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坂戸山を周回~360度の大眺望とカタクリ・ショウジョウバカマ・イワウチワ・タムシバの花を楽しむ~

坂戸山( 上信越)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

快晴。弱風。気温駐車場 8時00分4 ℃、12時57分14℃。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 関越道六日町ICを出て、鳥坂神社登山口を目指す。六日町大橋を渡り、突き当り信号を左折し、すぐ右折し、道なりに直進して、①鳥坂神社下駐車場に車を入れた。満車の場合は、②登山者用駐車場 ③銭淵公園駐車場 ④六日町大橋から降りて魚野川河川敷等に停める。
 

この登山記録の行程

自宅5:33⇒7:48関越道六日町IC⇒8:00鳥坂神社駐車場・公衆トイレ8:21・・・城坂コース・・・一本杉・・・10:30坂戸山(昼食)11:40・・・薬師尾根コース・・・12:53公衆トイレ・鳥坂神社駐車場13:20⇒13:25六日町駅前買い物14:00⇒14:10六日町IC⇒16:30自宅。

コース

総距離
約3.3km
累積標高差
上り約457m
下り約456m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 登山コースについては、車窓から坂戸山を見上げると、城坂コースの沢筋には雪渓が多く残っていました。標高が634mなのに、この時期になっても、まだ雪が残っているので、びっくりしました。そこで、急勾配の雪渓を下るのは滑る可能性があると考えて、城坂コースは上りに利用し、薬師尾根コースを下ることにしました。 

 カタクリの花は、陽射しを浴びると、徐々に花弁が開き始め、陽射しがなくなると閉じ始めてしまいます。案の定、林道を歩き始めて、すぐにカタクリの群生地がありましたが、日陰のため、全部花弁が閉じたままの休眠状態でした。陽射しが当たっている場所では、少しずつ開き始めていました。ゆっくりと花々を観賞しながら進みました。キクザキイチゲは、白色の他にも青紫色の花がありました。エゾエンゴサクやミチノクエンゴサクを発見し、同行者が喜びました。

 砂防堰堤の手前右側斜面上部には、イワウチワが10輪余り咲いていました。開花したばかりは、淡い桃色の花がとってもきれいでした。雪渓に沿って進むと、登山道脇には、イカリソウがあっちこっちに咲いていました。心配していた雪渓歩きは、やや急ですが、長さが約10mで、ストックを遣い、滑らずに歩けました。私は、先に行きましたが、振り返ると、同行者の姿が見えなくなることが多くなったので、ゆっくりと花々を見ながら歩きました。カタクリが花弁を開いている姿を見かけることが多くなりました。
 エンレイソウも咲き出していました。坂戸山は、カタクリが大変有名ですが、城坂コースでは、キクザキイチゲ・エゾエンゴサク・ミチノクエンゴサク・ショウジョウバカマ・イワウチワ・イカリソウ・エンレイソウ等々が大変多かったです。目を楽しませてくれる花の山だなあと今までの認識を新たにしました。

 尾根に上がると、今度は眺望が良くなった楽しめるので、私は、主水郭へ行きたかったのですが、同行者が時間を考慮し、却下しました。そこで、桃の木平分岐から山頂へ向かう実城へ進みました。桃の木平には、残雪がたくさん残っていました。融けるとカタクリの群生が見られるはずです。
 麓を8時21分に出発し10時30分やっと坂戸山山頂に着きました。何と2時間9分もかかってしまいました。もちろん、花が多くて、観察や撮影により、立ち止まることが多かったからです。

 山頂には、360度の大眺望が待っていました。まずは目の前には八海山。時計回りに見ていくと中岳・金城山。谷川連峰。苗場山。遠くには妙高山・火打山。さらに八海山の左奥には守門岳。次々と登山者が上がって来て、絶景を眺めては歓声を上げていました。
 山頂中央にある富士権現社の法面にも、カタクリの花やショウジョウバカマが咲いていました。私達は、ユキグニミツバツツジの近くに腰を下ろして、昼食・コーヒータイムにしました。
 
 11時40分山頂を後にして、石仏が多い薬師尾根コースを下山しました。かなりの急坂でありますが、階段が整備されていて、歩きやすかったです。目の前に飛び込んできたのは、白い花、白い花・・・。それは、タムシバの群生でした。時折、赤色のユキグニミツバツツジ。茂みに分け入ると、イワウチワ。薬師尾根コースは、カタクリが、ほとんど終わっていて、これは残念でした。鳥坂神舎社の手前には、サクラの樹木もたくさんあったので、もう少し早ければ、カタクリとサクラ両方のお花見が楽しめただろうなあと想像しました。途中の分岐からは、城坂コースの一本杉へトラバースすることができます。城坂コースを途中から下り、完全に開き切ったカタクリの花を見たいと考えました。しかし、時間の関係で、やむなくトイレ・駐車場へ直行しました。

