山小屋オーナーや先輩移住者の話が聞ける! 日本一標高の高い場所で開催される「爺ヶ岳移住セミナー」、参加者募集中

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

長野県の北西部に位置し、北アルプス・後立山連峰の景観が美しい大町市。岳都おおまちとして昔から登山者に慕われてきた同市ならではのユニークな移住セミナー「爺ヶ岳移住セミナー」が今年も9月6日(土)に開催される。会場は標高2450mに立つ種池山荘で、移住セミナーとしては日本最高地点での開催となる。

このセミナーは今年で11回目となる大人気企画。会場の種池山荘までは、標高約1340mの柏原新道登山口から歩き始め、標高差は約1100m、片道4時間ほどの登山となる。移住セミナーは当日の夕方からだが、14時から爺ヶ岳南峰にて「山頂カフェ」も開催予定。大町市のお茶菓子とおいしいコーヒーを楽しみながら、大町市の魅力などを聞ける場となっている。また、メインプログラムの移住セミナーでは、山小屋のご主人や先輩移住者との座談会も予定しており、大町市の暮らしに関する情報だけでなく、山小屋運営のおもしろトークなど、普段聞けない話を聞けるチャンスだ。

なお、山頂カフェは事前予約不要だが、移住セミナーは予約が必要。また、現地集合現地解散のイベントだが、6日5時45分に扇沢の柏原新道登山口に集合すれば、セミナー運営スタッフと一緒に歩くこともできる。セミナーの参加費は無料(種池山荘の宿泊費は各自支払い)なので、登山を楽しみながら大町市の移住情報を知りたい人は申し込んでみてはいかがだろうか。

爺ヶ岳移住セミナー概要

日時:
2025年9月6日(土)
14時~14時30分 山頂カフェ(爺ヶ岳・南峰)
18時45分~20時 移住セミナー(種池山荘内)
集合時間:
柏原新道登山口5時45分(スタッフと同行を希望する人)
種池山荘18時30分(現地集合する人)
定員(移住セミナー):10名
参加費:
無料(宿泊・食事代は自己負担となるため当日山荘で各自支払い)。
種池山荘ウェブサイト(宿泊料金など記載あり)
https://www.kasimayari.jp/index.htm

セミナー内容:
①大町市の紹介
②山小屋マル秘話が聞ける山小屋オーナーとの座談会
③先輩移住者との座談会
④移住支援体制の説明ほか
申し込み:
申し込みフォームから申し込む。8月28日(木)締め切り

問合せ先

大町市まちづくり産業課 移住定住促進係
TEL:0261-21-1210
E-mail:teijuu@city.omachi.nagano.jp

この記事に登場する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

爺ヶ岳 標高 2,670m

後立山連峰の南部にあり、3つのピークからなる。北から一直線に南下してきた後立山の主稜線は、この爺ヶ岳で西方へ大きく湾曲し、越中側にすり鉢を半分に切ったような、ハイマツの見事な大斜面をつくっている。 一方、東面には大きな白沢天狗尾根を張り出している。この天狗尾根や扇沢にはかつて登山道があったが、現在は廃道となり、種池山荘の柏原正泰氏が拓いた柏原新道がある。新道は扇沢出合から爺ヶ岳南稜をたどって種池に登るもの(扇沢出合から所要3時間30分)で、2つの廃道の欠点を取り除いた、後立山連峰の主稜線へ登るものとしては、最も容易なコースである。 爺ヶ岳の山名は、南峰と中央峰との間、白沢の上部に、残雪期に種子蒔き爺さんの雪形が現れることから付けられたもので、爺さんが蒔く種を漬ける種池だ、というおまけまでついている。種池は主稜上の池塘で、そばには種池山荘があり、幕営地にもなっている。この西方にも棒小屋沢乗越の池がある。種池から南峰にかけて、またその南斜面も広大なお花畑である。 積雪期の爺ヶ岳東面は、ヒマラヤひだが発達して壮観で、いくつかのバリエーション・ルートが拓かれている。

最新ニュース

編集部おすすめ記事