寒霞渓(星ヶ城山) 絶景を巡る空旅で瀬戸内海諸島の神宿る最高峰へ【紅葉を楽しむロープウェイハイキング】
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瀬戸内海国立公園の象徴、日本三大渓谷美の一つとして賞される寒霞渓は1300万年前の火山活動で噴出した火山岩類が地殻変動や浸食作用で形成された東西7km、南北4kmに渡る大渓谷です。火山活動で誕生した奇岩怪石独自の景観は古墳時代、応神天皇がこの山の樹々や岩角に鉤を掛けて登ったことから、鉤掛山(カギカケヤ)→神懸山(カミカケヤマ)→寒霞渓(カンカケイ)と呼ばれるようになり山地一帯が霊地として古来信仰されています。
寒霞渓は明治時代より地元の有志たちが東京や大阪の新聞社や画家を誘致し美しい景勝地として日本各地に広まりました。大正12年に国の名勝に指定され、昭和9年日本で最初の国立公園(瀬戸内海国立公園)に選定されます。昭和38年に寒霞渓ロープウェイが開通し、絶景の渓谷が楽しめるようになりました。
寒霞渓には表神懸12景、裏神懸8景、小豆島最高峰星ヶ城山への登山道があります。長い年月によって創りだした奇岩怪石の表情や自生した植物を間近で観察することができます。ロープウェイに乗り、空中から雄大な寒霞渓の渓谷と紅葉のコントラストが楽しめます。
星ヶ城山登山コースは、山頂駅から約2.3㎞の小豆島最高峰への登山コースです。樹木で覆われた星ヶ城への登山道は西峰(標高805m)と東峰(標高816.6m)が約400m隔てて並び、中世の山城の遺跡、星ヶ城神社や島の繁栄と平和を守る阿豆枳島神社(あずきじまじんじゃ)が祀られています。瀬戸内海諸島の最高峰から眺める景色は格別です。
11月の紅葉時期はロープウェイが混雑するため、余裕をもった計画を立てるといいでしょう。寒霞渓一帯は国立公園特別地域のため、動物の捕獲、植物の採取、火気使用は厳禁です。

寒霞渓ロープウェイ
運行期間 通年 ※天候状況等により運休あり
料金 往復=大人1890円・子ども950円 片道=大人1050円・子ども530円
山麓駅標高 295m 山頂駅標高 612m
高度差 317m 全長 917m
所要時間 約5分 定員 40人
アクセス
高松港、岡山港、日生港、姫路港、神戸港より小豆島各港へフェリーが毎日運行。
小豆島内は路線バス草壁港から小豆島オリーブバス神懸線でこううん駅まで約14分 ※バスは季節運行
マイカー
小豆島の各港より車で約30~40分
公式HP https://www.kankakei.co.jp/
