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厳冬期は、雪が固くパックされたり氷化したりで滑りやすいため、アイゼンを履いて登ります。
いっぽう残雪期にはカチカチの雪面は減り、日差しのある日中には雪がやわらかくなってアイゼンの出番は減ります(ただし朝夕など冷え込むときや、標高の高い山では油断禁物)。
アイゼンは足に重りをつけているのと同じで筋疲労につながるので、スリップすると危険な箇所だけで使うようにしましょう。
登山靴で雪上を安全に歩くのは雪山歩行の基本。この基本をしっかりマスターしておきましょう。
ふだん歩いているような地面を蹴る歩き方だと、雪上では滑ってしまいます。ソール全体を雪面に一歩ずつフラットに置くような歩き方をするとよいでしょう。
トラバースの際はソールの山側のエッジをきかせると滑りにくいので、急斜面では斜面に正対してつま先やかかとを蹴り込んで登り下りする「キックステップ」を使いましょう。ただし、不安を感じるなら、速やかにアイゼンを使用しましょう。
以下にアイゼンなしでの歩行のテクニックについて紹介します。
Step7 山で遭難しないために |
残雪期の登山が夏季と違うのは、雪や氷があること。
もちろん、それに伴い歩き方も変わってくる。
ここでは雪山を安全に歩くための6つのテクニックを紹介しよう。