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MONITOR REPORT

ドイター フューチュラ32 & 30SL

選ばれた5名のモニターからのレポートを掲載!

背中にフィットして、肩への負担がない
ユーザーの「あったらいいなぁ」という機能が満載
ハイキングから岩場の多い本格的登山まで使えるザック

ニックネーム
りかさん
(20代、女性)
登った山
埼玉県・棒ノ折山(日帰り)
登山歴
2年

Check Point

  • 棒ノ折山の不安定な道でも背中にフィットして、全く揺れない安定感
  • 肩への負担がなく、首と肩が凝らないショルダーハーネス
  • 「あったらいいなぁ」というユーザーの気持ちに沿った沢山の機能が詰まっている
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山

棒ノ折山の不安定な道でも背中にフィットして、全く揺れない安定感

4月中旬に埼玉県の棒ノ折山に行きました。ゴルジュ帯を登っていくのですが、その際、川を渡る場面や鎖場、岩場があります。かなり不安定な道で、バランスをとるのに右に左に体を傾けながら歩いたのですが、「フューチュラ」は全く揺れませんでした。しっかりと背中にフィットして安定感があります。全体的に縦長なデザインになっているので、幅の狭い場所でも引っかかることがありませんでした。

初めは、「背中に直接バックパックが当たらないので不安定さがあるのかな」という予想でした。しかし、ピンっと張ったバックパネルとその周りのクッションが、しっかりと背中にフィットしているのと、さらに、ウェストベルトが太くしっかりとしているからか重さを感じにくいように思いました。

山行当日は日が差して初夏のような暖かさで、歩いているとじんわり汗をかくようなコンディション。それでも背中のメッシュパネルとバックパックの間に造られる空間のおかげで背中の通気性が良く、蒸れにくいように思いました。山頂に着き、バックパックを下ろしランチタイムにしたとき、稜線上ということもあり、時折り風が強く吹きました。いつもなら背中が湿って冷たくなり、夏でも寒くなってしまうのですが、「フューチュラ」を背負った今回は蒸れがあまりなく、寒い思いをしないで済みました。

また、私はいつも、モノクロ系やアースカラーを選んでしまうのですが、今回のザックはパプリカ×シエナのカラー。新緑の中や大きな桜の木の下、岩の壁に包まれたゴルジュ帯でもフレッシュなパプリカカラーが映えて、いい写真がたくさん撮れました。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山

肩への負担がなく、首と肩が凝らないショルダーハーネス

「フューチュラ」のショルダーハーネスは、特別太くないながらも全く食いこみがありません。1回目の使用にも関わらず、自分の肩にすぐ馴染んで、肩への負担がありませんでした。今までの山行では、下りで肩と首が凝るような感覚がありました。今回の山行で下山に2時間程要しましたが、今までの凝るような感覚は一切ありません。

ファスナーはとても滑らかで、途中引っかかるストレスも感じませんでした。メインのコードロックは、開けるときはコードロックをつまんで出入口の反対側を引っ張るだけ。閉めるときは、片手でコードを引っ張るだけになっていて操作がとても簡単でした。雨蓋は思ったより容量が大きく、空間が分かれているので使いやすいです。ファスナー式間仕切りで2気室にできる仕様や、荷室の底のギアを素早く出し入れできるボトムアクセスも使い勝手がよく、メインには調理機器、バッテリー類、雨蓋には鍵、手袋、救急セット、ティッシュ、タオル、下の気室にはレインウェア、防寒着(ダウンウェア)を入れました。

サイドポケットには片側はトレッキングポール、もう片方はエアマットを入れました。トレッキングポールはポールを固定するゴム(ストックホルダー)に収納したので、ポールが揺れず安定して歩くことができます。ストレッチメッシュポケットには片側はウェットティッシュ、リップクリーム、飴。もう片方はスマホを入れました。すぐに取り出したいものを入れるのに便利です。スマホは大きめのものを使っているのですが、メッシュの部分のストレッチがかなり効いているので、すんなりと入りました。

