マウンテンハードウェア「コアステイシスフーディ」｜暖かいのに蒸れにくい。適度な状態が持続する秋冬用行動着の最新作！
雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」では、毎号、旬な登山装備をピックアップしている。2023年10月号では、マウンテンハードウェアの保温行動着「コアステイシスフーディ」を紹介。
文=吉澤英晃、写真=中村英史
寒さを感じる秋や冬。厚着をして歩き始めたら、たちまち暑さを感じて一枚服を脱ぎたくなってしまった。「コアステイシスフーディ」は、そんな経験をもつ人におすすめしたい、いま注目の保温行動着だ。
いちばんの特長は、保温性と通気性を兼ね備えた点にある。ウェアが熱を逃がすので行動中に不快な暑さを感じづらく、終始適度な状態が続くのだ。
一見、矛盾を感じるこの性能は、要所要所に理想的な素材を使うことで実現した。断熱材は、保温しながら余分な熱を排出するプリマロフトゴールドアクティブという化繊綿で、体の発汗量に応じて3パターンの封入量で配置。表地と裏地には防風性と抜群の通気性をもつパーテックスカンタムエアを用い、表面はアクリルコーティングによって耐摩耗性が高められている。
ちなみに、同ブランドには帝人の「オクタ」を使った「コアエアシェルウォーム」という姉妹品があり、「コアステイシス」のほうは厳冬期での使用も想定してより保温性に優れている。
そのため、無雪期は保温着としても活用可能。新しい快適さは、四季を問わずに活躍する。
（山と溪谷2023年10月号より転載）