行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
万松院(11:40)清水山(12:15)有明山(13:20)分岐(425m/13:40)鶴翼山(14:15)久田道(45m/14:40)万松院(15:05)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
厳原港は韓国人観光客で賑わっており、白嶽の韓国人登山者にも納得がいく。駐車場が見付からないので、「下山したら、宋家菩提寺の万松院を見学するから」と山門前の駐車場に車を停めて歩き出す。
市街地を登って行くと『清水城址入口』の案内板が在り、山道を探し当ててほっとする。山頂から南東に伸びる尾根の上に三ノ丸、二ノ丸と存在した由で、歴史を感じさせる石垣が尾根の上に続いている。緩い登りにも拘らず息が切れて体が重い。「先週の四国山行で12時間歩いてから1週間たっているのに、まだ回復していない」と不満に思いながら清水山頂を踏む。
山頂から成相山の南斜面をトラバースして西へ進む。道が奥多摩の登山道に比肩するほどに踏まれているのに合点がゆかない。しばらくすると後方から女性の声が聞こえて次第に近付いてくるようだが、325m鞍部へ上がって持続可能な出来るだけ早いペースで歩いているうちに聞こえなくなる。
鶴翼山分岐から一登りすると緩勾配のゆったりした落葉樹林の尾根道になり、韓国人の若者が下山してくる。15人の大人数で、「白嶽も有明山も、登山道が確りしているのは韓国人登山者の働きだ」と、やっと気付く。
やがて赤い実が目立つ藪が広がり、草原が開けた有明山頂に着く。茅戸の山頂からは眺望が開け、対馬最高峰の矢立山が裾を広げて大きく見えている。陽射しが無くくすんでいるのが惜しまれる。下山に移ると韓国パーティーが登って来る。手に手に弁当を下げた若い女性が先頭で、ザックを背負っている人は何人も居ない。最後尾は「厭々ながら皆に付き合った」という感じの疲れた足取りで、「頂上で弁当が待っているよ」と声を掛けたくなる。
案内書には「荒れている」と書かれていたので決断しかねていたのだが、分岐を久田道への道へ入る。落葉に埋もれ至る所を猪が掘り返してほとんど歩く人が居ない感じの道となるが、赤や黄色のテープが続いている。やがて檜と雑木林の境目を行くようになり、240mの小ピークをチェックして下降を続ける。鶴翼山の最高点と思しきP190にピンクのテープを取付けて先へ進むと道形が消えるが、如何にか標高点172mに辿り着くと岩が在り、白テープが現れる。
下山道が見付からないので地形図をじっくりと眺め、少し登り返して元へ戻り、溝状の道を辿るとヒノキの間伐材が塞いで進むのに難儀する。見失わないようにと適当に歩いて行くと先人が歩いた形跡があるのに気付き、「これが久田道へ下る登山道に間違い無さそうだ」と気を強くする。コンターの間隔が空いた標高75mの小広場を確認してなおも溝を辿り、土が緩んで浮石が散乱する落葉に埋もれたグチャグチャの道を下って行くと樹間から民家の屋根が見えて見捨てられた墓石が現れ、直ぐにアパート前の広場に飛び出す(14:40)。
一息入れて海岸の道へ降り、万松院へ向かう。
みんなのコメント