2ヶ月ぶりに、3776mの世界から下界へ――。富士山と多くの人々に改めて心から感謝

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9月4日で営業を終えた、富士山頂の山小屋、扇屋。無事に厳しい冬を越せるように、しっかりと小屋締め作業を行う。最終日も天気に恵まれた富士山頂は、やはり素晴らしい景観を見せてくれるのだった。

 

9/5 小屋閉め作業の傍ら、晴天の富士山頂を満喫

日の出△ 気温6℃

風なく夜中から星景撮影〜

月曜日なので登山者さん多く御鉢周りのヘッドライトがチラホラ。

剣ヶ峰付近にスタンバイして、のんぴり撮影〜!


積乱雲の上から御来光が出てからは西の空にクッキリ影富士。南アルプスも綺麗に眺めて最高の朝でした。


お天気良く、小屋閉め作業の進捗もバッチリ。

明日は台風の影響を受ける前に早く下山するぞー(^o^)

 

9/6 台風接近で強風のさなか、2ヶ月ぶりの下界へ――

日の出○ 気温5℃

強風吹き荒れる中、ピーカン空に御来光を拝みました(^o^)


たまに飛ばされる程の突風が・・・、前日に小屋閉めがほぼ終わっていたので、本当良かったです!

風が強いのも頂上だけで、下山後も順調に! 無事に外界に到着です。

 

振り返ると今夏は様々なことが起こりましたが、最終的に何事もなく2ヶ月間過ごすことができました。

心から感謝申し上げます。

コロナ禍の富士登山でしたが・・・、シーズン後半戦は、昔の富士登山ブームを思い出す程、賑やかな山頂でした。

扇屋に掲示している登頂証明書を求める、登山者さんがとても多く、長年継続することの大切を実感しました。

また、来年も富士山頂上で生活し、ブログ掲載できるように頑張って参りまーす!

今後とも宜しくお願い致します!

プロフィール

小岩井 大輔(こいわい だいすけ)

1973年生まれ。埼玉県在住。写真家。20歳のときに富士山の夜明けに魅せられて写真をはじめる。麓からの優美な山容、頂上からの神秘的な富士山の風景を撮影。
⇒Mt.Fuji3776m―神々の世界―

「今を撮り、今を生きる」小岩井大輔の、富士山頂日記

天空の森羅万象を撮り続ける写真家、小岩井大輔の「ほぼ日刊、山小屋日記」。富士山の神秘的な風景、および富士山頂の異次元の様子を、カメラマンの目を通して案内します。

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