北欧ブランド「スウィックス(SWIX)」が登山用ポールを発売
Monitor's Voice #01
「ポールなんてなんでもいい」なんてもう言えない。
軽くて握りやすく、バランスもよいので、ストレスがなく快適なポールに出会った!
Lily さん(30代、女性)
登った山:奥獅子吼山(日帰り)
登山歴:3年
01
笑っちゃうほど軽いのに、体重のある男性が使っても剛性は十分。
初めて使うのに軽さと握りやすさからストレスがない。

 奥獅子吼山に行きました。約4時間の歩行時間でした。当日は快晴でしたが、強風で黄砂がひどかったです。

 今回、春の花を撮りに山を歩き、そのお供にこのポールを連れていきました。第一印象は、とにかく軽いこと。とっても軽くて、同行者と笑っちゃうほどでした。「こんな軽くて私の重さ、雑さに耐えられるのかな?」と正直思いました。男性の結構な体重のある同行者にも遠慮なく使ってみてもらいましたが、剛性も十分。「これだけ軽くてこの強度はさすがだね」とのこと。

 初めての山道具は慣れるまで気になって仕方ないタイプなんですが、こちらは軽さと握りやすさからか、始めからまったくストレスを感じませんでした。ぬかるみや岩場もありましたが頼もしいくらい。「こんなに軽いと、どこかに強くぶつけるとあっという間にへこんだり傷ついたりするんでは?」と思いましたが、それは杞憂だったようです。

 今まで正直、「ポールはなんでもいいでしょ」と思って安物を使っていました。それだと、疲れるし終いには投げ捨てて帰りたくなる衝動に駆られるほど、重いし握りにくかったです。「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は軽くて、素手にもとっても馴染みます。いいポールを使うとこんなに違うもんなんだーと思いました。


     

しゃがみこんで写真を撮るときも取り回しがよく、撮りやすい。
ぬかるみや湿った木の根の登山道、滑る岩の登り降りでも役立つ。

 ところどころのオレンジがとっても元気が出る色! 可愛いとカッコイイの間をうまくついたデザインだと思いました。恥ずかしながら初めて折りたたみ式のものを触ったので、組み立てをするのにトップを伸ばしきる必要があることに気づかず10分も悩みました。一でも、一緒に付いていたタグを読んで、シャキンとまっすぐになりました!

 コルクの持ち手は、「冬場とか気温の低い日とか濡れたらとか、どうなんだろう?」と知りもせずに勝手に色々不安に思っていましたが、素手で持っても当たりが良くって気持ちいい! 持つ時間が長いほどそう思いました。EVA素材の部分は登りの時に自然に使用していて、滑らないしストレスなく岩場を登れました。大きな岩場の部分では一歩が大きくなってポールも振り上げるような形になりますが、重さを感じません。

 サイズも申し分なし。25Lザックのサイドのポケットにもすっぽり。ただ折りたたみ式のポールが初めての私には、折り曲げたままにすると、中のオレンジのパーツに折ぐせがつかないか、使っていくうちに折れてしまわないか不安になりました。

 今回、カタクリの花を探しに里山へ入り歩きながら頻繁にしゃがみこんでたくさん写真を撮りましたので、軽くて取り回しの良いこちらのポールで大変よかったと思いました。途中、ぬかるみや湿った木の根の登山道もあり、滑る岩を登り降りするシーンもありましたが、強度や握りやすさといった部分がとっても役に立ってくれました。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は、荷物を10gでも軽くしたい、コンパクトにしたい、難易度の高いテント泊山行なんかにいいですよね。取り回しやすく、軽くてコンパクトになるので、初心者の方の富士登山にもとってもオススメです。ノンストレスで快適に使えるので、今後も使用していきたいと思います。


     


