満点の星空と白雪、最高のシチュエーション! 富士山頂からの下山日は一面銀世界に

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営業が終了し、小屋閉め作業を終えると、それを待っていたかのように雪が降り出した。例年よりだいぶ早かった富士山頂の初冠雪。神秘的な風景となった富士山頂を堪能しながら、約2ヶ月間の山頂生活を終えたのだった。

 

9月7日(火)/昨日の降雪で山頂は銀世界!

日の出時の天気:○ 気温:0℃

昨日の降雪が早朝も残り銀世界へ! 夜明け前に出て撮影に!

満点の星空と白雪、最高のシチュエーション\(^o^)/


寒さも忘れて無心にシャッタータイム! 御来光も拝めて・・・、西の眼下には影富士の登場でーす。気温も低く、山頂雪景色を堪能させて頂きました!

お腹いっぱい撮影した後は、小屋締め作業です。外作業をだいぶ進めていたので、残雪の影響も少しで済み、例年通りの行程で無事に終了して、速攻下山しましたよ!


今夏のコロナ禍での富士山は様々な意味で、初体験が多かったです。物々しい検温器や清浄機、パーテンションで区切られた小屋内・・・。登山者さんあっての山小屋ですが、複雑な心境であったのは間違いありません。

でも、小屋内でのマスク着用などマナーを守ってくださったからこそ、山頂扇屋ではコロナ感染がなくシーズンを過ごせたのだと思っております。

また、私事ですが、あまり上手くいってなかった息子と山頂で共に働き、絶景を共感できたことに感激と皆様に感謝申し上げます。

来年こそは、今までの富士山になりますように願っております。

新しい出会い楽しみにしております。ありがとうございました。

 

プロフィール

小岩井 大輔(こいわい だいすけ)

1973年生まれ。埼玉県在住。写真家。20歳のときに富士山の夜明けに魅せられて写真をはじめる。麓からの優美な山容、頂上からの神秘的な富士山の風景を撮影。
⇒Mt.Fuji3776m―神々の世界―

「今を撮り、今を生きる」小岩井大輔の、富士山頂日記

天空の森羅万象を撮り続ける写真家、小岩井大輔の「ほぼ日刊、山小屋日記」。富士山の神秘的な風景、および富士山頂の異次元の様子を、カメラマンの目を通して案内します。

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