挑む人を支える力。ザ・ノース・フェイス「サミットシリーズ」25年の進化
[PR]
人間の限界を試す場所で、道具もまた進化してきた。ザ・ノース・フェイスの「サミットシリーズ」は、アスリートの汗と経験を基に生まれた、挑戦の記録そのものだ。
文=大関直樹 写真提供=鈴木雄大
アスリートとともに進化する
最高峰ライン
「サミットシリーズ」は、ザ・ノース・フェイス(以下TNF)が誇るパフォーマンスカテゴリーの最高峰ラインだ。2000年の誕生以来、ヒマラヤ遠征やアルパインクライミングなど、極限の環境に挑むアスリートとともに開発を重ねてきた。
その最大の特徴は、製品開発が常に現場のアスリートの声から始まること。クライマーや山岳ガイド、バックカントリースキーヤーなどが実際に求める機能性や快適性を徹底的に形にしている。たとえば、強風下でもヘルメットを装着したまま片手で調整できるフード構造など、極地での“使いやすさ”を突き詰めたディテールが随所に反映されている。
このシリーズは、単に高機能なウェア群ではない。アスリートの挑戦を支えるためのTNFの技術革新の象徴でもある。軽量性・耐久性・防水透湿性・保温性といった性能を、最先端の素材と設計で融合させ、あらゆる環境に対応する万能性を追求してきた。
登山、スキー、スノーボード、トレイルランニングなど、多様なフィールドで進化を続けるサミットシリーズ。その一着には、25年にわたり世界中の“頂”をめざしてきた挑戦者たちの経験と知恵が詰まっている。極限の先に挑む者にこそふさわしい、TNFの原点であり到達点だ。
現場で磨かれる、挑戦者のためのウェア
――鈴木雄大さんが語るサミットシリーズの真価

25周年を迎えたTNFの最高峰ライン「サミットシリーズ」。その進化を支えるのは、世界の極限に挑むアスリートたちの声である。世界中の未踏峰に挑戦し続けるアルパインクライマー・鈴木雄大さんも、その一人だ。
「僕がサミットシリーズの開発に関わったのは2023年。遠征先や滋賀県にあるマイナス20度の研究施設などでテストを行ないます」
“もう少し暖かく”“もっと軽く”という要望を伝えると、それが半年から1年後に製品となって仕上がってくる。
「アスリートの最終確認が取れるまで商品化されない。その徹底ぶりがすごいですね」と鈴木さんは語る。
印象に残るモデルは「アセントピーククラウドダウンフーディ」。24年、遠征したパキスタンのツイⅡ峰西壁(6523m)で初期型を着用した際、「重さを変えず、もう少し保温力が欲しい」と伝えた。その後1年もたたず、裏地にチタンコーティングが施され、輻射熱で保温性を高めた改良版が誕生。「暖かくなったのに軽い。思いどおりの仕上がりでした」
さらに来春発売予定の「スパイダーズスレッドアノラック」は、鈴木さんのアイデアから生まれたアイテムだ。「100g以下で、岩に擦れても破れないプルオーバーのウィンドシェルが欲しい」とリクエスト。製品名には、自身がパキスタンで開いた新ルート“スパイダーズスレッド”の名が冠された。「自分の経験が形になるのはうれしいですね。少しでもメーカーに貢献できた気がします」と語る。
鈴木さんは、登山を始めた大学時代からTNFに強い憧れを抱いていたという。「世界のトップクライマーも使っているブランドで、当時は憧れの存在でした」と振り返る。当時から愛用しているのが、名作と名高い「ベースキャンプダッフル」。「使い勝手がよく、耐久性も抜群。10年以上使っていますが、まだ壊れません」と笑う。
学生時代に憧れたTNFの製品。現在はその製品らとともに未踏のルートに挑戦している
TNFの製品のなかでも特にサミットシリーズを「尖ったモデルを大切にしている」と評する。「売れ筋だけでなく、コアユーザーが求める本物を残してくれる。そういう姿勢が好きです」
極限に挑むアスリートの要望を出発点に、開発者が膝を突き合わせて磨き上げるモノづくり。その姿勢が、25年続くシリーズの信頼を築いてきた。
「軽くて、暖かくて、僕たちの挑戦を支えてくれる。そんなウェアを、これからも一緒に作っていきたいですね」
写真=中村英史
アセントピーク ジャケット