 薬師尾根コースは、日陰が全くなく、無風状態で、カンカン照り、暑さに参りました。朝駐車場・トイレを出発するときは、気温が4℃でしたので、上衣は5枚も着込みました。次々と脱いで、とうとう2枚になりました。12時53分無事下山しました。気温は、14度に上がっていました。

 今回は、インターネットに「坂戸山カタクリ」と入力し検索すると、咲き始めていることが分かりました。そこで、登山コースや開花状況・駐車場の様子を聴くために電話を掛けました。問い合わせ先はNPO法人六日町観光協会(場所JR六日町駅東口1階。水曜日定休。営業時間8時30分~17時30分)。電話025-770-1173。たくさんのパンフレットを無料で自宅へ送っていただきました。登山中は、「カタクリ&トレッキングマップ」、街歩き中は、「六日町あるきMAP」を持ち歩き、大変役立ちました。担当者の方には、大変お手数をかけ、ありがとうございました。お陰様で、楽しい山歩きと買い物ができました。

※公共交通機関を利用する場合は、東京駅から上越新幹線越後湯沢駅まで約1時間15分、上越線に乗り換えて約20分。六日町駅より薬師尾根・城坂コース登山口(鳥坂神社)まで徒歩約20分約1.6㎞。 

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フォトギャラリー:68枚

鳥坂神社駐車場入り口の様子。六日町大橋を渡り信号を左折し、約30m先を右折。道なりに約200m。水洗トイレに寄り8時21分出発し、林道を城坂コースへ進んで坂戸山を目指す。

陽射しが当たっていないので、カタクリはまだ休眠状態。家臣屋敷跡付近。

陽射しが当たる場所は、カタクリがお目覚め。

エゾエンゴサク。

これは珍しい。ミチノクエンゴサクだそうだ。

カタクリの花は閉じたまま。

キクザキイチゲもお目見え。

藩主上杉景勝と家老直江兼続生誕地の石碑。

白いキクザキイチゲ。

ショウジョウバカマ。

日向に出ると、カタクリの花が咲き出している。

眼下には六日町の街並みが一望。

陽射しが当たって花が開いて来ている。

一本杉。

城坂コースを進む。急登が始まる。

青色のキクザキイチゲ。

ズーム。

登山道が整備されていて助かる。

咲き出したばかりは淡い桃色のイワウチワ。砂防堰堤の手前進行方向右斜面上部。

次第に白色になるそうだ。

これはイカリソウ。

ズーム。

雪渓とカタクリ。

イカリソウも多い。

エンレイソウも群生。

花をズーム。

登山道は、雪渓沿いにある。一箇所だけ、約10mは雪渓上を歩くが、ゆっくりと進めば滑らない。

ここにもエンレイソウ。

イカリソウも多い。

ズーム。

花弁が反り返って来ている。

カタクリは、麓から山頂まで長く見ることができる。

タムシバの白色が鮮やかだ。

イワナシの花。

もう一枚。

10時30分坂戸山山頂にやっと到着。標高は634m。東京スカイツリーと同じ。

建物は富士権現社。緊急時は避難場所として使用できるようになっている。

360度の大展望を楽しむ。これは守門岳かな。

時計回りに山座同定していくと、すぐ目の前には八海山。

中岳方面。

金城山。巻機山はこの後ろ。

谷川連峰方面。

苗場山方面。

冠雪している山は、左は妙高山と右は火打ヶ岳。

ユキグニミツバツツジが多い。

手前にカタクリの花を入れて奥は八海山をパチリ。

富士権現社の東側斜面にはショウジョウバカマ。

花の蜜を吸いに来たチョウが休んでいる。我々も昼食・休憩後11時40分下山開始。

ユキグニミツバツツジが多い。

ズーム。

やっと思い出した。君の名はエチゴキジムシロ。

タムシバが大変多い。

タムシバの白い花が青空に映える。

振り返って坂戸山を見上げる。

登山道は、階段が延々と続く。

茂みの中にはイワウチワ。

ほんとうにタムシバが大変多い。

イワウチワ。

ユキグニミツバツツジ。

咲き出したばかりのイワカガミ。

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登った山

坂戸山

坂戸山

634m

よく似たコース

坂戸山 新潟県

春の花に彩られる、六日町のシンボル的な山

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間15分
難易度
★★
コース定数
14
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