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GREGORY グレゴリー
山と溪谷社 ヤマケイオンライン

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FEATURE

グレゴリー バルトロ 65/ディバ 60

GREGORY(グレゴリー)の
フラッグシップモデルが
アップデート

5年ぶりのフルモデルチェンジで、さらに熟成したグレゴリーの大型ザック「バルトロ」(メンズ)と「ディバ」(ウィメンズ)を徹底分析!

構成・文=佐藤慶典
 協力=グレゴリー/サムソナイト・ジャパン

グレゴリー バルトロ 65 ディバ 60

ブランド誕生から41年。10年目のバルトロ/ディバ

インターナルフレームの
初期モデル「カシン」を前に
ハイキング中のウェインと
妻のスージー
夏の長期縦走から
テント泊山行などで実力を発揮
テストで耐久性の高さを実証

今年、創業41年目を迎えたグレゴリーは、1977年、アメリカでウェイン・グレゴリー氏により始められたバックパック専門ブランド「グレゴリー・マウンテン・プロダクツ」をルーツとする。“専門”というだけあって、その背負い心地は一級品で、常に先進の技術を取り入れ、バックパック界をリードしてきた。

1980年、ウェインはトルソー(背面長)とフィッティングの相関関係を発見し、バックパックの背面長を調節できるシステムをパックに取り入れる。1983年には、ショルダーハーネスとヒップベルトのサイジングができるパックを発売するなど、「バックパック界のロールスロイス」と称されるほど、優れた性能と、他に類のないフィッティングを実現してきた。

そんなグレゴリーの歴史に名を刻むに違いないフラッグシップモデル「バルトロ(BALTORO)」と「ディバ(DEVA)」シリーズが、今年、発売から10年目を迎え、フルモデルチェンジされた。

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デザインの変更で、
使い勝手向上や軽量化に成功

フロントポケットに
脱いだレインウェアを収納。
デュアルフロントジッパーポケットは
小物整理に便利
逆U字ジッパーは
サイドアクセスとしても機能する。
フルオープンすればパッキングが容易
本体ボトム部からの荷物の出し入れがしやすい
スリーピングバッグコンパートメント
新開発のバックパネルとハーネス類で
蒸れを抑制

バルトロとディバシリーズは、同ブランドの最上位モデルで、山行を快適にする究極のカスタムフィッティングや機能性、耐久性を有しており、2008 年の発売以来、高い人気を博してきた大型パックである。今回のフルモデルチェンジでは、前モデルのユーザーのフィードバックを基に、ひとつひとつ課題を改善し、ブラッシュアップがなされたという。

まず、大きく変更されたのは、フロント部分のデザインだ。前モデルは、フロントポケットにシンプルな縦ファスナーのポケットが装備されていたが、今モデルでは、上部から出し入れできるストレッチニットのオープンポケットに変更された。脱いだアウターを収納するなど、直観的に使いやすくなった。

全体のシルエットは、ややスリムに変更されている。前モデルで本体側面に付いていたファスナー付きのサイドポケットはフロントへ移動し、「デュアルフロントジッパーポケット」とした。これにより、腕を動かしやすくなった。この「デュアルフロントジッパーポケット」は、雨蓋ポケットと同様に、左右にファスナーを設け、仕切りで分けられた2つのポケット「ダブル・バレル設計」が採用されている。小物を分別収納できるなど、とても使い勝手がいい。

前モデルで好評だった背面構造もアップデートされている。「レスポンスA3サスペンション」の背面システムはそのままに、「蒸れを軽減してほしい」とのユーザーの声に応えるため、バックパネルを肉抜きし、ベンチレーション効果を高めた新型の「マトリクス換気型バックパネル」を搭載した。また、ハーネス類も、ストレッチニットからメッシュ素材に変更した「3D AIRヒップベルト&ショルダーハーネス」を装備し、蒸れ対策と速乾性アップを実現している(腰のフィッティングを2段階で調節できる、取り外し可能なEVAシステム「ランバーチューン」は継続で搭載されている)。これら、素材やデザインなどの見直しによって、前モデルよりも約10%(約100g)の軽量化を達成しているというから驚きだ。ちなみに、パッキングがしやすく、山行途中にモノの出し入れがしやすいと好評の逆U字ジッパーやスリーピングバッグコンパートメントは健在。

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細部の特長

ザックカバーが付属する。
雨蓋裏のポケットへ収納可能
本体から取り外してアタックザックにもなる
ハイドレーション用スリーブ
水筒を収納できる
サイドワインダーボトルホルスター
サングラスを引っ掛けておけるストウ
ダブル・バレル設計を採用した雨蓋収納
防水生地を採用し、
雨に強い密閉式ヒップベルトポケット

細部の使い勝手やつくり込みもフラッグシップモデルならではだ。

前モデルはフロントポケット内にレインカバーが収納されていたが、これだと、フロントカバーにモノが収納されていると、レインカバーが取り出しにくかった。今モデルでは、雨蓋裏にレインカバーが収納できるようになり、利便性が向上している。
また、サングラスを使わないときに、ショルダーハーネスに引っ掛けておけるホルダー「サングラス収納用ストウ」が新たに装備された。

前モデルから人気の高い、左右にファスナーを設け、仕切りで2つに分けられた「ダブル・バレル設計」の雨蓋ポケットや、必要なときだけ引き出して使えるボトルホルダー「サイドワインダー・ボトルホルスター」、防水性のある生地を使い、水に強い「密閉式ヒップベルトポケット」は継続採用されている。さらに、前モデル同様、アタックザックにもなるハイドレーション用スリーブも付属する。

バルトロは、65L、75L、85L、95L(95Lの名称はバルトロ95プロ)、ディバは、60L、70L、80Lをラインナップ。夏の長期縦走から、テント泊山行など、大容量モデルをお探しなら、一度お試しを!

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製品情報

フルモデルチェンジで、使い勝手がさらに向上し、軽量かつ蒸れを抑制し、快適な背負い心地を約束する大型バックパックシリーズ「バルトロ」、「ディバ」。個人に合わせてあつらえたような、これ以上ない極上のフィッティングを体感しよう。

グレゴリー バルトロ65

グレゴリー / バルトロ65

価格
42,120円(本体39,000円+税)
サイズ
S、M、L
容量
65L
重量
2.20kg
カラー
3色
グレゴリー ディバ60

グレゴリー / ディバ60

価格
42,120円(本体39,000円+税)
サイズ
XS、S、M
容量
60L
重量
2.05kg
カラー
3色
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ブランドヒストリー

グレゴリー GREGORY

創業者のウェイン・グレゴリーは14歳のときに、自身初となる木製フレームパックを自作。その後、22歳で妻のスージーとバックパックの会社「サンバード社」を設立した。しかし1973年、サンバード社は解散、彼はフリーのデザイナーとして、数々のアウトドアメーカーのためにギアを製作しながら、技術や知識を高めていった。そして1977年、アメリカ・サンディエゴに「グレゴリー・マウンテン・プロダクツ」を設立。ここに、グレゴリーの歴史が始まった。

ウェインは創業当初から、バックパックは何よりも増して、フィッティングが重要であると確信しており、その基本精神は現在の製品作りにも活かされている。快適な背負い心地やフィット感、耐久性や機能性を追求し、今もなお、グレゴリーは進化し続けている。

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