● Check Point
  • コルクの持ち手は当たりがよく、EVA素材の部分は滑らない。
  • 可愛いとカッコイイの間をうまくついたデザイン。
  • 25Lザックのサイドのポケットにもすっぽり入るサイズも申し分なし。
Monitor's Voice #02
急登でも力がスムーズに伝わるグリップの形状がよい。
ゴムキャップをつけて岩の上を移動しても滑らず、安定感に驚く。
ぴー さん(20代、女性)
登った山:徳本峠〔島々宿~岩魚留小屋~徳本峠~上高地〕(2泊3日テント泊)
登山歴:10年
02
素手でポールを持っても擦れたり、手汗で滑ったりせず、ずっとサラサラ。
傾斜に応じて握る部分を変えることができ、力をかけやすいグリップ。

 5月3日~5日に、かつて北アルプスの玄関口であった、島々谷から徳本峠へと続くクラシックルートへ。ウエストンが何度も歩いたルート・景色を見られるということで、とても楽しみにしていました。歩行時間は合計約12時間。3日間天候に恵まれ、風もほとんどなく快適な山行ができました。

 初日は5時頃に島々宿を出発し、川沿いの島々谷を進みます。島々谷沿いの樹林帯歩きでは日差しが強くなかったので、素手でポール(天然コルクの部分)を持って歩きました。これまでのポールは、素手で持つと次第に手のひらが擦れたり、手汗ですべったり、手指が疲れたりとストレスを感じることがありましたが、「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は終始快適。手のサラサラ感が続いたので逆に驚きました。昼前に岩魚留小屋に到着。小屋横で幕営しました。

 2日目は9時前に出発し、13時過ぎに徳本峠に到着。「力水」に着く前から雪が深くなりアイゼンを装着。急登が続きますが、やっとの思いで登った徳本峠で目にした北アルプスの景色は価値のあるものでした。急登で力を入れてグリップを握らなければならないので、EVA素材のグリップ部分を使用しましたが、グリップに厚みと人差し指をかける出っ張りがあったので、力がスムーズにポールに伝わったと思います。コルク部分のグリップのヘッドも同様に急登で使用しましたが、スムーズに体を押し上げることができました。傾斜に応じて握る部分を変えることができ、グリップの形状が秀逸だと感じました。また、ストラップがやさしい素材だったので、素手で持っても手に食い込んだり、擦れて赤くなることがなかったです。3日目に上高地へ下山しました。

 ちなみに島々宿から徳本峠までの2日間で出会ったのは4パーティのみ。でも、ルートの整備が行き届いており、地元関係者の方々が大切にしている道ということがわかります。霞沢岳を目指すのもよし、大滝山への縦走もよし、釣りに専念するのもよし、といくつもの楽しみ方が見いだせるルートです。


     

シャフトのカーボン素材がスタイリッシュで、グリップのコルクはあたたかみがある。
バスケットが小さいのに安定感バツグン!

 手に取ったとき、「軽っ!!!」と思いました。デザインはシャフトのカーボン素材がスタイリッシュで、グリップのコルクはあたたかみがあり、オシャレです。特に女性には機能の次にデザインが気になるところなので、うれしかったです。また、初めて組み立てる際は、シャフトを固定するボタンがどのくらいの力加減で出てくるかわからず、苦戦したのですが、2回目以降は要領をつかんでスムーズでした。付属している説明書は英語のものだけだったので、メンテナンス方法も含め、日本語バージョンがあるとありがたいです。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」を最初に手にとったとき、バスケットが小さいので、重心がとりにくいかもしれないと不安でした。今まで使用していたポールでも、バランスを崩すことが何度もありましたので。でも、実際に使用してみると振りにくさを感じることはなく、むしろ安定感に驚かされました。ポールのゴムキャップをつけて歩く場面がほとんどでしたが、先端が丸みを帯びている割に岩の上で滑りにくかったです(何度か岩塊にポールが挟まりましたが、抜くときにキャップがとれることは一度もありませんでした)。

 また、夜行の登山バスでは、バスに荷物を積み込む際に外付けは基本的に禁止とされ、外付けギアは車内に持ち込むことになります。しかし収納サイズが39センチなので、大型ザックのサイドの収納ポケットにスッポリと収まりました。電車にのるときも、ポールが誰かに当たるなどの心配がないのがうれしいです。

