行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
林道(10:25)稜線(11:20)父ヶ岳(11:40)鞍部(255m/13:00)七ッ岳(14:00)鞍部(15:15)林道(15:45)車(16:05)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
落葉や枯枝の多い蜘蛛の巣が張った道を歩いて行く。倒木や蔦が煩くなった付近で右下の沢へ下りて右岸の廃道らしいのを進み、右俣に導かれて急な涸れ沢の左右岸を適当に登る。人が歩いている形跡がほとんど無い左岸の道と出合って辿ると標高250mから尾根を回り込むトラバース道となり、沢に突き当たって道が終る。
浅い涸れ沢に青や赤、白いテープが散発的に続いているのに元気付けられて尾根の背へ直上すると、明瞭な切り開きが現れる。右方へ少し登ると三叉路の小ピーク(350m、11:25)が現れる。10mほど先に白い道標があるのに気付き、近付いて見ると『七ッ岳』と書かれている。緊張から解放されて父(てて)ヶ岳山頂を目指す。
急坂の登りにはテープが賑やかに続き、「下りに滑らないように」と急斜面の木の枝を時々ストックで払い除けて掃除しながら照葉樹の落葉や枯枝をパキパキと踏んで登る。前方が明るくなり、サルトリイバラを踏みつけ馬酔木の枝を押し分けて山頂を踏む。北西面の木が伐採されて視界が開け、複雑に入り組んだ海岸線と思いの外広い平野部(五島市三井楽町)を擁する福江島の姿を目にする。南には、馬酔木の上に七ヶ岳が鋭いピークの先端部を覗かせている。
大休止して三叉路へ戻ると、藤山君が「七ヶ岳へ縦走しようか。行きたいだろう?」と誘いを掛け、二つ返事で「行こう!」と左の尾根へ向かう。無いと思われた両山を繋ぐ尾根道が存在するようなので、縦走出来れば願ったり叶ったりと言う次第だ。
一旦車へ戻ってから公園登山口へ回って七ヶ岳へ登る予定だったので、奥さん手作りの弁当を車に置いてきたのだが、「水は大丈夫だし、食料は饅頭が2個あるので何とか凌げるだろう」と考える。
尾根の背にはっきりした道が通じている。275m鞍部からは登山道が南面の谷へ下っているようだが小木が生えて塞いでおり、歩く人は居ないと思われる。P354を越えて最低鞍部へ急降下すると立派な『父ヶ岳 七嶽神社 七ヶ岳』の道標が立っている。
鞍部で一休みして、「予定通りだな。4時半には下りれるだろうから、鬼岳(おんたけ)にも何とか登れそうだね」と腰を上げる。なだらかな尾根を半分ほど進むと小ピークが次々と現れる。P9:350m、P8:355m、P7:385m、P6:390m、P5:400m、P4:430m、P3:425m、P2:425m、そしてP1が三角点峰431mという具合だ。
切り立った狭い七ヶ岳山頂で真夏を思わせる陽射しを浴びて大休止して引き返し、鞍部から巨木コースに入って七嶽神社奥殿へ出、長い石の階段を下って七嶽神社へ下山する。