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行程・コース

天候

曇り/晴れ

登山口へのアクセス

バス

この登山記録の行程

バス停・平~30分~寺谷出合~80分~皆子山(971.5m)~90分~百井川・渡渉地点~60分~バス停・平

コース

登山記録

行動記録・感想・メモ

【難易度】
中級者

【コース状況】
寺谷の登山道は沢筋で足場の悪い所が何箇所かありますが、道はしかっりついており、赤いペイントが目印になっています。
皆子谷は道がほとんどなく沢伝いに歩くため、相当足場が悪いです。紺色の紐と、朽ちた標識が所々に目印で残っています。
百井川には橋がないので、深さ20cmぐらいの川を5~6mほど渡る事になります。
季節によってはヒルが出ますので、ご注意ください。

水場:なし
WC:なし

【感想・コメント】
京都北山にある京都府最高峰の皆子山へ行ってみました。

バス停・平を出発して林道に入り寺谷から入山。この辺り紅葉が見頃です。台風で破壊されたという寺谷出合の橋が復旧していたので、強引に川を渡らなくて済みホッと一安心。皆子山は東尾根以外は沢伝いに歩く為に道が悪いことで有名ですが、寺谷も登山というよりは水に浸からない沢歩きに近い感じ。幾度と無く沢を跨いで渡り、石から石に飛び移り、巻き道で滝を避けながら少しずつ登っていく。赤色のペイントで木や石に目印が付けられているので、それを辿って行けば迷わないはずですが、至るところで支流が合流してくるので定期的にGPS等で位置を確認すると良いです。朽ち果てた山小屋の横を通過して、しばらく同じような道を進んで行くと、綺麗な滝と大きな岩を発見。
そこから先はどんどん傾斜がきつくなっていき、何箇所かロープが設置されていました。最後の物凄く急な斜面を登り切ると、稜線に到着。すぐ右の道が東尾根登山道。そのまま少し先の分岐を右に行くと、皆子山の山頂に到着。三角点あり、展望あり。気温は10度。風が通って肌寒い。

先の分岐に戻り「ヒノコ」方面へ進み、地図の「迷」マークの辺りからGPSを見ながら進路修正しつつ皆子谷に下る。踏み跡は消えており、ときおり紺色の紐があるのが、往年の登山道の名残っぽい。源頭部の景色は綺麗ですが、足場の悪い沢を下るのが結構大変です。寺谷と違って目印は付いていないので、自分で安全そうなルートを考えて下るのみ。ストックで浮石を探りながら下って行くと結構効果的。
支流がたくさんあるので、登りには使わないほうが良さそうな感じがします。大きな岩のある分岐を過ぎても、道らしき道は無く、大杉を過ぎてかなり下った所でようやく沢を脱出して「道」に合流。標識に従い対岸に渡り、坂を登り下った所で最後の難関である百井川の渡渉地点に到着。

登山靴が水没する深さ20cm以上ある川で、5~6mほど渡らなければならないけれど、橋も渡れそうな飛び石も無い。仕方ないので手元の材料でロシアンソックス(Russian socks)と呼ばれるアイテムを作ることにする。元々は寒冷地で足を保護するアイテムですが、これを渡渉用にアレンジしてみました。

1.まず、登山靴と靴下を脱いで、スーパーの袋で素足を包みます。
2.次に大きめのバンダナで二等辺三角形を作り、つま先を頂点にむけて足を乗せます。
3.バンダナの頂点をつま先側に折り、残る2辺を交互に足の上に折り曲げます。
4.末端を足首に巻き付けて結びます。これで完成!

ビニル袋は冷たい水で濡れるのを最小限で抑えるのと、時期によってはヒルの吸着を防ぎます。濡れた布は裸足よりフリクションが良くなるので石で滑るのを防ぎ、足裏の怪我とビニル袋が破れるのを防ぎます。袋とバンダナの間に樹皮などを中敷として入れると、さらに快適になります。通常装備で川や沢を渡る時にオススメの方法です!

川の流れが思ったより強いので、流されないよう上流に向かうように斜め方向で渡渉開始。流石に11月にもなると川の水は冷たいけれど、ロシアンソックスのお陰で麻痺するような冷たさを感じない。おまけに滑りにくいので安定して歩けて、快適に渡渉完了。登山靴に履き替え、斜面を攀じ登って林道に合流。そのまま林道を1時間ほど歩いてバス停・平に下山しました。

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