 これまでのテント泊装備での山歩きでは、2日目以降、トレッキングポールを持ち続けたことによる手と肩の疲労感を感じることが多いですが、「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」では、何といってもその軽さと重心バランスのとりやすさで、快適な山歩きが続けられました。第三・第四の足としていっしょに歩いている感覚です。鎖場の通過や、崩れた道、雪渓をトラバースする場面では、片手が空くように両方のポールを片手で持って通過しますが、問題なくできました。「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は力のない女性にも握りやすい素材、軽さなので、登山を始めたいという女性にもぴったりですね。これからは夏のアルプス縦走で使ったり、沢登りの際はザックに潜ませ、下山時に取り出して使ったりしていきたいです。


     


● Check Point
  • ストラップはやさしい素材なので、素手で持っても手に食い込んだり擦れることがない。
  • バスケットが小さいのにむしろ安定感がある。キャップをつけていてもすべらない。
  • ポールを持ち続けても、手と肩の疲労感がなくて快適。
Monitor's Voice #03
腕から手のひら、ストックまで一体となり自分の意のままに操れる感じ。
それぞれのパーツを伸ばした状態でがたつきがなく、見た目にも一体感がある。
やまちゃん さん(60代、男性)
登った山:大滝不動尊から棚横手山から甲州高尾山(日帰り)、三窪高原 柳沢峠から柳沢の頭、ハンゼンノ頭周遊(1泊2日テント泊)
登山歴:約40年
03
小さなバスケットと凹凸のないスレンダーなシルエットのデザインで取り回しがよい。
グリップを握ると、しっとりとした握り心地で、地面から伝わる力を受け止められる。

 4月28日に大滝不動尊から棚横手山から甲州高尾山に行きました。快晴でしたが、樹林帯を抜けると常時風が強く、風速5~12m程度に感じられました。今回、後半に歩いた大菩薩では、ずいぶん前ですが、スラブの上に積もったぬれ落ち葉に足を滑らせ、ひねる形で転んだことがあります。これが歩行の補助具を使うようになったきっかけでした。それ以来、足腰の負担軽減にもなるので、さまざまなポールを使ってきました。また、4月29~30日には三窪高原 柳沢峠から柳沢の頭、ハンゼンノ頭周遊を1泊2日で歩きました。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」の印象は、まず軽いこと。驚きでした。2本で、今までのジュラルミン製のストック1本分の重さと同じです。それに、小さなバスケットと凹凸のないスレンダーな本体のデザインが取り回しのよさを実感させます。実際、リストバンドに手を通し、コルクのグリップをまず素手で握ってみると、天然素材と形状から、しっとりとした握り心地を感じます。

 特に、人差し指と中指の間に、コルクの山が設けられ、地面から伝わる力をしっかりと受け止めてくれます。腕から手のひら、ストックまで一体となり、自分の意のままに操れる感じがしました。コルクの下にはEVA製のグリップが段差なくつながっており、登りの急こう配でポールを短く持ち替えるときに便利です。欲を言えば、もう少し長くEVAグリップを取り付けていただけたらと思います。また、長さ調節機能がないですが、コルクグリップの頂部を握るようにすると、拳ひとつ分長さが稼げるので、持ち方の工夫で十分対応できそうです。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」を持っていると、結構人目を引きます。ポール本体の黒に近い濃灰色にグリップの天然コルクの明色が対比しており、配色だけでもおしゃれ心をくすぐります。ポールの内手元に近い1段目は、カーボン素材の強度を補うため端部に金属のリングがはめ込んであり、よいアクセントになっています。中段と先端は、伸ばした状態ではほとんど継ぎ目が見えず、一体感を感じました。それぞれのパーツは伸ばした状態でがたつきがほとんどなく、実際の使用で前後に振り回してもまるで1本のポールであるかのように感じます。他社の折りたたみ式カーボン製ポールとステッキを所有していますが、これらと比べて接続部分の緩みを感じませんでした。


     

