はじめての登山
Step4 登山の基本装備

服装、小物をしっかり選んで、安全な山歩きを!

必要な登山用品の選び方 2
1服装・ウェア 登山用のものは保温性、吸汗性が高くおすすめ

 登山時の服装は、普段のTシャツ、普段のズボンでも問題なく過ごせなくもない。しかし、「いざ」というときに登山専用の高性能のものが活きてくる。後悔しないためにも、以下の点に注意しながら揃えよう。

  • アンダーウェア類、Tシャツ類
    • 直接肌につけるアンダーウェア、Tシャツについては、汗を吸って早く乾く「吸汗速乾素材」を使用したアイテムを探そう。
    • 汗や雨に濡れたまま乾かないと、体温を奪われてしまう。
    • レインウェアの次にしっかり選びたい登山用具といえる。
  • 長袖シャツ
    • かつては山登りをする人の代名詞的格好の「チェックシャツ」は体温調整がしやすいのが特徴。濡れたときに乾きにくい綿素材を避け、化学繊維やウールの素材のものを選ぶこと。
  • ミッドウェア(フリース、セーター)
    • 中間着となるウェアはアンダーウェアとレインウェアの間で保温をするためのウェア類のこと。化学繊維のフリース、天然素材のセーターなどから機能的なものを選ぼう。
  • パンツ(ズボン)
    • アンダーウェア、Tシャツと同じように綿素材のものを避け、速乾性が高く、足の上げ下げがしやすい柔らかい素材のものを選ぼう。
  • ソックス
    • 吸汗速乾であることはほかのアイテムと同様。クッション性の高い登山に適した商品がある。自分のシューズとの相性もよく確認しよう。
  • 帽子
    • 日よけや小雨を避けるうえでも必携品。防水透湿素材を用いたアイテムならレインウェアのフードの代用にできる。
1雨を防ぐ小物 登山中の大敵は雨。この対策は十分に!

 登山中の大敵は、何はともあれ「雨」。雨に降られても気持ち良く過ごすには、レインウェア以外にも、以下のものを用意しておいた方が良いだろう。

  • ザックカバー
    • 雨具で身体の濡れを防いでも、ザックが濡れると着替えなどが台無しになってしまいます。ザックの容量に合ったザックカバーをして少しでも防水を心がけよう。
  • レインスパッツ
    • シューズに雨が入るのを防ぐための登山用具。シューズの上部から長いものはふくらはぎまで覆える。朝露に濡れた草地を歩くとき、ぬかるみが激しい道を歩くときも有効。
  • グローブ(手袋)
    • 手先や手の甲は寒さに弱い。寒さよけには軍手でもよいが、雨に濡れると乾かずに逆効果になる。レインウェアと同等の素材でできたものもあり、雨天時には重宝する。
  • 折りたたみ傘
    • 山麓の林道や、伏の激しくない山道では、街と同様に折りたたみ傘も有効。レインウェアと上手に使い分けよう。
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