改良をしてほしい点は、ウェストベルトの長さを短くしてほしいこと。普通体型の私ですが、ウエストの部分をもっと短くしたいです。一番細くしてもフィット感が足りないと感じました。それから、バックパックの底が斜めになっているから、自立しない点。パッキング中や、休憩中に、置くと倒れてしまいます。下に収納があるから仕方ないのかもしれませんが、置いた時に自立してくれると嬉しいなと思いました。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 棒ノ折山

ユーザーの「あったらいいなぁ」という気持ちに沿った沢山の機能が詰まっている

私が「フォーチュラ」で特に気に入っている点は3つ。1つ目は、ヒップフィンのメッシュポケットで、ザックを背負ったまま素早く必要なものを取り出せます。大容量のため、スマホや行動食も入れることができてとても便利でした。2つ目は、背中のメッシュパネル。パネルが柔らかくバネのような質感なので背中によくフィットして、尚且つ蒸れません。3つ目は、パプリカ×シエナのカラー。写真映えがすると感じました。

「フューチュラ」はオールシーズンの日帰りの登山や、夏の山小屋泊登山にオススメです。荷物の比較的多くなる公共交通機関を利用した場合でも対応でき、着替えや防寒着を入れても余裕があります。また、夏山の1泊程度の小屋泊に対応できると思います。どんな体勢でもしっかりと体に密着して、体が振られることがないので、ハイキングから岩場の多い本格的登山まで使用できそうです。

今回は、まだ涼しい春山での使用でしたが、今後、もっともっと暑く汗をかく場面が増えると思います。その時は、ネット状のバックパネルによって蒸れを解消できそうです。シンプルな見た目ですが、「あったらいいなぁ」というユーザーの気持ちに沿った沢山の機能が詰まっていると感じます。これから本格的な山シーズンになりますが、今後も「フューチュラ」を使用して快適な登山をしていきたいと思いました。

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汗をかきやすい体質でも、すぐ乾くバックパネル
体と一体化して荷重を均等に分散するベルト
構造がしっかりしていて、あとあと体が楽なザック

ニックネーム
あきよしさん
(20代、男性)
登った山
神奈川県・丹沢山、塔ノ岳(日帰り)
登山歴
2年

Check Point

  • 丹沢の下りで小走りしても、ザックが揺れることがなく快適
  • ショルダーハーネスや腰回りのベルトで体と一体化し、均等に荷重が分散
  • 構造がしっかりしている「フューチュラ」で歩くと、あとあと体が楽になる
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳

丹沢の下りで小走りしても、ザックが揺れることがなく快適

神奈川県・丹沢山、塔ノ岳に行きました。歩行時間約10時間の山行でした。

登り始めは、ザック単体の重さが気になると感じていましたが、4~5時間を超えたあたりから、体にフィットし、肩、腰、背中全体に荷重が分散されたため、登りでもそれほどキツくなかったです。今回のように5kg前後の荷物を背負う場合は、「フューチュラ」のように、ある程度構造がしっかりしたザックがよいと思いました。

また、私は汗をかきやすい体質なのですが、じんわりと背中や腰に汗をかいても、「フューチュラ」は体とザックの接触面がバックパネル含め全てメッシュ素材になっているため、汗が発散してすぐ乾き、ひんやりと冷たくなるようなことはなかったです。

下りや平坦なところを小走りで移動してみたのですが、ほとんどザックが揺れることはなく、非常に快適に感じました。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳

ショルダーハーネスや腰回りのベルトで体と一体化し、均等に荷重が分散

「フューチュラ」のショルダーハーネスの調節ベルト2箇所と腰回りのベルトを適切に調節すれば、肩、腰、背中の全てに荷重が分散される印象がありました。普通のザックであれば腰の後ろ側(起立筋)が痛くなりがちなのですが、サイドのクッションが厚いため腰回り全体で支えている感じで、痛みがありません。ショルダーハーネスのベルトをややきつめに設定してみたところ、体のラインと一体化し、肩から背中に均等に荷重が分散されて、普通のザックのように肩の1箇所が痛くなるということもなかったです。

