行程・コース
天候
6/9-16 午前中は晴れるものの、午後から一時的に雷雨
6/17-20 晴れ(午後は特に気温が上昇)
※ 日本の夏山登山と同様、夏の午後は雷雨が多いと聞いたので、雷雨がなく、トレイル上の雪もなくなるこのタイミングを選んだのですが、実際には毎日雷雨が続き、トレイル場もいくつかのセクションは雪がかなり残っていました。今年のGR20は少し異常気象だったようです。
登山口へのアクセス
その他
その他:
北側のトレイルヘッドはCalenzanaの街外れにあるため、①Calenzanaに前泊して宿から歩く、②近くの街Calviに前泊してタクシーを利用する、③BastiaからCalviに朝一の電車で到着してタクシーを利用する、が考えられますが、私たちは①でした。
この登山記録の行程
[トレイルタイプ] Point-to-point
[距離] 180 km
6/7 Nice to Bastia(フェリー)
6/8 Bastia to Calenzana(電車)
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6/9 Calenzana to Refuge d'Ortu di U Piobbu <Stage1>
6/10 Refuge d'Ortu di U Piobbu Refuge de Carrozzu <Stage2>
6/11 Refuge de Carrozzu to Refuge d'Asco Stagnu <Stage3>
6/12 Refuge d'Asco Stagnu to Refuge de Tighjettu <Stage4>
6/13 Refuge de Tighjettu to Castle de Vergio <Stage5>
6/14 Castle de Vergio to Refuge de Manganu <Stage6>
6/15 Refuge de Manganu to Refuge de l'Onda <Stage7,8>
6/16 Refuge de l'Onda to L'Alzarella (Vizzavona) <Stage9>
6/17 L'Alzarella (Vizzavona) to Relais San Petru de Verde <Stage10,11>
6/18 Relais San Petru de Verde to Refuge d'Usciolu <Stage12>
6/19 Refuge d'Usciolu to Refuge d'Asinau <Stage13,14>
6/20 Refuge d'Asinau to Conca <Stage15,16>, ConcaからPort-Vecchioまでバスで移動
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6/21 Port-Vecchio
6/22 Port-Vecchio
6/23 Port-Vecchio to Bastia(バス)
6/24 Bastia
6/25 Bastia
6/26 Bastia to Livorno(フェリー)
6/27 Livorno to Florence(電車)
*1) Point-to-point trailのため、ハイキングに必要ない荷物を出発地点のホテルに預け(今回はBastia)、ハイキング終了後に取りに戻る必要があります。
*2) 当初14日間でConcaまで歩き、Concaのキャンプ場に宿泊して、6/23のバスでBastiaへ戻るというプランでしたが、結果的に12日間で歩ききったため、Port-Vecchioで3日間宿泊することになりました。
コース
登山記録
行動記録・感想・メモ
[概要]
ヨーロッパで最も難しいトレイルのひとつと言われるGR20(フランスのコルシカ島)に挑戦してきました。
総距離180km、累積上昇距離15,500m、累積下降距離15,800mと長いだけでなくアップダウンも多く、ハイキングというよりは毎日が山登り。
180kmを16のステージに分けてコルシカ島を北西から南東に縦断するこのロングトレイルを私たちは北から南へ12日間かけて歩きました。
[トレイル]
見える範囲で次のマークがされており、よく整備されています。
[売店・レストエリア・トイレなど]
各ステージごとに設置されている山小屋では到着後に予約すれば食事をとることもできるし、併設されている売店でパン、チーズ、サラミ、飲み物なども購入可能。
どのキャンプ場でも簡易トイレやシャワーが利用できます。たまに水シャワーもありますが。
[蚊]
テント場やハイキング中も蚊はいませんでした。
[感想]
GR20をハイキングするベストタイミングはいつかを調べた結果、1.トレイル上の雪がなくなり、2.天候が安定している、3.ハイシーズンで混雑する前の、6月に決定。
ところが実際には例年と異なり、一部のトレイルにはまだ多くの雪が残っており、午後になると激しい雷雨があり、ハイカーがかなり多いことで快適なテントスペースは毎日早い者勝ち。
私たちは基本すべての食事を持参したため、最初の数日は荷物の重さと岩場のアップダウンに苦しめられ、荷物が軽くなり始めた後半も日が昇ると暑さに苦しめられ、これまでに挑戦してきたトレイルの中でも間違いなく最もきついトレイルのひとつでした。
最初の8日間は午後になると決まって激しい雷雨があったこと、日が昇るととても暑くなったこと、そして快適なテントスペースを確保したかったこと、などから毎朝6-7時にスタートして、お昼過ぎには次のキャンプ場に到着するようにしました。それでも毎朝テントから外に出てみると、キャンプ場に残されたテントは自分たちのテントを含めて残り少ない状況でした。
毎日の景色は素晴らしく、コルシカ島に幾重にも連なる山々、山の上から遠くに望む地中海、透き通るようにきれいな川や湖、そしてなによりも毎日ハードな道を歩ききったという達成感が得られる最高のトレイルでした。
また、ハイキングだけでなく、ハイキング前後のアクセスや宿泊などを含めたプランニングもとても楽しめた、思い出に残るトレイルになりました。
[YouTube]
このトレイルのハイキング動画をアップしていますのでぜひご覧ください。
https://youtu.be/dLgJzqXiUMU
フォトギャラリー:25枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | フリース | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ |
ショートパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | サンダル | バックパック |
サブザック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | 腕時計 |
修理用具 | 医療品 | ロールペーパー | 行動食 | トレッキングポール | テント |
シュラフ | シュラフカバー | テントマット | スリーピングマット | ストーブ | 燃料 |
ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
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