ザ・ノース・フェイス「アークティック48」|雪山登山も滑走も! 容量可変で日帰りから縦走まで対応する頂上モデル
雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」では、毎号、旬な登山装備をピックアップしている。2023年11月号では、ザ・ノース・フェイスの「アークティック48」を紹介。
文=佐藤慶典、写真=中村英史

ザ・ノース・フェイスの最高峰ライン、サミットシリーズは今年「登攀・滑走・ラン」の3部門を一本化。従来どおり特化したギアのほか、各分野の技術やノウハウを高次元で融合したハイエンドかつマルチタスクにも対応した製品開発が行なわれている。
「アークティック48」は雪山登山に加え、BCスキーやスノーボードで使えるテクニカルなパック。ハイクアップはもちろん、アックスを使った雪壁登攀も想定していて、軽量で堅牢なのが特長。荷室はロールトップ式で、コンプレッションストラップとの併用で30L程度まで容量が減らせ、雨蓋は着脱可能なため軽量化も可能だ。フロントにはアバランチギアポケット、サイドには荷室へのアクセスファスナー、ヒップフィンにはポケットやデイジーチェーンを備え、スキーアタッチメントはAフレームとダイアゴナルに対応する。1気室のシンプルな設計で、背負った際のバランスがよく、疲れにくいのもポイント。WMサイズは小柄な人にフィットするよう、ハーネスの形状や取り付け角度が調整されている。
日帰りから1泊程度の雪山登山や滑走、また、無雪期の山行にもおすすめだ。
(山と溪谷2023年11月号より転載)