「飛騨から登る北アルプス」をテーマに開催したフォトコンテスト。
428点のご応募をいただきました。たくさんのご応募ありがとうございました!
入賞作品13点を発表いたします。
いい写真の条件とは、ピント・露出・構図がしっかりしていること。ただし、最近のカメラは優秀なので、ピントも露出もカメラ任せで問題ありません。重要なのは構図なのです。自分がいちばん表現したいと思っている被写体を、どのように切り取ると効果的なのかを考えて、工夫してみましょう。たとえば山頂の位置を左右どちらかにずらして空間を作り、動きを出す。雲が動いていたらベストの位置に来るまで粘る。立ったまま構えるのではなくしゃがんで撮影角度を変えてみる、等。アングルをほんの少し変えるだけで写真の印象は大きく変わるものです。「あと一歩の工夫と粘り」で名作をモノにしましょう。
作例:笠ヶ岳と影槍。槍ヶ岳山頂より
(写真=萩原浩司)
夜の写真撮影で重要なのは「カメラをしっかりと固定すること」。月や星のかすかな光で映すためにはスローシャッターが必要になるため、ブレない工夫をしなければなりません。そのためには三脚の使用が必須です。しかし三脚が無い場合には安定した場所にカメラを置き、リモコンやセルフタイマーを使ってシャッターを切る方法もあります。最近のカメラには夜間撮影に強い機種もありますので、まずは積極的に挑戦してみてはいかがでしょうか。
作例:北穂山頂から見た天の川と奥穂高岳
(写真=萩原浩司)