小さなバスケットとジョイント部分の凹凸が無いシャフトで一体感がある。
三つ折りにしたとき30Lの小型ザックに納まり、軽量化にも役立つ。

 折りたたみシャフトを伸ばしてセットするときも、また解除ボタンを押してたたむときも、スムーズな使用感です。解除ボタンは固すぎず、また角が適当にアール加工されているので指も痛くありません。心配な点は、ワイヤーが緩んだ時のテンションの調整の方法がわからないことです。調節方法の明示として、カスタマーセンターの問い合わせ先を表示することと、ネットでホームページから使用説明がわかるようにしていただくと、永く愛用できると思います。

 バスケットが小さいゆえに、使用時に藪や灌木が絡み付くのを最小限に抑えられます。ジョイント部分の凹凸が無いシャフトの一体感とあわせ、理想的なムーブメントが得られます。多少心配なのが、ぬかるみや残雪に突き刺すとき、どこまで潜るかわからないことです。これも固い場所を探してついたり、ポールは体のバランスをとるためと割り切ってとらえ、少し考え方を切り替えることで克服できるとは思いますが。また、軽さについては、長さの微調整機構とショックアブソーバを省いたことが大きく寄与していると思います。長さの調節はほとんど行うことがないし、ショックアブソーバについても必要性に疑問を持っていました。今回、モニターしたことで、ゴムキャップの弾力とカーボン素材のしなやかさによって腕や肘への衝撃が相当緩和されていることがわかったので、問題ないと思っています。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」のサイズはちょうどいいですね。三つ折りにしたとき30Lの小型ザックの中に納まります。この軽快さに刺激され、背負う荷物の軽量化を図ってみたほどです。そのため、甲州高尾山と三窪高原の2回の日帰り山行の後、山中泊の大菩薩縦走では、一番重量のあるテントをビバークシェルターに変更、ポールを使って屋根を立ち上げ、ダイヤモンド型の底面両端2カ所をペグダウン、容易に設営に成功しました。これらを含め、安全性を損なわない範囲で装備を見直しました。その結果、軽くなり負担が減り、安全へのマージンが増したと思います。

 気になったのは、ストラップの長さ。薄手のグローブであれば問題ないですが、防寒グローブをはめた場合、ストラップの長さが短いかもしれません。あと少し、調整の可動部分を長くしていただけると、年間を通してオールラウンドに活用できると思います。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」のよさを知ってもらうため、ぜひ多くの方に勧めたいです。ポールの特性を生かすならば、岩山というよりアップダウンが続くような広々した明るい草原や見晴らしの良い尾根筋がイメージされます。今回の大菩薩峠から狼平の間、また車山周辺や奥秩父の雁坂峠の稜線など、草原が連なる見晴のよいコースが、このトレッキングポールを気分よく使えるシチュエーションだと思いますね。


     


● Check Point
  • グリップはコルクの下にEVA製の部分が段差なくつながり、ポールを持ち替えるときに便利。
  • 折りたたみシャフトの解除ボタンはスムーズで固すぎず、角がアール加工されている。
  • バスケットが小さく、使用時に藪や灌木が絡み付くのを最小限に抑えられる。
Monitor's Voice #04
小枝を握っているかのように軽く、腕の延長のように歩行をサポート。
適度なしなりと強度を併せ持ち、歩行スピードを上げても腕の振り下ろしにうまく対応。
天野正吾 さん(40代、男性)
登った山:奥多摩の御岳山~日ノ出山(日帰り)
登山歴:17年
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ザックの浅いサイドポケットにスッポリ収納でき、公共交通機関でも気にならない。
長く持っていても苦にならないほどの軽さ。 

 ゴールデンウィーク初日の4月29日(土)、OBも含む職場の有志10名で、奥多摩は御岳山~日ノ出山に行って来ました。今回の山行は、ケーブルカーもあり交通の便も良く、老若男女が誰でも楽しめる、都内でも高尾山に次ぐ有名なハイキングコースです。

 当日は晴天に恵まれ、八王子駅に集合した私達は、八高線へ乗車。「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は、携行性も申し分なく、折り畳むと39cmまで短くなるため、ザックの浅いサイドポケットにスッポリ収納することができ、ハイカー達で賑わう電車やバスにも、ほとんど気にせず乗ることができました。今まで使用していたポールは伸縮式で、縮めた時のサイズが63cmなので、ここまで短くなる、いわゆるZ式の携行性の良さは魅力です。