雨蓋のファスナーは通常のザックに比べて高い位置にあったので、ザックを背負いながらでも出し入れすることができました。また、中に入れたものが外に落ちることもなく、構造的にもちょうど良い広さだったので、中で揺れることもないように感じました。ファスナー式間仕切りで2気室にでき、荷室の下にファーストエイドキットやレインウェアを入れました。登山中に出し入れすることはなかったのですが、ボトムアクセスはいざという時に中の荷物が取り出しやすいと感じました。フロントのポケットには地図、携帯、薄手のジャンパー、両ヒップフィンには、飴、コンパス、手袋、両サイドには飲料水を入れました。両ヒップフィンには見た目以上に色々なものが入り、メッシュ構造にもなっているので多少濡れたものでも気にせずにしまえるのがよかったです。

改良してほしい点は、荷室の底のスペースを開く外側のファスナーの口をもう少し広くして欲しいこと。フロントポケットをもう少し広くしてほしいこと。また、私の場合はおそらくヒップフィンが大臀筋の上部に当たってしまうようで、下山後、じんわりと痛みを感じました。そのあたりも考えていただけるといいですね。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 丹沢山 塔ノ岳

構造がしっかりしている「フューチュラ」で歩くと、あとあと体が楽になる

「フューチュラ」は、夏山の日帰り~1泊2日(縦走)、冬山の日帰り、低山ハイキングに適していると思います。私は汗をかきやすい体質ですが、ドイター「フューチュラ」にTシャツ1枚であれば汗を気にせず登山ができますね。荷物が5kgを超える場合は、多少ザックが重くても、構造がしっかりしている「フューチュラ」を使うと、あとあと体が楽なように思います。今回は日帰りであったため、荷室に若干の余裕がありました。今後は特に1泊2日の夏山縦走に使ってみたいですね。また、色味やロゴも落ち着いた感じであり、どんな服装でも合いそうな気がしました。

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常に背中に風が通り抜けていくようで蒸れない
荷物が多い山行、暑い時期の山行にもピッタリ
大満足の使い心地。一緒に登った友人たちにも好評

ニックネーム
きよみさん
(40代、女性)
登った山
高尾山(日帰り)、陣馬山~景信山縦走(日帰り)、大菩薩嶺(1泊2日山小屋泊)
登山歴
2年

Check Point

  • まるで「あつらえた」ようにフィットする使い心地に感動
  • 背中に近いところに重心が来るので、肩・背中・腰にバランスよく重さが分散
  • 「未来」という意味がある「フューチュラ」とともにステップアップしていきたい
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA

まるで「あつらえた」ようにフィットする使い心地に感動

4月に、高尾山、陣馬山~景信山縦走、大菩薩嶺に行きました。全ての山行が早朝から快晴で、歩行時間は4時間半~約5時間半でした。風も穏やかで温かい春の日差しに恵まれました。新緑がまぶしい気持ちのいい山行で、いろいろな花を愛でながら楽しく歩くことができました。登山道の状態も良かったです。

今回、一緒に山に登った友人たちにも、新しくなったドイターのロゴやフューチュラのザックは大好評でした。届いたザックは、自分のザックとしてはまず選ばない色でしたが、明るい色のザックって持っているだけでウキウキするものなんですね。新緑にビタミンカラーが良く映えて、山行中に撮影してもらった写真を見返しては思い出して笑顔になれます。

ドイツのメーカーなので、「小柄な日本人の体型の自分には合わないのでは?」と勝手に思い込んでいましたが、まったくそんなことはなく、まるで「あつらえた」ようにフィットする使い心地に感動しました。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA

背中に近いところに重心が来るので、肩・背中・腰にバランスよく重さが分散

暖かく、汗ばむくらいの陽気の中の山歩きで、汗はかきましたが、背面のバックパネルのおかげで、常に背中に風が通り抜けていくような使い心地でした。蒸れる感覚はほとんどなく、これは夏の低山への山行には欠かせない機能ですね。また、改良されて、バックパネルと本体の間が狭くなり、背中により近いところに重心が来るので、肩・背中・腰にバランスよく重さが分散され、あえての大荷物のパッキングでも身軽に登れました。日帰り山行で、あんなにたくさん荷物を持って登ったのは初めてでしたが、大変さなどは特に感じず、快適で楽しい山行でした。ランチ後、荷物が減った時は脇のベルトを絞ることでザックの厚みを調整でき、常に安定した背負い心地でした。

ショルダーハーネスは、よく工夫が凝らされていると思いました。公共交通機関で目的地に向かう場合、電車やバス内でザックを下ろしたり、背負い直したりする回数が多くなりますが、肩からするりと下ろせて、背負う時はピタッと所定の位置に収まってくれるような感覚です。混んでいるバスでもスムーズに動くことができて助かりました。

雨蓋に、山行の相棒ネコのマスコット(ニャンコ先生)を入れているのですが、「ここで取り出したい!」という時に、手を後ろに回して雨蓋の中からすぐに出せます。背負ったまま雨蓋の中にしまうこともできて、とても便利です。他にも、行動食やタオルなどいろいろ入れましたが、背負ったまま出し入れができるのが嬉しいですね。ボトムアクセスのおかげで、休憩やランチの時に、ちょっと寒さを感じたら、荷室の下に入れているダウンジャケットをさっと取り出せます。レインジャケットと薄手のダウンが両方入り、急な天候の変化にも慌てず対応できそうです。

フロントのポケットには、マスクケースとモバイルバッテリーを入れたポーチを入れていました。両サイドのポケットには、お茶などを入れたクリアボトル(500ml)を入れましたが、もう一回りか、二回りくらい大きいのも入りそうです。ストレッチメッシュポケットの片側にティッシュとミニタオル、もう一方に小銭入れと小さなカードケースを収納。見た目より容量があるので出し入れがラクで使いやすいです。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA
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「未来」という意味がある「フューチュラ」とともにステップアップしていきたい

「フューチュラ」は、正直、日帰り低山には大きいかな…と最初感じました。ただ、容量がある分、山頂での山ご飯クッキングを楽しもうと思い、クッカーやバーナーに加え、材料も色々持って行くことができ、最高のランチを楽しめました。山小屋に1泊という時は、着替えや洗面道具などが増えますが、それでもキャパシティーは充分でした。帰りに温泉に立ち寄ることもあるので、お風呂セットも持って行けますね。

「フューチュラ」は、とにかく、山をもっともっと快適に楽しみたい方、全てにおすすめしたいです。山頂で山ご飯を作ってみたい、帰りに温泉に立ち寄りたい、など、荷物が多くなりがちな時も強い味方です。夏の低山(例:高尾山や大山、奥多摩方面など)の、暑くて修行のようになりそうな山行でも、背中を涼やかに通り抜ける風が、疲れた体にパワーを与えてくれますよ。

今後はもっともっと山小屋に泊まっての山行を楽しんでみたいと思っています。山小屋1泊~2泊分の荷物が充分入りそうですし、重い荷物もウェイトが分散されてより快適に背負って歩くことができます。「フューチュラ」は、元はラテン語の「未来」という意味があるとか。私の未来の山行は「フューチュラ」と一緒です。ともにステップアップしてどんな景色を一緒に見ることになるのか、楽しみとワクワクが止まりません。

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丁寧な作りで、荷物を入れた際のバランスが良い
子ども連れ登山にもストレスがない
「疲れにくく、動きやすい」ザック

