暖かいのに
汗蒸れしない!
注目の素材
「オクタ® CPCP®」
文=大関直樹、写真=中村英史
[PR]2024.09.26
最近、続々とニューアイテムが登場するアクティブインサレーション。そのなかでも、2022年シーズンにフォックスファイヤーがリリースした最先端素材「オクタ® CPCP®」を使ったウェアが、登山者の間で話題になっている。
「オクタ® CPCP®」とは、繊維界のリーディングカンパニー「帝人フロンティア」が開発したポリエステル繊維「オクタ®」をメッシュ状に編んだトリコット生地。空洞のある糸に8本の突起をつけたことで、これまでの素材にないほど優れた保温力と吸汗速乾性を発揮する。また、同じ直径のポリエステル繊維に比べて重量は2分の1と、非常に軽いのも特徴だ。
そんな「オクタ® CPCP®」を使ったウェアやアクセサリーは、行動中に着用すると寒過ぎず暖か過ぎないという新感覚の着心地。アクティビティーによって体温が上昇しても通気性に優れるので、ウェア内はオーバーヒートすることがない。もし汗をかいても、繊維が瞬時に吸収・拡散してくれるので、肌にまとわりつくこともない。どんなシチュエーションでも、快適な状態がキープされる優れモノだ。
オクタライニングジャケット
3シーズン対応の
ライニングジャケット。
冬はユニットシステムで
防寒対策も
「オクタ® CPCP®」に通気・撥水コーティングした表地を合わせたライニングジャケット。秋や春は、行動中のアウターとして活用できる。厳冬期には、アウタージャケットとファスナーでつなぎ合わせて、保温力をアップさせるユニットシステムを採用。気温や天候に応じて細かな防寒対策ができるのがうれしい。
「オクタ®」の
形状に注目!
タコの足のような形をした「オクタ®」。真ん中の空洞と突起部分にデッドエアを溜めて、優れた保温力を発揮する。
フォックスファイヤー
オクタライニングジャケット
| 価格 | 22,000円(税込) |
|---|---|
| サイズ | WM~XL |
| 重量 | 270g |
| カラー | 3色 |
オクタライニングカーディガン
街着としても着られる
マルチプルな一着
オクタライニングジャケットをさらに軽量化したカーディガンタイプ。フードと襟がないためミッドレイヤーとして着用しやすい。デザインとカラートーンが落ち着いた雰囲気で、フィールドだけでなくデイリーウェアとしても着用できる。たとえば暖房が効いた電車に防寒着を着たまま乗ると、汗をかいてしまうことがあるが、このウェアならそんな心配は無用。ボタンはフロントドットボタンで、シンプルなつくりになっているのもうれしいポイント。
フォックスファイヤー
オクタライニングカーディガン
| 価格 | 22,000円(税込) |
|---|---|
| サイズ | WM~XL |
| 重量 | 190g |
| カラー | 3色 |
TS EX HEATクルー
ストレッチ性がプラスされたインナー
「オクタ® CPCP®」の弱点である伸び縮みしにくいことをカバーするため、袖下や体側面などにストレッチ素材を合わせたアンダーウェア。伸縮性があるため体にフィットし、保温力がさらに高まっている。登山ガイドの岩田京子さんが、2023年にヒマラヤのアンナプルナⅠ峰(8091m)に登頂する際に着用。「行動中に汗をかいても素早く吸収し排出してくれるので、汗冷えを感じませんでした」とフォックスファイヤーのウェブサイトで報告している。
フォックスファイヤー
TS EX HEATクルー
| 価格 | 10,780円(税込) |
|---|---|
| サイズ | WM~XL |
| 重量 | 140g |
| カラー | 2色 |
オクタライトフーディ
軽量、速乾、着心地。
山で汎用性の高いフーディー
アウターとしても、ミッドレイヤーとしても使える汎用性の高いフードつきウェア。袖口内側と胸ポケットにはストレッチ素材が使われ、着心地もスウェットパーカーのように快適。それでいて、重量は200gを切っているので、一般的なスウェットよりも軽い。また、メイン素材に使われている「オクタ® CPCP®」は速乾性が高いのも大きな特徴。濡れてしまっても山小屋やテント場などで洗って干しておくと、短時間で乾いて実用的だ。
フォックスファイヤー
オクタライトフーディ
| 価格 | 17,600円(税込) |
|---|---|
| サイズ | M〜XL |
| 重量 | 175g |
| カラー | 2色 |
気軽にオクタの機能性を試すなら
アクセサリーがおすすめ
「オクタ® CPCP®」を使ったグローブなどもラインナップ。保温力が抜群な上に軽いので、気軽にザックに放り込んで携行できる。たとえば、オクタフラップキャップの重量は約55gと、卵1個分の重さしかない。しかもワイヤー内蔵のツバはフレキシブルに曲げられるので、行動中はパンツのポケットに入れておくことも可能。オクタの機能性を試してみたいなら、ウェアの前にまずはアクセサリーを購入してみるのもよいだろう。