田代山・帝釈山
花の百名山・田代山、二百名山・帝釈山を渡る
日帰り | 体力度 ★★☆
みどころ
  • 空に浮かぶような田代山の山頂湿原
  • 6月初旬オサバグサの大群落に出会う
田代山山頂湿原を埋め尽くすワタスゲの大群落

尾瀬のなかでも奥まった場所にある田代山と帝釈山。知る人ぞ知る花の山で、なおかつ眺望もすばらしい隠れ名山だ。

猿倉登山口から明るい森を歩き、田代山をめざす。ナラ類の新緑やドウダンツツジの紅葉は、特にすばらしい。山頂湿原に出ると景色は一変。ワタスゲやキンコウカの花々が咲き乱れ、会津駒ヶ岳から窓明山の稜線も美しい。

帝釈山への稜線では純白のオサバグサの群落に出会えるだろう。帝釈山からの見晴らしは絶景で、那須や日光方面の大パノラマが広がる。下山は猿倉登山口へ戻る。

木道脇に可憐に咲くチングルマ
帝釈山山頂からは360度の大展望が

計画をたてる

CourseTime
計5時間50分
猿倉登山口⇒田代山⇒帝釈山⇒猿倉登山口
Advice
田代山と帝釈山は、いつの時期も花が見られる。山開きが行なわれる6月上旬のオサバグサに始まり、初夏には田代山を白く染めるワタスゲ、盛夏にはトキソウやアサヒランが咲き乱れる。秋にはキンコウカの草紅葉とベニサラサドウダンの真っ赤な紅葉も美しい。

写真・文=浅井理人

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