自然に優しく、さらに軽く。カシオ「プロトレック PRW-35」

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1994年の登場以来、アウトドアウォッチのリーディングブランドとして登山者からの絶大な支持を集めているカシオのプロトレック。今回は、バイオマス樹脂の使用により45gという重量を実現した新製品「プロトレック PRW-35」を紹介する。

文=吉澤英晃、写真=田丸瑞穂

カシオ プロトレック PRW-35

バックパックやクッカー、バーナーなど、背負っている時間が長い装備ほど、重さを気にする人は多いはず。しかし、それがウェアになるとどうだろう? 筆者は重量を気にしたことがほとんどなく、同じく身につけるアイテムの腕時計にも同様のことが言える。

そんな意識を見直すきっかけとなったのが、カシオの新モデル「プロトレック PRW‒35」だ。こちらの重量は、わずか45g。私物の古いプロトレック PRW‒3100を量ってみると、67gと表示され、その重量差に驚いた。先行体験会で聞かれた「つけている感覚が全然なかった」という声にも納得の軽さである。

重量削減の要となったのは、各所に使われているバイオマス樹脂(プラスチック)。なかでも、これまでステンレスで作られていたボディの裏蓋を、ひまし油やトウモロコシなど再生可能な有機資源を原料とするエコな素材に変えたことで、従来のモデルから21gも軽くなった。

ただし、視認性の高いディスプレイや大型ダイレクトボタンによる操作性など、評価の高いディテールは変わらず継承。腕が細い女性などにもおすすめできる、コンパクトなボディサイズも見逃せない。

荷物は軽いほうがいい。これは腕時計にも当てはまる登山の不文律だ。

 

プロトレック PRW-35

ケースサイズ:44.6×51.2×13.0mm
重量:45g

カシオ プロトレック PRW-35

 

POINT1
バイオマス樹脂を採用し
環境に配慮しつつ軽量化

有機資源を原料とするエコな素材は、ボディの裏蓋だけでなく、本体のケースやバンドの樹脂部分にも採用。従来品と比べて遜色ない強度を誇り、ハードな山行にも安心して持ち出せる。

カシオ プロトレック PRW-35

 

POINT2
小さなボディに集約した
過酷な環境での使いやすさ

方位、気圧と温度、高度を計測する大型ボタンが右側面にあり、グローブを着けた状態でも操作しやすい。10気圧防水、太陽光をバッテリーに蓄電するタフソーラーも備えている。

カシオ プロトレック PRW-35

 

POINT3
暗闇で表示が光る
LEDバックライト搭載

一定の角度以上腕を傾けると、自動でLEDライトが点灯。暗所でも表示を瞬時に確認できる。光を感知するセンサーを内蔵し、日中など明るい場所では機能せず消費電力は抑えられる。

カシオ プロトレック PRW-35

 

スタイルで選べる
豊富なカラーバリエーション

「プロトレック PRW-35」は、同じデザインで細部のカラーが異なるモデルもラインナップ。ベゼルもディスプレイもブラックで統一した「PRW-35Y-1BJF」は、高級感のある洗練された大人な印象。「PRW-35Y-3JF」は、モスグリーンのベルトが目を引く明るい見た目だ。

PRW-35-1AJF

価格:44,000円(税込)
https://www.casio.com/jp/watches/protrek/product.PRW-35-1A/

カシオ プロトレック PRW-35-1AJF

PRW-35Y-3JF

価格:46,200円(税込)
https://www.casio.com/jp/watches/protrek/product.PRW-35Y-3/

カシオ プロトレック PRW-35Y-3JF

PRW-35Y-1BJF

価格:46,200円(税込)
https://www.casio.com/jp/watches/protrek/product.PRW-35Y-1B/

カシオ プロトレック PRW-35Y-1BJF

 

お問い合わせ
カシオ計算機 お客様サポート
TEL 0120-088925
https://www.casio.com/jp/watches/protrek/

 

山と溪谷2023年7月号より転載)