ニックネーム
温泉好きな旅人さん
(40代、男性)
登った山
神奈川県・大山(日帰り)
登山歴
9年

Check Point

  • 子連れの大山登山でも、バックパネルの通気性と立体化したヒップフィンで快適
  • ショルダーハーネスの通気性やフィット感アップで「疲れにくく、動きやすい」
  • ポケット、2気室にできる仕様、ボトムアクセスなど、ストレス軽減するザック
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
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子連れの大山登山でも、バックパネルの通気性と立体化したヒップフィンで快適

4月に妻と娘と3人で神奈川県の大山に行きました。快晴の中、気温は15℃から最高気温20℃くらいまで上がる絶好の登山日和でした。娘の興味やご機嫌に合わせ、通常の行程よりもかなりゆっくり歩き、春の山を楽しんできました。歩行時間は休憩を含め、約5時間程度です。

以前に旧タイプの「フューチュラ32」を購入し、愛用してきました。新しい「フューチュラ」は、娘を抱えながら歩いて汗をかいても、背面のバックパネルのおかげで、その汗を感じづらく、快適でした。旧タイプより一つ一つのメッシュの穴が大きくなったため、背中と接する部分が少なくなり、通気性がさらに向上したようです。また、適度なテンションもあるため、背負った時の負荷が少なく感じました。また、背中と荷室が密着しないので、少ない荷物でパッキングがうまくいっていなかったり、多めにパッキングしたりした場合でも、内容物の影響が背中に伝わりづらいと思います。

背面のバックパネルの通気性だけでなく、以前よりも立体化したヒップフィンとの組み合わせで、背負った時の快適性が向上しています。最近は他社でも同じような背面のバックパネルを採用した製品を見かけるようになり、試しに背負ってみたのですが、だいぶ大きな感覚の違いがあるように感じました。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
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ショルダーハーネスの通気性やフィット感アップで「疲れにくく、動きやすい」

「フューチュラ」を背負ってみると、どこか一部に負担がかかることなく肩から背中、腰回りにしっくりとフィットし、荷物を詰め込んでも、荷重がうまく全体にかかる感じです。旧タイプと同様、ショルダーハーネスは、バックパックへと直付けされているため、歩いた時にバックパックが左右へ振られる感覚がほぼありません。ヒップフィンは、腰を圧迫感なく包み込むようにホールドするため、荷重が全体で分散され、安定して疲れにくいと思います。また、背面のバックパネルと荷室の間のスペースが若干狭くなり、荷室が体に近くなったためか、急傾斜や足場の悪い道でも荷重バランスがよくなったようです。娘を抱えながらの急こう配の道でもバランスよく動くことができました。

ショルダーハーネスは、旧タイプに比べ、一見すると薄くなったのですが、肌当たりがソフトになりつつもしっかりした作りのパッドへ変わっていました。背面のバックパネルに加え、ショルダーハーネスの通気性やフィット感アップによって快適性が向上したために、「疲れにくく、動きやすい」というのが感想です。

荷物の出し入れについては、旧タイプと開閉部分のパーツが大きく変わったため、戸惑いがありました。慣れれば問題ないと思うのですが、妻は開けづらく感じたようです。開口部やファスナーの摘み部分が小さくなったので、グローブをしていると開けづらいです。雨蓋は丈が増し、生地が柔らかくなったためか、奥のものも取り出しやすくなりました。また、雨蓋の作りの変化か、荷物を多く入れた際にも頭に当たらなくなったように感じ、ちょっとしたストレスの軽減につながりました。一方、中のものが落ちやすくなったようにも思います。

ボトムアクセスは旧タイプと異なり、ファスナー上の庇のような作りでなくなったので、開閉はしやすくなりましたが、雨天時が気になります。今回は娘のおむつやミルク、お菓子やおもちゃなど急に出さなくてはならないものを収納しましたが、今後は最初に出して最後にしまうテントやアイゼンなどを収納したいと思います。レインカバーの出し入れは、従来に比べ、奥行きが出たので取り出しやすく、収納しやすくなりました。

