『Mushin』。グリベルが山野井泰史さんのロングインタビューフィルムを公開

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名誉や社会的評価などには目もくれず、自分が美しいと思う岩壁に登り続けてきたクライマー、山野井泰史さん。そんな山野井さんのクライミングへの思いを映像にまとめたドキュメンタリー『Mushin —Being Yasushi Yamanoi』が公開された。長く山野井さんが愛用してきた登攀ギアメーカー「グリベル」が公開したもので、山野井さんが登山を始めた少年時代から現在に至るまでを描く。

このフィルムでは、イタリア・オルコ渓谷のルーフクラック、グリーンスピット(5.13d)のトライを追いながら、登山に出合った少年時代から1988年のバフィン島・トール西壁の単独登攀、生死の境をすり抜けて帰還した2002年のギャチュン・カン北壁など、これまでの山野井さんの登攀をインタビューでたどっていく。「内臓が腐るよう」と表現する恐怖感を登山の一部として許容する山野井さんの精神性や、インタビュー中もクライミングのムーブについて考えているという山への集中力、そしてクライミングへの熱量を伝えてくれる作品だ。

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グリベル ウェブサイト
https://grivel.com/blogs/grivel-stories/mushin-being-yasushi-yamanoi

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