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日本千山 1062/1357

青松葉山( 東北)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

曇後雪

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

松草橋(7:35)尾根取付(9:05)稜線(1145m/10:20)鞍部(1148m/10:50)青松葉山(11:45~12:05)p1190(12:50)市境峠(13:10)松草橋(14:15)

コース

総距離
約19.4km
累積標高差
上り約834m
下り約832m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 青松葉山は岩手県では登山道の無い数少ない山の1つで、積雪期に登ろうと数年前から登頂の機会を狙っていた山だ。国道106号線から松葉沢沿いの林道を宮古市と岩泉町境の峠まで上がり、なだらかな尾根を辿ってp1,190へ登って鞍部へ下り、南西尾根から山頂へ登る計画を立てる。
 
 区界峠の道の駅にテントを張って岩手最初の夜を迎える。期待に反して深夜でも車の通行があり、頻繁に目が覚める。

 山田線松葉駅の先で枝道に入って行くと橋の工事中で駐車スペースが見付からず、少し戻った路側帯に車を停めようとして側溝の軟雪に嵌まってしまう。前進や後進を繰り返すうちに二進も三進も行かなくなり、万事窮して「今日は、1日、車の脱出で潰れてしまうのか」と泣きたくなるが、冷静になって状況を判断し、雪とタイヤの間に滑り止めの石片を敷き込んで何とか脱出に成功する。
 新聞配達の小父さんが「山登り? 何処」と声を掛け、「青松葉山です」と答えると「遣るもんだね!」と感心する風で、駐車場所を教えてくれる。
 林道にはスノーモービルの轍が凍結しており、スキーが潜らず労少なく歩く(2.8㎞/時)。山肌の雪はまあまあの量で、「蛇行して峠まで上がるのは得策では無い」と、ヘヤピンカーブの所(805m)から沢の源頭へ入って1,190m峰の南西斜面を登る。
 途中で2本目を立て、標高1,145mで稜線に出て青松葉山と初対面する。落葉樹林に覆われた穏やかな山で、山頂の10本ほどの針葉樹が黒々としてヤンチャ坊主のような印象を与える。雲は低いものの視界が良好なので、p1,190を踏まずに東面を鞍部へ向かって水平にトラバースする。積雪は1mほどと思われ、ブナの純林を山頂の肩まで登ると深雪からクラストした雪面に変わり、トドマツの生えたひっそりと静かな山頂に着く。
 この頃から雪が降り始め、早池峰山の姿が見えなくなる。「トレールが消える前に下山しなくては」と山頂に別れを告げ、シール滑降して鞍部へ戻る。「登路の笹の出た尾根では滑降を楽しめない。峠から林道を滑って楽しもう」と考えてP1,190へ登り、西へ進む。この付近の尾根は落葉樹に覆われただだっ広い平原状で、視界不良の時は目標となる物が無く恐くて行動出来そうにない。
 P1,156南面の廃林道を経て峠へ下り、シールを外して滑降に移る(13:30)。氷化した轍はぐんぐんスピードが出て、1時間も掛からずに車に戻る。
 盛岡へ戻る途中、兜明神岳の姿に見惚れて写真を撮っていると、「もう降りたの!早いもんだー」と、新聞屋の小父さんから声を掛けられる。

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装備・携行品

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登った山

青松葉山

青松葉山

1,365m

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