雪や風など過酷な環境下での登攀を想定した高機能ハードシェル。3層構造のゴアテックスプロ(70デニール)を採用し、防水透湿性と防風性を両立。フロントはハーネス操作に配慮したダブルファスナー仕様で、脇下にはベンチレーション兼アクセスジッパーを装備。ヘルメット対応のフードは片手で調整でき、立体裁断の袖は動きを妨げない。日帰りから雪中泊まで対応する、信頼性の高いシェルだ。
ザ・ノース・フェイス
アセントピーク ジャケット
| 価格 | 72,600円(税込) |
|---|---|
| サイズ | WS~XXL |
| カラー | TNFレッドなど3色 |
アセントピーク パンツ
積雪期の登攀を想定した高機能ハードシェルパンツで、ジャケット同様に3層構造のゴアテックスプロ(70デニール)を採用し、雪や風から身体をしっかりと守りながら快適な着心地をキープする。取り外し可能なサスペンダーと換気・用足しに対応する大型サイドファスナーも装備。裾はアイゼンガード付きのマチ調整仕様で、スノーカフには細引きループを備える。立体裁断によるスムーズな足運びが特徴で、長時間の行動時にも頼れる一本。
ザ・ノース・フェイス
アセントピーク パンツ
| 価格 | 71,500円(税込) |
|---|---|
| サイズ | WS~XXL |
| カラー | ブラック |
アセントピーククラウド
ダウンフーディ
鈴木雄大さん開発協力商品
厳冬期の登攀やビレイ時に対応する高保温ダウンジャケット。超高強度のスペクトラリップストップ生地と900フィルパワーの撥水ダウンを採用し、軽量ながら抜群の防寒性を発揮。裏地はチタンコーティングで熱を効率よく反射し、ダウンの片寄りによるコールドスポットの発生を軽減するクラウドダウン構造が冷えを防ぐ。
ザ・ノース・フェイス
アセントピーククラウド
ダウンフーディ
| 価格 | 110,000円(税込) |
|---|---|
| サイズ | WS~XXL |
| カラー | サミットゴールドなど3色 |
サミット ブライトホーン
フューチャーライト メンズ
軽量性と剛性を両立した3シーズン対応のアルパインブーツ。アッパーに高強度リップストップ素材、内部にTNF独自の防水透湿素材「フューチャーライト」を採用し、快適な履き心地を実現。セミワンタッチアイゼンにも対応し、長時間の縦走や岩稜帯で安心して歩ける、軽さと強さを兼ね備えた本格派モデルだ。
ザ・ノース・フェイス
サミット ブライトホーン
フューチャーライト メンズ
| 価格 | 39,930円(税込) |
|---|---|
| サイズ | US7~11(25~29cm) |
| 重量 | 約551g(9インチ/片足) |
| カラー | TNFブラック×TNFホワイト |
サミットAMK40
鋼鉄の15倍の強度を持ちながら軽量な「ダイニーマコンポジットファブリック」を採用した2WAYアルパインパック。雨蓋は取り外しが可能で、バッグの開口部をくるくると巻き込むとロールトップモデルとしても使える。ショルダーハーネスは、保水しにくいモノメッシュを使うなど冬季登攀をサポートする機能が満載。
ザ・ノース・フェイス
サミットAMK40
| 価格 | 61,600円(税込) |
|---|---|
| サイズ | SM、LXL |
| 重量 | S/M約830g、L/XL約855g |
| カラー | ホワイト×サミットゴールド |
関連リンク

ザ・ノース・フェイス「サミットシリーズ」
25周年特設サイト
https://www.thenorthface.jp/special/summit_series25/
ザ・ノース・フェイス、アスリートをめざす若者のための成長支援プログラムを始動
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=8175
写真家・石川直樹さんの8000峰14座登頂を記念した写真展が京都で11月16日まで開催。今後は熊本でも予定
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=8182
問合せ先
ゴールドウインカスタマーサービスセンター
https://www.thenorthface.jp/
TEL:0120-307-560