山と人、自然をつなぐ半世紀のストーリー。モンベル50周年
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1975年の創業から今年で50周年を迎えたモンベル。アウトドアブランドとして、自然と人間をつなぐだけでなく、災害支援や地域経済活性化など、幅広い企業活動を行なっている。50年のストーリーの振り返りとこれからを、モンベルグループ代表、辰野 勇氏のインタビューを交えて紹介しよう。
文=大関直樹 2025商品写真=小山幸彦(クロック) 写真提供=モンベル
1975⇒2025 プロダクトの歴史
■1975〜
初代モンベルロゴ
オレンジ色の「M」は、山の稜線をイメージしたもの。ブランド名は、フランス語の「belle(美しい)」と「mont(山)」を組み合わせた
ダクロン・スリーピングバッグ(’76)
当時、最先端の中空繊維「ダクロン・ホロフィルⅡ」を採用したシュラフ。高性能で比較的安価だったので、登山者に急速に普及した
ムーンライトテント(’79)
月明かりのような薄暗いところでも簡単に設営できる構造のテント。同シリーズは、2025年の現在までロングセラーを続けている
■1980〜
ストームクルーザー(’82)
ウェア内の蒸れを外に逃がす素材・ゴアテックスを採用したレインウェア。以降、モンベルの雨具のフラッグシップモデルとなった
新ブランド「ゼロポイント」発表(’82)
モンベルの原点であるクライミングスピリッツを実現するためのブランドをスタート。ザックやクライミングシューズなどを製品化
ギアコンテナ(’87)
背負う、提げるという2通りの使い方ができ、クライミングギアなどの運搬に適したバッグ。今年は、発売当初の復刻モデルを販売
ウイックロン(’87)
汗を素早く吸い上げ拡散する新素材「ウイックロン」を開発。Tシャツやソックスなどを製品化し、登山者の間で話題となった
■1990〜
ジオライン・アンダーウェア(’92)
軽量で速乾性に優れた独自素材「ジオライン」を開発。この繊維を素材としたアンダーウェアを製品化。現在もロングセラーとして定着
ステラリッジテント(’99)
超軽量な登山用ダブルウォールテント。発売以来、マイナーチェンジを重ねながら、現在もフラッグシップモデルとして販売継続中
■2000〜
スーパーストレッチバロウバッグ&ダウンハガー(’00)
生地に独自の構造を施し、高い伸縮性とフィット感を実現した「スーパーストレッチシステム」を採用したシュラフシリーズを発表
L.W.アルパイン&エクスペディションパックシリーズ(’00)
軽量でありながら強度も高い繊維「ダイニーマ」を使用したバックパックを製品化。同容量のものに比べて500g近い軽量化に成功
U.L.ダウンインナージャケット(’01)
高い保温力を備えつつ、軽量でコンパクトに収納可。それまでなかった「インナーダウン」というジャンルの先がけとなった
■2010〜
ダイナアクションパーカ(’10)
裏地に極細繊維の織物を使用し、しなやかな着心地と軽量性を実現したハードシェル。420gという驚異的な軽さは大きな話題に
ロールアップシステム(’18)
バックパックの荷物を入れる口を巻き込んで留める「ロールアップシステム」を搭載したモデルの販売を開始。高い防水性を発揮した
■2020〜
シームレスダウンハガー(’20)
シュラフ内のダウンの片寄りを防ぐ隔壁がない「シームレスダウンハガー」を発表。針穴がないので気密性も大きく向上した
ストームクルーザー(’25)
モンベル独自の防水透湿性素材「スーパードライテック」を採用した新しい「ストームクルーザー」を発表。透湿性がさらに向上した