旧タイプは右側だけだったベルトのポケットは、今回は両側にあって便利です。子ども用の虫除けや、日焼け止め、お菓子などを入れていましたが、もう少し大きければ、大きめのスマホなども無理なく収納できますね。取り出しやすいフロントのポケットには、地図や脱いだウェアなどを入れ、両サイドにはミルクを作るためのお湯を入れたボトルと子ども用のジュースを入れました。自分の水分補給はハイドレーションで対応できました。

旧タイプでも十分に使いやすかったのですが、次のような細かな点がさらに改良され、満足度が高くなりました。
①通気性が最大限に確保できる背面の作り
②どこか一部に負担がかかることなく肩から背中、腰回りにしっくりとフィットし、荷物を詰め込んでも、重さを感じにくく、疲労感が少ない
③背面のバックパネルと荷室の間のスペースが若干狭くなり、荷室が体に近くなり、急傾斜や足場の悪い道でも荷重バランスがさらに良くなった
④それぞれのポケットが以前よりも実用的な大きさになった
⑤取り出しやすいフロントポケットができ、地図や脱いだウェアなども収納しやすくなった
などです。

改良してほしい点を強いて挙げるならば、開口部分の摘みが以前の方が使いやすかったこと、ベルトの両側のポケットをワンサイズ大きくしてほしいといったところでしょうか。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 神奈川県大山
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ポケット、2気室にできる仕様、ボトムアクセスなど、ストレス軽減するザック

新しい「フューチュラ」は、旧タイプ同様の丁寧な作りと、荷物を入れた際のバランスの良さが印象に残りました。4月の山行にしては気温が高く、所々娘を抱えての登山だったため、軽く汗をかくような状況でしたが、べたつきや蒸れがなく動きやすかったです。ポケット類は使いやすく、子ども連れにも快適な山行ができました。長時間背負っても、疲れにくく、初心者から上級者まで便利に使えると思います。また、高い機能性と耐久性から、シーズンを通して活用できます。2000m級の山でも問題ありません。雨蓋式なので容量は十分にあり、夏の山小屋泊でも炊事道具なしなら2泊程度まで可能です。

各登山する上で必要なものに加え、小さい子どもを連れて出掛けるときに必要な細々とした荷物もひとまとめにできる容量、両サイドのポケットや、2気室にできる仕様、荷室の底のギアを素早く出し入れできるボトムアクセスなどなど、家族みんなのストレス軽減につながり、小さいお子様をお連れの方にも自信をもってお勧めできる一品だと思います。

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「女性専用設計のザックは、こんなに違う!」
体にフィットし、バランスの悪い足場でもグラグラしない
背面のバックパネルは通気性が良く、汗冷えしにくい

ニックネーム
maiさん
(20代、女性)
登った山
宮城県・蔵王連峰 不忘山(日帰り)
登山歴
4年

Check Point

  • 蔵王の雪解け道でも、女性専用設計ならではのフィット感で安心
  • ボトムアクセスは急な雨でもすぐ対応でき、濡れもの・汚れものも入れやすい
  • 細部まで考え抜かれたデザインや設計で、ストレスなく使える
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山

蔵王の雪解け道でも、女性専用設計ならではのフィット感で安心

4月中旬に、宮城県の蔵王連峰・不忘山に行きました。歩行時間約7時間でした。この時期、麓と山頂に雪はありませんが、中腹にはたっぷりと雪が残り、登山道には雪解け水が川のように流れています。足を取られ、時には踏み抜いてヒヤヒヤしながら山頂を目指しました。解けて緩くなった雪で滑り、手をつく場面もありましたが、「フューチュラ」はしっかり体にフィットしているため、左右に体が振れないので、安心感がありました。ウェストベルトが女性の大きい骨盤に合わせて作られているからなのでしょうね。女性専用設計で、フィットするのに圧迫感はなく、自然な背負い心地でした。

