イスカ「エアドライト160」|十人十色の使い方! 撥水ダウン使用の軽量コンパクトなフードレスモデル
雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」では、毎号、旬な登山装備をピックアップしている。2023年8月号では、寝袋専門ブランド・イスカの「エアドライト160」を紹介。
文=佐藤慶典、写真=中村英史
創業から50年、高機能&高耐久で苛烈な山岳環境でも快眠できる質の高い製品を作り続ける寝袋専門ブランド、イスカ。
「エアドライト」は、撥水ダウンを封入した濡れに強いシリーズ。なかでも「160」は、フードを省き、隔壁をシングル構造にするなど、シンプル設計で軽量コンパクトに仕上げた夏用モデルだ。保温性や機能性を最大限発揮する工夫もされている。形状は体にフィットする3D構造のシルエットを採用。上端のドローコードを絞れば保温効果を高められる。寒さに敏感な足元には羽毛を多めに充填し、睡眠時の自然な足の傾きを妨げないよう足先は逆台形構造となっている。ファスナーには噛み込み防止機構、インナーシュラフとして利用する際の連結ループも備える。さらに、バッフル内の羽毛は移動可能で、背中から胸側に羽毛を寄せて、保温力アップという変則的な使い方もできる。
夏の軽登山や沢登り、ファストパッキングやトレイルラン、小屋泊時の保温力アップやシーツとして、3シーズン用と合わせて冬季に使用など、汎用性の高い一品。ほかに、ファスナーを省いた「140」や、フードのついた「190」などもある。
イスカ
エアドライト160
価格 | 21,450円(税込) |
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カラー | 1色のみ |
サイズ | W70×D180cm |
収納サイズ | φ11×19cm |
重量 | 360g |
最低使用温度 | 8℃ |
(山と溪谷2023年8月号より転載)