絶景を巡る離島・小豆島の空旅
瀬戸内海諸島の神宿る最高峰へ
香川県
寒霞渓
かんかけい
ロープウェイハイキング
寒霞渓とは
瀬戸内海国立公園の象徴であり、日本三大渓谷美のひとつでもある寒霞渓は、1300万年前の火山活動で誕生し浸食作用で形成された、東西7km南北4kmに渡る大渓谷です。奇岩怪石独自の景観は古墳時代、応神(おうじん)天皇がこの山の樹々や岩角に鉤を掛けて登ったことから、鉤掛山(かぎかけやま)と名付けられ、その後神懸山(かみかけやま)→寒霞渓(かんかけい)と呼ばれ、山地一帯が霊地として信仰されています。
ロープウェイ開通までの歴史
1923(大正12)年に国の名勝に指定され、1934(昭和9)年、日本で最初の国立公園(瀬戸内海国立公園)に選定。1963(昭和38)年に寒霞渓を遊覧するためにロープウェイが開通し、四季折々の寒霞渓の景色を空中からも楽しめるようになりました。
コース(表神懸十二景登山道)
こううん駅烏帽子岩山頂駅
コースタイム:約1時間
瀬戸内国際芸術祭2022 作品「空の玉/寒霞渓」青木野枝
空中からも地上からも雄大な寒霞渓の渓谷美を楽しめる
ロープウェイを使えば所要時間5分で空中散歩ができますが、寒霞渓には主に3つのハイキングコースがあります。
そのうちの一つ、「表神懸十二景遊歩道」は山麓のこううん駅(紅雲亭)から寒霞渓山頂駅までをつなぐ約2kmの緩やかなハイキングコースです。四望頂(しぼうちょう)から鷹取展望台までは、渓谷や瀬戸内海を眺めながら寒霞渓の稜線ウォークや瀬戸内国際芸術祭2022のアート作品「空の玉/寒霞渓」の鑑賞もお楽しみいただけます。長い年月によって創られた奇岩怪石の表情や自生した植物を間近で観察することができます。
知っておきたいこと
山頂駅にはフードコーナー、売店、快適なパブリックトイレも完備。ロープウェイ駅構内で手荷物の預かり(1個300円)も可能です。
寒霞渓一帯は国立公園特別地域のため、動物の捕獲、植物の採取等の禁止、火気使用は厳禁です。

寒霞渓ロープウェイ
- 運行期間
- 年中無休
- 荒天やメンテナンス工事により運休あり
- 料金
-
- 10月31日まで
- 往復
- 大人2,340円・子ども1,170円
- 片道
- 大人1,300円・子ども650円
- 11月1日〜30日
- 往復
- 大人2,700円・子ども1,350円
- 片道
- 大人1,500円・子ども750円
- 山麓駅標高
- 295m(こううん駅)
- 山頂駅標高
- 612m(山頂駅)
- 高度差
- 317m
- 全長
- 917m
- 所要時間
- 約5分
- 定員
- 40人
- アクセス
- 高松港、岡山港、姫路港、神戸港より小豆島各港へフェリーが毎日運行。
小豆島内は、草壁港より寒霞渓無料シャトルバスに乗車し終点の紅雲亭下車(約11分)。- 寒霞渓無料シャトルバスは季節運行
- マイカー
- 小豆島の各港より車で約30分~40分
- 山麓のこううん駅までカーナビ検索の場合はTEL0879-82-0904と入力してください。