この日はあまり風がなく天気も良かったので、歩行中とても暑かったのですが、山頂で休憩した時はとても寒く感じました。ただ汗冷えはしませんでしたので、「フューチュラ」のメッシュパネルのお陰で通気性が保てたのだと思います。

その後の下山中は、歩き出しは寒かったのですが、途中からは日差しも強くなり、暑くなってきたのでアウターを脱ぎました。その時にフロントのメッシュポケットに押し込んで収納しました。わざわざザックを開けなくても、ストレッチが効いているポケットがあるのは便利だなと思いました。また、雪がザックに付いてしまったりしたのですが、下山した時にはほとんど乾いていました。乾きやすい点もメッシュのメリットですね。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山

ボトムアクセスは急な雨でもすぐ対応でき、濡れもの・汚れものも入れやすい

背面のバックパネルは通気性が良いと思います。天気が良く、汗をかきましたが、休憩時などでザックを下ろしても汗冷えしにくいなと感じました。また、バックパネルが網のようになっているので、背中の骨などに当たることもなかったです。硬いパネルだと、微調整しないと肩甲骨に当たってしまうことがあります。また、女性専用の設計のおかげか、安定しており、体にフィットしていると感じました。バランスを崩しやすい足場でもグラグラしないので安心感があります。

ショルダーハーネスはストラップの遊びが少なく、邪魔にならずに良かったです。また、サングラスホルダーがついており、ちょっと外したい場面では便利です。サングラスのマークがついている所も分かりやすくていいと思います。ホールド感も良いと思いました。雨蓋は口が広く、出し入れの際は便利だと思います。また、雨蓋の裏に緊急時のイラストが書いてあり、万が一の事態でパニックに陥っても、ぱっと目に入る場所にあることで安心感があります。ファスナー式の間仕切りの下には雨具を入れましたが、テントを入れても設営時に楽でいいですね。ボトムアクセスは急な雨でもすぐに対応できて良いと思います。濡れているものや汚れているものを入れる場合でも、ファスナー式であればあまり気にせず使うことができます。

フロントのポケットには行動中に脱いだ上着を入れました。ストレッチが効いているので、多少かさばるものでもスルッと入ります。両サイドのポケットには小さいマットとナルゲンボトルを入れました。ヒップフィンのポケットはスマホ(Google Pixel 3)を入れるにはギリギリのサイズで、出し入れしにくそうだったため、ザックではなくウェストポーチに収納しました。雨やリップクリームなど、ちょっとした小物であれば入ると思いますが、サブバックが必須になるので少し不便だなと感じました。

少々残念だったのは、休憩時にドリンクホルダーのナルゲンボトルを取り出したのはいいが、自分では戻せなかったこと。ドリンクが自分で出し入れできるような設計だと助かります。また、ヒップフィンのポケットがもう少し大きいとスマホも楽に入ると思います。

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ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山
ドイター フューチュラ Deuter FUTURA 蔵王連峰 不忘山

細部まで考え抜かれたデザインや設計で、ストレスなく使える

初めてドイターの「フューチュラ」を背負ってみて、気になる部分はありましたが、それ以上に素晴らしいザックでした。背面長や骨盤の大きさ・ハーネスなど、女性専用設計だと、こんなに違うものかとびっくりしました。細部まで考え抜かれたデザインや設計で、ストレスなく使えると思います。

「フューチュラ」は、蒸し暑い夏の低山では、背面メッシュパネルが大活躍すると思います。私は熱中症になりやすく、蒸し暑い山林歩きは苦手ですが、背中が涼しいだけでも随分違うと思います。また、「フューチュラ」は長距離の山行にも適しているのはでないでしょうか。これまでは38Lを使っていたので、30Lでは余裕がないのではないかと思いましたが、「フューチュラ」は思った以上に収納力がありました。2気室で整理がしやすく、ポールを固定するストックホルダーやサングラスホルダーなど、ちょっとした部分が長距離だとありがたいです。ハイドレーションが使えるもの良いですね。今後も末永く愛用させていただきます。

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