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美ヶ原高原駐車場に到着すると、結構な人で賑わっていた。
本格的な登山でないので、高原に向かう人の服装も軽装だ。
今回は午前中に用事があって、普通の登山は難しかったので、夕暮れの美ヶ原を見に来ることにした。
普通の登山で夕暮れになるのは結構焦る事態だが、整備されていて暗くなっても問題がないので安心して日の入りを見ることができる(一応、いつも通りヘッドライトは携行した)。
駐車所から反対側の登山道に入ると、すぐに草原の中に出る。
この時点で目の前には高原が広がり、素晴らしい景色が広がる。
しばらく進んでいくと、牧場のエリアになり、馬や牛がのんびりと草をはんでいる。
牧場の光景はどこでも見れるが、その背景に八ヶ岳が広がっているのが、ここならではの光景である。
霧ヶ峰はゴロゴロした岩が多かったが、こちらは砂利が敷き詰められとても歩きやすい(たまにホテルの送迎のバスが通るが)。
時間は既に16時台で日が傾き、電波塔のエリアから後光が射しているのだが、シルエットが教会の建物と似ているので、なぜか神々しい。
ひたすら散歩気分で進んでいくと、先ほどの電波塔が固まっている王ヶ頭に到着。
ここにはホテルもあり、宿泊客が軽装で散歩している。
反対側に抜けると、今度は日本海側の山々が見え、浅間山をはじめ、白根山、四阿山、雨飾山といった新潟の百名山などが見える。
そこから砂利道を進み、ほどなくして美ヶ原最高地点の王ヶ鼻に到着。
夕暮れということもあり、先客は一人だけだった。
眺望は素晴らしく、左手から八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスがずらりと並んでおり、麓には松本市の盆地が一望できる。
今回は松本市側の雲から光が漏れ、神々しい景色を眺めることができた。
北アルプス以外は雲がほとんどなかったので、今日はどこも最高の登山日和だっただろう。
景色を満喫してから、来た道を戻る。
夕暮れの美ヶ原は日差しの眩しい昼間とは異なり、幻想的でまた違った趣がある。
駐車場に到着したころには、日が暮れてどんどん暗くなっていた。
麓の猛暑が嘘のように肌寒さを感じるぐらい気温がぐっと下がるので、これからの季節はきちんと防寒対策が必要そうである。
美ヶ「原」というだけあって、登山の要素はほとんどないピクニックだったが、ちょっと歩いただけで八ヶ岳やアルプスを一望できる場所はなかなかない。
そういう意味では、やはり百名山として相応しい場所であった。



















