プロトレックのニューモデルは、格好よく、そしてエコ。カシオ「プロトレック PRW-51FC」

1994年の登場以来、アウトドアウォッチのリーディングブランドとして登山者からの絶大な支持を集めているカシオのプロトレック。今回は、アウトドアウォッチとしての機能性と自然環境への配慮を両立した新製品「プロトレックPRW-51FC」を紹介する。

文＝川原真由美、写真＝中村英史

「お、いいね」。端正で重厚なルックスに手を伸ばすと、肩透かしをくったように軽い。それもそのはず、ケース、裏蓋、バンドに採用されているのは、メタルではなくエコ素材として注目されるバイオマスプラスチック。カシオの新製品「プロトレックPRW-51FC」は、自然環境への配慮をテーマに掲げたモデルなのだ。

トウゴマやトウモロコシなど、再生可能な有機原料から生まれたバイオマスプラスチックは環境負荷を抑え、軽量で丈夫という登山者にとってうれしい素材。深みのあるマットブラックで、プラスチックといってもチープ感とは無縁なのもいい。

もうひとつ、PRW-51FCの第一印象として強く感じるのが、時刻の見やすさ。すっと頭に入ってくるのは、アナログの視覚的な優位性に加え、数字での表示、白と黒のコントラストなどによるものだろう。提供される時刻は世界6局の標準電波を受信し、自動修正された至極正確なもの。蛍光灯の光でも充電するソーラーパネルと大容量の二次内蔵電池を備えた「タフソーラー」で駆動し、電池残量の心配が少ないのもうれしい。

トリプルセンサーで計測した高度、気圧、方角などは下部の液晶ウィンドーに示される。多くの登山者にとって「見やすい時刻」と「現在地の高度」がベストな組み合わせになるだろう。

多くの情報を与えてくれるスマートウォッチもいいけれど、正直使いこなせない、小さい文字がちょっと……という人はぜひ使ってみてほしい。時計という原点回帰の一本になるかもしれない。

格好よく、そしてエコ。
正確で見やすく、使いやすい、
いま、ほしい「山の時計」

漆黒を思わせるソリッドな外観が目を引くプロトレックのニューモデル。ケース、裏蓋、バンドにトウゴマ、トウモロコシなどを原料とした「バイオマスプラスチック」を用い、ユーザーとプロトレックをつなぐ自然環境への配慮をカタチに。アナログの時刻表示に加え、登山に便利なデータをデジタルで提供してくれる。光を動力に変えるタフソーラー、電波による時刻修正など、時計としての基本性能も高い。

■ PRW-51FC
価格：81,400円（税込）
ケースサイズ：51×47.4×14.5mm
重量：89g
https://www.casio.com/jp/watches/protrek/product.PRW-51FC-1/

POINT１
バンド、ケース、裏蓋は環境負荷を低減する、
植物由来のエコマテリアル

H型の駒にトウゴマ、トウモロコシなどを原料にしたバイオマスプラスチックを用いた「フィールドコンポジットバンド」。ケース、裏蓋への採用とあいまって、アウトドアにうれしい軽量化にも寄与している。

POINT２
高度、気圧、方角など、環境データの確認は
下部に設けられた液晶ウィンドーで

高度、気圧、方角など、知りたい情報をボタンひとつで切り替え。要所での高度補正もリューズで容易にできる。天候の変化は気圧傾向グラフ、気圧傾向インフォメーションアラームなどでキャッチしたい。

POINT３
所有欲をくすぐる質感の高さ。
シックな光を放つゴールドを差し色に

精巧なデザインと素材が織りなす機能美。文字盤の見切りには落ち着いたゴールドを蒸着。立体形状の数字にもメタリック蒸着と蓄光印刷が施されている。クリアなサファイアガラスにも上質感が漂う。

お問い合わせ
カシオ計算機 お客様サポート
TEL 0120-088925
https://www.casio.com/jp/watches/protrek/