車やロープウェイで山上に行けるため、市街地と同じ服装をした観光客の姿も目立つ六甲山。トレッキングの場合は、きちんと登山用のウェアと装備で出かけよう。登山用品店でスタッフと相談しながら、季節にふさわしい服装を選ぶのがよい。六甲山は市街地から近いが、山上は気温が低く、天気も変わりやすい。防寒着や雨具は必ず持っていくこと。
キャップやハットは紫外線から頭を守る重要な装備なので忘れずに。タオルや手ぬぐいを巻いてもよい。秋冬はニット帽があれば防寒にもなる。
肌に触れるウェアは、汗をかいても乾きやすい化繊やウール製を。シャツや薄手のジャケットを重ね着すれば、行動中に羽織ったり脱いだりして体温調節ができる。
日帰りなら、容量は20~25L程度がおすすめ。腰と胸にベルトがついた登山用バックパックが快適に歩ける。必ず試着して体形に合うモデルを選ぼう。
足首まで保護してくれるハイカットの登山靴が安定して歩けるのでおすすめ。これも必ず試着して、自分に合う一足を選びたい。靴下もシューズに合わせて用意を。
行動中に暗くなってしまった場合に備えて、頭に装着できるヘッドランプを用意しておこう。予備の電池も忘れずに。
フリースやダウンのジャケットを季節に応じて使い分ける。秋冬は手袋もあるとよい。夏は暑いが念のために薄手の上着を持とう。
天気予報が晴れでも必ず持つこと。上下セットで、透湿性のある素材のものが蒸れにくく快適。折りたたみ傘もあると便利だ。
アイテム |
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登山靴 |
帽子 |
レインウェア |
折りたたみ傘 |
防寒着 |
手袋 |
ライト・予備電池 |
アイテム |
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行動食・飲み物 |
地図 |
時計 |
日焼け止め |
救急セット |
健康保険証 |
携帯電話 |
新型コロナ対策 |
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マスク・ネックゲイターなど |
消毒液 |
ウェットティッシュ |
初めての登山の服装や装備のお悩みは登山用品店のスタッフに相談しよう。
山に行く時期やコースに合わせて、おすすめの装備を教えてくれる。
息切れしないペースで歩くのがよい。また休憩時間も考え、暗くなる前に余裕をもって下山できるように出発時刻を決めること。
夏の六甲山は暑い。熱中症に注意して、水分と塩分をとろう。涼しい季節でも行動中に体の水分は失われるので、飲み物は忘れずに。
予報が荒天なら無理せず登山をとりやめる勇気も大切。行動中に天気が大きく崩れたら、下山はロープウェイを使うなど臨機応変に。
マスクやネックゲイターなど口元を覆うものを必ず用意。人の多い場所で立ち止まる際や、施設や乗り物の中では必ず着用しよう。
アルコール消毒液、除菌ティッシュなども持参したい。手だけでなく、同行者と共同で使う道具などもこまめに消毒を。
同行者やすれ違う相手と接近しすぎないように注意を。やむを得ない場合は口元をカバー。休憩も人が多い場所をなるべく避けよう。
出発前には必ず検温すること。熱がなくても、咳など少しでも体調に異変があるときは入山を控えたい。