも積雪は比較的少なく、南北にJR大糸線と国道147号線が走っているため交通アクセスも便利。また地区内には、大町市と松川村にまたがる広大な自然公園「国営アルプスあづみの公園」があり、季節によってさまざまなアクティビティを体験できます。夏はバーベキューや川遊び、冬はスノーシューや雪遊びなど、子どもも大人も楽しめる人気の自然体験スポットになっています。

社地区Yashiro

地域に息づく歴史と文化

大町市の南東部に位置する社地区。市内でも雪は少なめで、高台からの北アルプスの眺望は抜群です。そのため、北アルプスのパノラマと暮らしやすさを求める人に人気のエリアになっています。市の南部に位置しているため、近隣の市町村への車でのアクセスもよく、安曇野市や松本市への通勤が可能です。また、地区内には国宝の「仁科神明宮(にしなしんめいぐう)」があり、森の中に厳かにたたずむ社殿が900年以上の歴史を物語っています。

平地区Taira

市内きってのアウトドアエリア

北アルプスの麓に広がる平地区は高い標高に位置する豪雪地帯で、仁科三湖と2つのスキー場を抱える市内きってのアウトドアエリア。地区内にはアルペンルート黒部ダム行きの電気バスが運行する「扇沢駅」があり、鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳などの登山基地にもなっています。グリーンシーズンは登山や湖でのウォータースポーツ、冬はスキー場でのウィンタースポーツなど、アウトドア好きにとっては理想の環境。また、白樺やブナの林に囲まれた大町温泉郷では日帰り温泉も楽しめます。

八坂地区Yasaka

日本の原風景が残る山村留学発祥の地

大町市の東山麓に位置する八坂地区は起伏に富んだ地形が特徴で、棚田などの日本の原風景が残る山間エリア。山あいにありながらも積雪量は比較的少なく、高原野菜団地として有機農法による野菜やそばの栽培も行なわれています。以前は八坂村として独立していましたが、2006年に美麻村とともに大町市に編入し、現在は約700人の住民が暮らしています。また、山村留学制度の発祥の地で、これまでに延べ1400人以上の生徒が巣立っています。

美麻地区Miasa

四季折々の大自然が魅力の中山間地

大町市の北東部、標高900メートルの山あいに位置する美麻地区は、大自然が魅力のエリア。NHK連続テレビ小説「おひさま」のロケ地になった「中山高原」は、春は菜の花畑、秋はそば畑が一面に広がり、季節によって異なる表情を見せてくれます。2006年に旧・美麻村が大町市に合併されて美麻地区に。人口は約900人で、その半数以上が移住者です。地区の美麻小中学校では、大町市の姉妹都市である米カリフォルニア州メンドシーノとの学校交流も行っています。

美麻地区から全市へ、学校教育に力を入れる大町市

地域が学校の授業をサポート
「美麻小中学校の放課後子どもチャレンジ教室」のひとコマ

美麻小中学校では特色ある教育が行なわれ、全国から教育関係者が視察に訪れるなど注目を集めています。標高952メートルの高台にある同校は、小学校過程から中学校過程までの9年間の義務教育を行なう小中一貫校。現在は1年生から9年生まで約100人の生徒が在校しています。2014年から地域住民が学校運営に参画するコミュニティ・スクールとなり、地域と一体となった学校づくりに取り組んでいます。

大きな特徴は、保護者や地域住民が学校運営に積極的に関わっていること。また、協働の学びと対話に重点を置いて、授業や学校行事などに地域のボランティアが関わっていることです。例えば、家庭科での調理や着物の着付け、理科での実験、体育科でのスキーなどでは、地域のボランティアが支援。総合学習では、ビオトープ作りや森の授業、ヤギの飼育、豆腐作りなど、地域の資源と豊かな自然環境を活かした体験学習が行なわれています。

こうした地域協働の学びは子どもの成長や地域の活性化につながり、現在、大町市では全市的にコミュニティ・スクールに取り組んでいます。

  • 編集・制作=山と溪谷オンライン
  • 文=鈴木俊輔(大町市ってこんなところ、大町市の暮らしと移住)
      大関直樹(大町市の山と登山)
  • デザイン=熊谷篤史
  • 写真=PIXTA、鈴木俊輔、大町市
  • 地図、図版、鳥瞰図=アトリエ・プラン
  • 登山地図=山と溪谷オンライン