ミラーレス一眼「OM SYSTEM OM-5」での撮影を満喫! 自然観察員と巡る秋の高尾山撮影会 イベントレポート

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9月10日(日)、「OM SYSTEM OM-5」を使って高尾山の自然を撮影するツアーが開催されました。自然観察員の案内で高尾山の自然に触れながら、動植物をうまく撮影するコツを教わりました。ツアーの様子をレポートします。

写真・文=山と溪谷オンライン

ムササビをはじめ、さまざまな生き物が暮らす樹洞をカメラを通して探してみる
ムササビをはじめ、さまざまな生き物が暮らす樹洞をカメラを通して探してみます

9月10日(日)、「OM SYSTEM OM-5」を使って高尾山の自然を撮影するツアーが開催されました。

去る5月27日に開催した「山チャレ!!高尾で山遊び!2023」(主催:山と溪谷社)にて行なわれた、「自然観察員と歩く、ミラーレス一眼カメラ撮影体験会」は好評を博しました。

今回の撮影会は、自然観察員の案内で高尾山のハイキングをしながら、秋の高尾山の花と自然を小型軽量・高画質を誇る「OM SYSTEM OM-5」を使って撮影するツアーです。

本ツアーは、OMデジタルソリューションズの協力の下、参加者全員に「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 Ⅱ」のレンズを装着した「OM SYSTEM OM-5」が貸し出され、撮影会が行なわれました。「ミラーレス一眼をもっとうまく使いこなしたい」というカメラ愛好家から、「今までスマートフォンでしか撮影したことがなかったけど、この機会にカメラでの撮影を始めたい」というカメラ初心者まで、幅広い層がツアーに参加しました。

まずは、高尾山麓にある「TAKAO 599 MUSEUM」にて、今回のツアーで歩くコースと、高尾山の自然について、自然観察員の河又彩さんから説明を受けました。

「高尾山に生息する植物の種類は約1300種、陣馬山周辺域まで広げると約1600種になります。都心のすぐ近くにある、この豊かな自然を肌で感じて、写真に残していただければと思います」(河又さん)

自然観察員の河又さんから高尾山の自然について教わりました
自然観察員の河又さんから高尾山の自然について教わりました
河又さんを先頭に高尾山を登る参加者たち
河又さんを先頭に高尾山を登る参加者たち

今回のコースは、1号路の登山口から15分ほど歩くまでの区間。この短い区間にも、さまざまな撮影スポットがありました。

まずは河又さんが、道路脇に咲く花を解説してくれました。白い花をつけるマツカゼソウ、小さな赤い花を穂状に咲かせるミズヒキ、果実が泥棒の足跡に似ていることから名付けられたヌスビトハギ・・・。一通り解説を受けた後、さっそくカメラを構えて思い思いに撮影を始めました。

「キツリフネをうまく撮りたいけどどうすれば?」と首を傾げる参加者に、同行するOMデジタルソリューションズのスタッフが、手前にある手すりをぼかして写すようにアドバイス。それだけで主役の花が際立って見えるように! アドバイスをもらった女性は、「簡単な工夫をするだけで印象が全然違うんですね」とアドバイスを受ける前に撮った写真と見比べながら感銘を受けていました。

撮影でわからないことがあれば、OMシステムデジタルソリューションズのスタッフが丁寧に教えていました
撮影でわからないことがあれば、OMシステムデジタルソリューションズのスタッフが丁寧に教えていました
キツリフネの撮影に挑戦! 可動式の液晶画面で確認しながら撮影できます
キツリフネの撮影に挑戦! 可動式の液晶画面で確認しながら撮影できます
光が差し込む木々の撮影の仕方をレクチャー。みなさん興味津々でした
光が差し込む木々の撮影の仕方をレクチャー。みなさん興味津々でした

少し歩くとコケが密集するポイントにやってきました。マクロレンズを使ってのぞいてみると、まるで森のように見えるコケの世界。参加者はみずみずしさや柔らかさを表現するために、背景や光の差し込む位置を確認しながら、シャッターを切っていました。カメラを始めたくて参加したという女性は、「マクロのレンズを使うと見える景色も変わって、とても楽しいです」と話していました。

コースの折り返し地点には、樹洞ができた木がありました。樹洞はムササビなどの生きものが巣穴として利用することがあります。レンズの望遠機能を使って、高い木の上の方に開いている樹洞をのぞいてみます。

ここまで歩いてきた1号路にはムササビがかじったという食べあともありました。登山者が通行するすぐ上で夜にムササビが活動しているという事実に、みなさん驚かれている様子でした。

高尾山の貴重な動植物を守るために、登山道を外れた踏み込みをしない、盗掘の被害に遭いやすい希少な植物はSNSで場所を公開しないなどの、自然に配慮した撮影マナーについても教わりながら撮影しました。

要所で河又さんによる高尾山の自然の解説が入ります
要所で河又さんによる高尾山の自然の解説が入ります
うまく撮影できたか、その場でチェックします
うまく撮影できたか、その場でチェックします
みなさん、コケを撮るのに夢中でした
みなさん、コケを撮るのに夢中でした

ツアーは午前の部と午後の部の2回、どちらも3時間程度の行程ですが、とても濃密な撮影会となりました。

高尾山に何度も足を運んでいるという女性は、「普段は素通りしてしまう短い区間で、花や動物について教えてもらって勉強になりました。カメラも見た目の印象よりずっと軽くて、楽しく撮影できました」と語っていました。

また、ツアー終了後に購入を決めたという男性は、「昔はコンパクトデジタルカメラを使っていて、最近はスマートフォンで撮影していました。天候をある程度気にせず使えて、高機能ながら手を出せる価格帯だったので、購入することにしました」と顔を綻ばせていました。

コケの間に生息するヒメコガサという小さなキノコをマクロレンズで撮影
コケの間に生息するヒメコガサという小さなキノコをマクロレンズで撮影
白く美しいヤマホトトギス。バッチリ撮影できていました!
白く美しいヤマホトトギス。バッチリ撮影できていました!
とても充実した撮影会でした
とても充実した撮影会でした

OM SYSTEM OM-5

OM SYSTEM OM-5
価格 オープン価格
サイズ W125.3㎜×H85.2㎜×D49.7㎜
本体重量 366g
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M.ZUIKO DIGITAL
ED 60mm F2.8 Macro

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
価格 オープン価格
サイズ φ56㎜×82㎜
重量 185g
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M.ZUIKO DIGITAL
ED 30mm F3.5 Macro

M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
価格 オープン価格
サイズ φ57㎜×60㎜
重量 128g
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