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雪とイワナ 只見川水系叶津川支流木ノ根沢

木ノ根沢( 東北)

パーティ: 1人 (mahae さん )

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行程・コース

天候

晴れ
最高気温32度

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 通常は浅草岳登山口の駐車場が利用可能だが、まだ道路が冬季閉鎖中だったため、バリケード手前の駐車スペースに駐車。

この登山記録の行程

1日目/駐車スペース(10:20)・・・入叶津登山口(10:30)・・・木ノ根沢橋(11:45)・・・テン場(12:15)昼食・テント設営等・・・イワナ釣り・・・夕食準備(16:00)夕食・就寝(19:00)
2日目/起床(5:30)朝食・・・終日イワナ釣り・・・就寝(19:00)
3日目/起床(5:30)朝食・・・テン場出発(8:20)・・・木ノ根沢橋(8:50)・・・地元の方の車で送ってもらう・・・駐車スペース(9:45)

コース

総距離
約13.9km
累積標高差
上り約182m
下り約176m
コースタイム
標準5時間40
自己5時間40
倍率1.00

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

【1日目】予定よりも遅れてスタート地点に到着。関東から南会津に行くにはなかなか時間がかかりました。
冬季通行止めの情報があり、素直に通行止め看板の前で駐車。先行車が2台あり。支度をしているともう一台車が到着。釣り人かと思いきや、自転車で行けるところまで行くという。写真を撮りながらの日帰り自転車旅だそう。
約1時間半ほど、工事中の舗装道路を歩く。工事中と言っても道路は完成しており、何の危険もない。道端にはふきのとうがたくさん生えている。食べ頃はとうに過ぎている感じ。
とにかく暑いが、トンネルの中がひんやりして涼しく快適。自転車が2台置いてあるのを見かける。多分釣り師。本流で楽しんでいるのだろうかと思っていると前から2人の釣り人が。尋ねると、やはり本流とのこと。その後、また自転車で追い越していった。
長〜いトンネルを抜けると木ノ根沢橋。橋の袂から沢に降りる。ゼンマイ採りのための道とのことで、道ははっきりしているが、1箇所沢が入り、ロープを使って降りるところがあった。さらに、途中から雪のために、踏み跡が分からなくなり、川の中を歩いて行くことに。雪代が入っているのだろう、足が切られるように冷たい。3回ほど渡渉して、テン場を決めた。平坦なところはいくつかあったが、どこも雪に覆われていて、とてもテン場にはなりそうもなく、決めた場所も、川から少し離れた雪が溶けた狭い場所だったが、小さな沢水が流れ込むところがあり、水を確保するには便利な場所なので、ここで良いことにした。
テント等を設営してから釣りに出かけたが、水が冷たく、長くは水の中に居られず、私は早々に切り上げてしまった。相方は夕方4時頃まで粘り、3匹釣り上げて帰ってきたので、めでたくイワナの天ぷらを夕食にいただくことができた。その他、来る途中の農産物販売所で購入したコシアブラとこごみの天ぷらに、定番のじゃがりこポテトサラダ。陽が沈むと急に寒くなったので、早々に就寝。
【2日目】夜は思ったほど寒いこともなく熟睡。朝はそうめん。
陽が差してくると一気に雪が溶け出す。焚き火の周りの笹が立ち上がってしまい、危ないので、笹を刈り込んだ。
水が冷たいからと、釣りに行かず、ラジオを聴いていたが、日向にいると暑いくらいなので、釣りに出かけようとしたところで、先に釣りに出かけていた相方が戻った。上流へ500mほど行ったところで雪渓があり、先へ進むことは諦めたとのこと。やっぱり1ヶ月早かったかなと思いながら、釣りに出かけた。水は冷たいけれど、暑いせいか昨日ほど辛くはない。下りながら釣り進み、6尾ほど釣ったところでお腹が空いたのでテン場へ戻る。小さなイワナはリリースをし、残りは沢水の溜まりに活かしておいた。弱っていた1尾だけ夕食にいただくことにする。テン場で見つけたこごみを天ぷらに。
今日も夕方から一気に冷えてきたので、早々に就寝する。夜中に目が覚めたので、テントの外に出てみると、満天の星。昔の人はこんな夜空は当たり前だったんだろうな。
【3日目】下山するのが名残惜しいが、下山報告をしないと捜索願いが出されてしまうので帰ります。
朝食のそうめんを食べてから片付けを始める。最後に活かしておいたイワナをリリース。3尾ともあっという間に川の中に消えていった。テン場を春らしく彩っていた木の芽などの写真を撮り、出発。水場にしていた小さな沢をたどってゼンマイ道に出た。ピンクテープを探しながら道を見失わないように進む。帰りは余裕があるので、立ち止まっで花の写真をたくさん撮る。来た時よりも雪が溶けているのがはっきり分かる。あっという間に木ノ根沢橋に到着。名残惜しいので、橋の上から沢の写真を撮った。
長いトンネルを歩いていると前から軽自動車が走ってくる。3人ほど乗っているのがわかった。トンネルを抜けてしばらくすると軽自動車が戻ってきて、また追い越していき、少し先で停車した。一人は地元の方で後の二人は埼玉からとのこと。叶津川で石を探すのだそう。そういえば、来る時にも川の中で何かを探している人を見かけたっけ。そんな話をしているうちに、車に乗せていってくれるということになり、ありがたく駐車スペースまで乗せていただいた。何かお礼をしたかったが、何も受け取ってもらえず、「また来て下さいね」とのこと。本当に有り難かった。今度は季節の良い時に来たいと思う。

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