いざ富士山頂――。2022年の富士登山シーズンの幕開けに合わせて、3776mの世界へ
富士登山シーズンがいよいよ始まる。富士山頂の扇屋で働きながら、23年間、富士山頂の異空間を取り続けている写真家の小岩井大輔氏が、今年も山頂へと向かう。今年も、街とは別世界の景色を、皆さんにお届けする。
7月3日(日)/明日、約1年ぶりの富士山頂へ
写真家の小岩井大輔です。
2022年夏、吉田口・須走口頂上にある山小屋「扇屋」に住込みながら、3776mで繰り広げられ世界を、山頂日記にて更新させて頂きます。山頂での生活も今夏で23年目を迎えます。絶景や登山者さんとの出会いが励みになり、今まで続けることができました。
今夏もたくさんの出会いを楽しみに頑張って参りますので、よろしくお願い致します!
登頂前日、静岡県富士宮市にある富士山本宮浅間大社様へご挨拶。神聖な空気が流れ、身も心も引き締まります。
富士山は神の山です。8合目から上は浅間大社様の境内なので、私も含めて皆さん、たくさんの想いを担いで登山されます。
では、明日は山頂〜です。小屋開け準備頑張ります!
7月4日(月)/山麓は37℃、山頂は5℃
雨が降る中・・・、今夏も無事に登頂することができました!
不安定な天候ですが、小屋準備も順調に進み一安心。37℃近くの猛暑で生活していたので、山頂の気温5℃めちゃくちゃ寒いです。
夕方、急に空が静かになり、外界が丸見えでしたよ! 明日から台風4号の影響でお天気崩れそうなので、無理のないように頑張ります。
プロフィール
小岩井 大輔(こいわい だいすけ)
1973年生まれ。埼玉県在住。写真家。20歳のときに富士山の夜明けに魅せられて写真をはじめる。麓からの優美な山容、頂上からの神秘的な富士山の風景を撮影。
⇒Mt.Fuji3776m―神々の世界―
「今を撮り、今を生きる」小岩井大輔の、富士山頂日記
天空の森羅万象を撮り続ける写真家、小岩井大輔の「ほぼ日刊、山小屋日記」。富士山の神秘的な風景、および富士山頂の異次元の様子を、カメラマンの目を通して案内します。