高尾山ナビ
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高尾山を歩く基本
Text by 佐々木 亨   Illustration by 神田めぐみ

高尾山に到着したら

コースを調べてから歩きはじめよう

高尾山のハイキングコースは、6つの自然研究路と稲荷山コース、蛇滝コース、いろはの森コースのほかにも、城山や小仏峠へと足をのばすコースなど多彩。これらを組み合わせると、高尾山をめぐるコースは何十通りにもなる。

ホームページ、ガイドブックで調べておく

高尾山への代表的な登山口、京王電鉄の高尾山口駅前には、コース案内図が設けられ、駅にはたいてい地図の描かれたパンフレットが置いてある。これらを参考にすれば現地に着いてからでも歩くコースを決められるが、できれば事前にホームページ、ガイドブックなどでコースを調べておくと、所要時間や見どころがわかり、スケジュールも立てやすい。

そのうえで、歩行中は地図を携行し、コースの分岐などに立つ指導標で現在地や行き先を確認しながら歩くと一層楽くなる。

コースタイムには余裕をもって

「コースタイム」とは、徒歩による所要時間のこと。コースの全体、またはコース中のある地点間をさす場合とがあり、ガイドブックをはじめ、現地のコース案内図やパンフレットにも表示されている。歩くコースを事前に調べるときは、このコースタイムを読み取ってスケジュールを立てよう。ただし、コースタイムには、休憩や食事の時間は含まれないため気をつけて。

コースタイムは目安

また、歩く人の体力や経験によって実際の所要時間には差が出る。したがって、表示されたコースタイムはあくまで目安として考え、時間に余裕をもつことがポイント。はじめての高尾山なら、たとえば表示コースタイムの1.2~1.5倍くらいに、さらに1時間あたり10~15分ほど休憩時間を見込んでおくと、ゆとりをもって歩くことができる。

歩きやすいシューズ、動きやすいウェアで行こう

高尾山の道は、日常生活で歩く舗装された道と違い、土や小石の道、石や丸太組みの階段などさまざま。そこで靴は、履き慣れた運動靴など、歩きやすく疲れにくいものを選ぶべき。また、歩くといっても、ハイキングはスポーツに近い運動。ウェアも動きやすいものを選ぶのがポイントとなる。

防寒着も準備しよう

さらに山では、街より気温が低くなるため、夏でも薄手の長袖1枚、秋から春にかけては、手袋、帽子、セーターなど防寒着をしっかり準備するべきだ。また、急な天候の変化に備えて雨具は必需品。折畳み傘のほか、水滴をはじくジャケットやビニールのレインコートなどを携行すること。

もちろんシューズやウェア、雨具は登山用のものなら安心で、快適。高尾山に出かけ、本格的に山歩きをはじめようと思ったら、登山やアウトドアグッズの専門店を訪ねよう。

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