行程・コース
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登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
元井谷コース
コース
登山記録
行動記録・感想・メモ
このところ台風が何度もきた。椎葉谷川からの登山口について相良村役場に問い合わせたところ、2018年7月12日の豪雨災害(福岡県小郡市のスーパーが水没ほか)で林道が崩壊、いけませんとのこと。この時点で山全体が傷んでいることに気がつくべきだった。五木村の元井谷コースは行けますよ、とのこと。
朝、有佐駅で合流。大通越えで五木に。林道にはアケビの抜け殻が落ちていた。8時過ぎ、登山口。トイレが設置してあった。登山道は痛んでいて、ザックにつけたストックが藪に引っかかる。すぐに大高巻きになって、ロープで上がる。鉄パイプの階段もある。
でも整備された道ではなかった。沢が荒れていて、崖上の道が崩壊して途切れているところもある。福寿草の名所、カメラマンが中に入らないようにロープやネットが張ってあります。ロープは残っていて、手がかりになるけれど、ネットはかなりズタズタ。ネットがあるということはシカの害もあるということかな?
赤テープ(赤ふ)があっても、安心して行ってはいけない。古い赤テープは崩壊地に引き込む。アンサウンドロック(浮石)という言葉を久しぶりに思い出した。ガラガラのがれ場は進退きわまる。沢通しは歩けます。
巨額の費用をかけて整備して設置したんでしょうけれど、自然の猛威にはーー
二股を過ぎて再び水流。歩行者を制限する為、二条のロープが張ってあってその中を登山道に制限していたらしいけれど、流路になってしまったところもあって歩きづらい。横にはイノシシが荒らした形跡も。
山桑の大木があって、説明板。桑は大きくなる。
稜線に出て仏石へ。最初小さな岩峰があって、下は絶壁。仏石と思い込む。こわごわ上に立って般若心経を読誦したけれど、道標もないし不自然。そこはマチガイでその鞍部から上がったところに本物があった。大きな岩。はっきりした道で、ロープもあって登れる。一度脇道に入りかけた。もしそこを登ったら危ない。
ここから初めて山頂が見えた。なだらかな山。
稜線に戻る。そこからの道は巻道を行く。ヒメシャラとかあってきれいな林。きつくはないが長い。山頂はすでに1時を過ぎていた。はんぺんとちくわとウインナーを足したパックのおでんでお腹いっぱいに。スズメバチがまとわりついてきた。バナナの皮に興味があるらしい。私はアナフィラキシーショック体質だから気持ち悪かったけれど、怒っていないスズメバチは襲ってきません。
そのあと兎群石山まで足をのばす。この山は石灰岩。平尾台の羊群原みたいなところ。ここはヒツジではなくウサギ。
帰りはひたすら長かった。道さえよければ楽勝でしょうに。この荒れようでは福寿草も被害甚大でしょう。
ついたら5時。なんとか明るいうちに。
遅くなってアケビ採りは断念。
連休直後だったから五木温泉も休業。
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