歴史・文化

時空を超えた小トリップ。『遠山奇談』に描かれた幻の「京丸」の里へ

江戸時代は寛政年間のこと。大火で消失した東本願寺の再建のために、浜松から遠山郷へと用材を求めてやってきた僧たちは、秘境・京丸の里をめざした。寛政10年(1798年)に発行された探検記『遠山奇談』の世界を訪ねて、現代の遠山郷を歩く。

自然と調和する旅をめざして。奥入瀬渓流のエコツーリズム

自然の力は、時として優れた芸術家でも作ることのできないすばらしい景観を作り出す。青森県の奥入瀬渓流では、美しい自然をもっと知ってもらうため、あるいは後世に残すため、さまざまな取り組みを始めている。そんな奥入瀬渓流の今をレポートしよう。

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江戸時代の秘境は今――。250年後に『遠山奇談』をひもとく

江戸時代は寛政年間、火災で焼失した東本願寺の再建のため、大木を求めて遠山谷に分け入った僧たちは、山男や3mの大ヒキガエル、ウワバミなど怪物たちと次々と遭遇することになる・・・。今、再注目される『遠山奇談』の世界を訪ねる。

2024年、登山の好天を天照大御神にお願いしよう 〜初詣前に知っておきたい山の神仏の話③

2024年の登山が好天続きでありますように。太陽神であるアマテラスにお願いしましょう。

新春のおみくじは、神仏との親密度を測るバロメーターになる? 〜初詣前に知っておきたい山の神仏の話②

2024年をいい年にするために。神仏と親密になる方法を紹介します。

山を数える単位は、なぜ一座、二座なの? 〜初詣の前に知っておきたい山の神仏の話

山を数える単位である「座」。なぜそのような数え方をするのでしょう?

熊野古道中辺路【後編】近露の里から熊野本宮大社をめざす

熊野古道中辺路(なかへち)は、平安・鎌倉時代に法皇、上皇が100回以上も参詣を繰り返した熊野御幸(ごこう)の公式参詣道として知られている。前編では滝尻王子社から宿場町、近露(ちかつゆ)の里までを紹介した。今回は近露の里から、いよいよ熊野三山の一つ熊野本宮大社をめざす。

南アルプス南部調査人、四国遍路を歩く①歩き遍路・ことはじめ

弘法大師空海が修行した地・四国と、ゆかりの八十八寺をお参りする巡礼・四国遍路。南アルプス南部を主なフィールドとして長らく山歩きに傾注してきた筆者が、数カ月に渡って通い続け、歩き遍路を結願(けちがん、すべての霊場を回り終えること)した。その記録とともに、登山経験豊富な筆者ならではのアドバイスをつづっていく。

深い谷を登り返してたどり着いた「ポ村」、団結して助け合って生きている姿に心を動かされる

前日に目的地であるポ村に、谷を挟んで対岸まで到着した稲葉さん一行。翌朝、深い谷を登り返して到着した村では、人々は明るい表情で暮らしていた。かつて「ほろびゆくポパー」と紹介された場所は、水が輝き、人々は団結して暮らしているのだった。

【書評】登山史に埋もれた人物や出来事を丁寧にひもとく『登山史の森へ』

登山はジャッジのいないスポーツである。申請が必要なヒマラヤやデナリなどは、登山の成否が現地に残る。日本国内や欧州アルプスなどは、山岳雑誌、山岳部部報や山岳会会報などが記録を知る手がかりとなる。

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