 御嶽駅の改札を出ると、そこには見渡す限りザックを背負った人ばかり。11時前にはケーブルの御嶽駅に到着し、そろそろと取り出した「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」を伸ばし始めます。やっぱり軽い! 今までのポールのペア重量が475gに対し、SWIXはペアで335g、ペアで500gを切れば軽いと思っていたものを更に超える、いつまでも持っていても苦にならない軽さです。今までは長い山行中、上肢に掛かる負荷を分散しようと、自然と握り方を変え、持ち方を変えたりとしているはずですが、この「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」はまるで小枝を握っているかのような感覚で、腕の延長のように歩行をサポートしてくれました。

 賑やかな御岳山の山頂で記念撮影を終え、日ノ出山へ。厚みのある天然コルクグリップは手に馴染むため、握っていてまったく違和感がありません。しっかり固定された3段のシャフトは、適度なしなりと強度を併せ持ち、歩行スピードを上げた際の腕の振り下ろしによる無理な要求にも答えてくれます。日ノ出山では武蔵野平野を眺める位置へ腰を下ろし、プチ宴会。その後、山行の汗を流すべく、つるつる温泉へと下ります。延々の下り坂でも「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」が本領を発揮します。私の経験上、下りでのポール操作は、石突きの着地ポイントを誤ると怪我に繋がります。この「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は、バスケットがコンパクトなため、石突きの着地ポイントを最後まで目視で捉えやすいのです。更に軽量なため、足の進みに遅れることなくポールを先行することができました。


     

スマートな身丈にカーボンの艶と、連結部のオレンジに輝くリングがかっこいい。
天然コルクグリップは手に馴染み、握っていてまったく違和感がない。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は、スマートな身丈にカーボンの艶と、連結部のオレンジに輝くリングが何とも言えない雰囲気で、アルミ製の上部ロックピンが、シンプルながらもメカニカルで、男心を惹き付けるかっこよさです。

 厚みのある天然コルクグリップは手に馴染むため、握っていてまったく違和感がありません。また、EVAグリップは、登り下りを繰り返す際に持ち位置を替えることができるため、特に急な登り返しでは活用しました。そして、これ便利! と感じたのが、ストラップ部分です。私の知っているポールのストラップは、1本でリング状になっており、長さの調整はストラップの根元であるグリップ部分で行うのに対して、「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は、2本のストラップが、折り返したベルクロでリング状になっており、このベルクロを調節することでリングの大きさを調整できることです。面倒臭がり屋の私は、ストラップの長さ調整が結構億劫だと感じていたのですが、これは楽。 ベルクロの折り返しが外側にあり一目瞭然なので、グローブ装着時でも簡単に調整が可能です。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」はソロでのファストハイクや軽いトレイルランニングでも、更に真価を発揮できそうです。また、グリップの天然コルクの特性上、厳冬期の使用でも、手からの熱伝導による体温放出の防止の効果が期待できることでしょう。

 今回のモニター山行で25000歩以上歩きましたが、少なく数えても20000回位はポール操作をしているはずですので、軽さと扱いやすさは、ポール選びの大事な選択肢の1つだと思いました。


     


● Check Point
  • バスケットがコンパクトで、石突きの着地ポイントを最後まで目視で捉えやすい。
  • EVAグリップは、登り下りを繰り返す際に持ち位置を替えることができる。
  • ストラップの長さをベルクロで簡単に調節できる。
Monitor's Voice #05
スリムでスタイルがよく、組み立ても簡単。
振ったときのバランスがよく、リズミカルに歩くことができる。
細川孝一 さん(60代、男性)
登った山:広島市・白木山(日帰り)、岡山県・新庄毛無山(日帰り)
登山歴:約20年
05
軽いので腕も軽やかにリズムよく振れて、左右の肩もバランスもよく動かせる。
落ち葉が散乱する下り道でも膝関節等の負担軽減ができ、スベル・コロブを回避。

 4月24日、日帰りで白木山(888.9m)へ行きました。この山は日本アルプスや百名山へ登るためのトレーニングとして人気のある山です。私も、トレーニングを兼ねて今年だけでも50数回登っています。今回は、「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」を試すためにバリエーションコースを登り、正面コースで下山することにしました。トレーニングとして10㎏のザックを担いで、快晴の中、中高年の3名で登りました。

 道中は小石悪路を進み、途中沢の丸木橋を2回渡ったあとは急登と岩場を登ります。「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は軽いので、腕も軽やかにリズムよく振れました。軽いので体にも優しく、肩も左右のバランスよく動かすことができたので、リズミカルに歩くことができました。

 快晴の頂上で、四国 石鎚山連山・中国山地の芸北山々や三瓶山の展望を楽しんでから、正面コースを下山します。道中には落葉がたくさん散乱していましたが、「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は自然と手・足のバランスがよく取れ、リズミカルに下れました。下り斜面で体重をかけましたが、歪みなどなく違和感はありませんでした。途中休憩を入れながら、約1時間10分で正面登山口御木戸へ下山しました。「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は下山時には膝関節等の負担軽減ができ、スベル・コロブを回避できて快適な登山でした。登り下りで違和感なく使いやすかったです。

 また、4月25日に、日帰りで新庄毛無山 (1218.5m)にカタクリの花を見る中高年登山講座のツアー登山へ参加しました。参加者23名とガイド2名と添乗員1名で出発。約2時間で毛無山の頂上へ到着しました。北方面に大山の残雪を眺めながら遅めの昼食と記念写真。白馬山へ続く稜線に沢山のカタクリが綺麗に咲いていました。下山中に小雨となりましたが、約2時間で田浪の登山口へ無事下山。6㎞の登山でしたが、「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」の軽さと強さを改めて実感しながら歩くことができました。


     

グリップがコルクになっていて感触がよく、EVAの部分もべたつかない。
グリップ部分を持ちスライドを下に引くと、組み立ても簡単。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」の第一印象は、スリムでスタイルがよいこと。軽くて、グリップがコルクになっているので、手の感触がとてもよいということでした。つなぎ目がわからないので、長身でスリムに見えてかっこいいとも思います。

 組立もグリップ部分を持ち、下にぶら下げ(荷重で下方面に下がる)スライドを下に引き、クリックボタンがカチッと出るまで引くと簡単にできました。折りたたむ際、プラスチックの部分を折るのにどの辺を折ればいいか迷ったので、折る部分に目印があればいいかな? また、私は、手のひらによく汗をかくので、以前に使ったEVA素材はネチャネチャした記憶がありましたが、「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」のコルク部分は感触がよく、大変よいです。また、下の方にEVAの部分にありますが、ネチャネチャしません。材料がよいのかな。

 バスケットは小さくて可愛いです。雪山用に取替えるのも、前に使っていたポールだと時間がかかり、手が痛くなりましたが、「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は簡単にできます。また、長さが短くなるので、ザックの中・サイドの収納袋に収納できるので、電車等移動時に人などに当たらないのがいいですね。岩場などでストックが邪魔になるとき、折りたたむことでザックのショルダーベルトに取り付けることができます。

 「SWIX ソニックプロトレイルカーボン」は、木曽駒ヶ岳~空木岳の縦走や北岳~間ノ岳~農鳥岳の縦走・表銀座の燕岳~蝶ヶ岳~上高地のルートなどによさそうですね。白山の一泊二日の登山や比婆山連山と白木山の日帰り登山もよいと思います。雪山や冬での、コルク部分の感触がどうなのか。また、つなぎのプラスチックの固さや強度に興味があります。アルミ以上の強度としなりがあるように感じたので、今後も使用したいと思っています。


     


● Check Point
  • つなぎ目が気にならないので、長身でスリムに見えてかっこいい。
  • バスケットを雪山用のものに取り替えるのも簡単にできる。
  • アルミ以上の強度としなりがある。
モニター募集商品

スウィックス/AT101-00
ソニックプロトレイルカーボンの
モニターを5名募集します


スウィックス/
AT101-00
ソニックプロトレイルカーボン